★4 | 当然のごとく傑作。魔法のような瞬間がいくつもある。飛び抜けたデザイン感覚とアメリカ映画界屈指の演出力を持つアンダーソンだが、それ以上に貴重なのは「アクション」の奇跡を探求しつづけるその姿勢だ。アクション映画こそが「映画」である、その力強い宣言に私は涙する。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★4 | 車両の断面を横移動しながら時空間を飛び越えて見せる、そのワンカット(?)内にナタリー・ポートマンもビル・マーレイも、人食い虎をも登場させてしまう、といったアイデアを発想することには驚かされないが、しかし、これほど見事に画面で提示されてしまうと感動せずにはいられないじゃないか。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★3 | 狭い場所と左右対称の構図への特殊な偏愛がこの作家にある。本作と『ライフ・アクアティック』を観ただけの印象で語るのは気がひけるのだが、列車と船というキャメラを据えるには少し難儀な背景を殊更設定したがるこの嗜好には、当然ながら映画作家としての矜持があるはずだ。 [review] (ジェリー) | [投票(3)] |
★5 | 趣は違うが、これほど素晴らしいスローモーションの走りを見たのは『炎のランナー』以来かもしれない。 [review] (ナム太郎) | [投票(3)] |
★3 | 狭い乗り物の中に押し込められた三人兄弟。画的にも三人がワンショット内に押し込められた構図が基本。離れた場所にいる兄弟の方へカメラがパンする際も、距離感が生じるのを避けるかのように素早くパンする。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★5 | 発車してしまった電車に飛び乗ろうと走るビル・マーレイ、しかし走れどもなかなか電車に追いつけず、 [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(3)] |
★4 | 線路という定められた道がありながら迷子になる急行列車。すぐ迷う、すぐ止まる、降ろされる。狭くて逃げられない。しかし、脱落したとしても荷を捨てて全力で追いすがる者達には優しい速度。そして列車(人生)は確実に前に進んでいく。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |
★3 | オープニングとエンディングが最高。そして劇中何度となく使用されるズームインがダサかっこよくて好きだった。 [review] (づん) | [投票(2)] |
★3 | オーエン・ウィルソンがいい。脚本や演出、撮影といったプロダクションの質も高い。だがこの映画がその出発点から到達点に至るまで、コメディであることを(無意識的にか)志向しているが故に、それが枷として見えてしまう。突き放した写実的なおかしみに達していないといおうか。 [review] (shiono) | [投票(1)] |
★4 | 最も長い旅路は、自分の心に向かう旅路である [review] (巴) | [投票(1)] |
★4 | もちろん本編も楽しかったが、なにより衝撃の短編『ホテル・シュヴァリエ』 [review] (プロキオン14) | [投票(1)] |
★4 | おそらくNYが舞台でも、アンダーソンは同様に描く。しかし都会人には遠い遠い異国の地を舞台にして、兄弟が「やらねばならんこと」を徐々に噛み締めていく姿が実にエキゾチックで絵になる。たぶん曲にも詩にも小説にも絵本にもなるよ、この絆は。 [review] (ナッシュ13) | [投票(1)] |
★4 | 現代風の行き過ぎた合理主義や個人主義の中にどっぷりつかった人間たちが織りなす兄弟愛に安堵してホロリ。少し人生前向きに考えさせてくれるストーリーで好きです。 (しゃけはらす) | [投票(1)] |
★2 | 『ライフ・アクアティック』 に引き続きさすが ウェス・アンダーソン 監督、衣装に小物、色彩に音楽に抜け目なくこだわってる上、私の好みど真ん中♪だけどおしいかな、脱力系過ぎて退屈。他人から見たら意味不明なやりとりは家族の中で確かに存在するけどねえ… (リア) | [投票(1)] |
★2 | 意外と高い得点にえっ、ですが。オープニングとエンディングは良かったが、真ん中は面白くない。映画というより、TVドラマの撮影。単なる金持ち息子たちの訳が分からない(この辺が得点の分かれ目でしょうね)道中記でした。 (KEI) | [投票] |
★3 | この題材で90分に収めてるところが禁欲的でいい。ロードムービーはともすれば必要以上に長くなりがちだ。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | クスクス笑える、かわいいヤツらの旅。毒蛇は残念でした。84/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 三兄弟がインドを旅するというお話なら、もっと面白いエピソード満載に楽しませてくれても良さそうなものだが、これじゃ退屈。現実はそんなものかもしれないけど、これは映画だしね。
[review] (青山実花) | [投票] |
★4 | 音楽、小物、人物などなど、ウェス・アンダーソンらしくてうれしく楽しい。 [review] (うさぎジャンプ) | [投票] |
★3 | 3.5点。このゆる~い雰囲気好きです。 (KZKK) | [投票] |
★3 | 内容で私の心に響くところはなかったけれど、魅力的な技法、それぞれの個性とこだわり、画の色、カラッとしつつほわ~んともした空気、そして何よりシャンゼリゼが好き! (あちこ) | [投票] |
★3 | 重荷を振り捨て、共に列車に飛び乗る兄弟。その顔はキズだらけだが、表情はその足のようには軽やかだ。計算された色彩とカメラワーク、間。 (chilidog) | [投票] |
★4 | ビル・マーレイ・・・。 (バーンズ) | [投票] |
★4 | 人生という旅は旅程表通りにはいかない。だから、寄り道することになっても途中下車しても気にしない。過去の荷物が重かったら投げ捨ててしまえばいい。同じ列車に乗るもの同士、一蓮托生なのだから。[シネカノン有楽町1丁目/SRD] (Yasu) | [投票] |
★4 | 観終わった後、おばちゃん二人組が「男の子の兄弟って良いわねぇ」「ねぇ!」って言っていた。まったくその通りだと思った。 [review] (Soul Driver) | [投票] |