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町田さんのコメント: 点数順

★4また逢う日まで(1950/日)異様なメロドラマ。<超私的今井正論その一:今井正は耽美主義者である> [review][投票(2)]
★4ドラゴン怒りの鉄拳(1972/香港)人界の龍。俺が求めるヒーローはここにいる。 [review][投票(2)]
★4シティ・オブ・ゴッド(2002/ブラジル=仏=米)地球は青く、俺に出来ることは何もない By デビッド・ボウイ [review][投票(2)]
★4彼岸花(1958/日)ハッタリめいた画面、「矛盾」に着目したストーリも然ることながら、浪花千栄子高橋貞二が登場するシーンの必要以上に面白いこと! [review][投票(2)]
★4早春(1956/日)しょぼくれた池部良笠智衆に見えてくるそれが小津マジック。 [review][投票(2)]
★4座頭市関所破り(1964/日)So Long Dad. [review][投票(2)]
★4くちづけ(1957/日)全ての移動スピードが恐ろしく速い。そのスピードは壁や階段、ローラースケートなんて小道具よりかずっと象徴性に富んでいる。画面はまるっきりイタリア映画で主題曲もそう。後に”日本的なるもの”に接近していくことになる増村保造の非常に興味深い原点。[投票(2)]
★4座頭市血笑旅(1964/日)決闘、決闘で飽きていたところにこの企画は巧い。商業的ヒット作だが媚びたところは全く無く三隅研次牧浦地志コンビの名人芸を堪能出来る。田園の案山子に向かう市を捉えたロングショットは瞼に焼き付いている。[投票(2)]
★4悪名一番勝負(1969/日)朝吉は人を殺さないはずじゃぁ?とか、清次は何処へ行った?とかツッコミ所は多々あるがこれだけ圧倒的なマキノの演出力を見せ付けられては頷かざるを得ない。大映の監督が十人束になって掛かってもこの安田道代は描けないだろう。[投票(2)]
★4日本侠客伝 刃(1971/日)日本侠客伝』+『無法松の一生』+『人生劇場 飛車角と吉良常』+『昭和残侠伝』。しかも笠原らしく史実に基づいている。でも最大の見所は空手家タクボンのトビ蹴りに尽きます。 [review][投票(2)]
★4血と砂(1965/日)その明るさが時に哀しく時に壮絶に響く主題曲「聖者の行進」、中盤で演奏されるBLUENOTE入りの唱歌などに痺れまくり。JAZZとかBLUESと呼ばれるもの本質をこれ程正確に捉えた日本映画は他に無いだろう。伊藤雄之助の葬儀屋(童貞?)や団令子のノーメイク演技も必見。 [review][投票(2)]
★4僕のスウィング(2002/仏=日)チャボロ・シュミットらが本当に愉しそうに演奏しておりそれを見守る少年とスウィングもまた幸せそうでなんというか羨ましくてどーしようもなくなる。 [review][投票(2)]
★4大菩薩峠(1957/日)「完全なるミスキャスト」という第一印象が刻一刻と覆されて往く快感。知恵蔵の劇画的立ち居振舞い・存在感に脱帽。月形龍之介、中村錦之助のハマリ具合も凄い。ただテンポはもう少し緩めでも良かった。[投票(2)]
★4ゲロッパ!(2003/日)コミットメンツ』同様、様々に交錯する「リスペクト」の精神が全て「ホンマモン」であったので、ゲップが出そうなキワキワのストーリも「祭りじゃボケ」と全肯定する気になれる。「大衆娯楽としての邦画」の復活を予感させる会心の一作。キャスティング(岡村以外)、選曲(主題歌以外)共にセンス良好。[投票(2)]
★4白と黒(1963/日)堀川弘通は、黒澤や鈴木英夫や須川栄三のような画力は持ち合わせていないが、その分堅実で安定感がありとても理解し易い。真に大衆的な映画作家だったと云える。[投票(2)]
★4現金に体を張れ(1956/米)所謂「傑作」には「世紀の傑作」と「発掘された傑作」とがあるがこれは後者の代表。時間軸の操作は写実性論理性追求の副産物と思われるが「必要は発明の母」とは良く言ったものだ。 [review][投票(2)]
★4絞死刑(1968/日)無責任上司、小役人、権威の犬、虚無医師、法務官僚、宗教道徳家がR少年を取り囲んで繰り広げる寸劇の馬鹿馬鹿しさと製作者の誠実さは比例するのである。国家(の安定及び納得)の為に行われる殺人として死刑と戦争は同義である、って論理に痺れた。ただ本職でないにしても石堂淑朗の教誨師の演技は酷過ぎた。[投票(2)]
★4TATTOO〈刺青〉あり(1982/日)母との関係をクローズアップしたのが最大の功績。宇崎演ずる犯人の想いや動機は論理的かつ明解に纏められている。「難解な映画は嫌い」と云き切る伴明監督ならではの実録犯罪エンターテイメント。印象的な画も多数。 [review][投票(2)]
★4娘・妻・母(1960/日)加齢に金に現実って厳しいね。女性ってのは結局のところ娘・妻・母のいずれか一つにしかなれないのだろうか。三益愛子の母演技は何時見ても胸に迫る。屈託ない団令子の娘ぶりにも好感。[投票(2)]
★4黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960/日)東宝の松本清張映画化第一回作品。本作で味わえる邦画ファン的快感とは橋本忍の前経歴に対する共感などでは全く無く、「社長」シリーズ他でいい加減なそして極平凡な中堅サラリーマンを演じてきた小林桂樹が、突然深刻な事件の渦中へ巻き込まれ [review][投票(2)]