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★3 | あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | 基本的に音楽がしつこい北野監督作品。この作品も例外でないが、それを完全に補う映像の静かなる力がみなぎっている。大海原、静寂、そして男と女の距離感が、この作品を秀作へと押し上げている。 | ジェリー | [投票(1)] |
★1 | 子猫物語(1986/日) | この作品を批判することは簡単だ。が、後世に語り継がれる“超大作”であるとも感じる。こんなどうでもいい内容で大ヒット。動物の可愛さのみに頼り切る不変のスタイル、その潔さが逆に心地いい。しかも主題歌が大貫妙子さんと坂本龍一さん。ある意味、本物。 | モノリス砥石 | [投票(1)] |
★4 | ぐるりのこと。(2008/日) | 決して“逃げない”映画。何層にも重なる人々の機微を絶妙に描き出している点が実に素晴らしい。過ぎ去る時間が残していった足音にも似た余韻が作品全体を包んでいくような、そんな映画特有の風がゆらりゆらりと吹いている。それも優しさを兼ね備えて。 | 緑雨 | [投票(1)] |
★3 | しろばんば(1962/日) | 郷愁的な視点で観ている自分に気づいた時には、もう既にこの映画に呑まれていた。田舎道、先生とのひととき、しかも決め手に箱根八里。今ではナンセンスだろうが、これはこれで良い。いずれにしても丹念な作品だ。木下惠介監督の脚色があったからこそ、かな。 | けにろん | [投票(1)] |
★2 | 股旅(1973/日) | 信太(尾藤イサオさん)の汗がやたらと映画的。しかし編集が悪い。リズムを感じない。しかも途中の説明ナレーション、ことのほか最悪。 | 3819695 | [投票(1)] |
★3 | 涙(1956/日) | 隠れた佳作。松林をゆっくりと歩む男女、それを追うカメラ。松の向こうの空に浮かぶ雲。うーん、映画好きにはたまらない一瞬。ベーシックなドラマだけど、作りがしっかりとした一本。ラストの祭のシーンも優秀。フィルム状態が芳しくないのが残念。 | けにろん | [投票(1)] |
★2 | 細雪(1983/日) | 何度でも言います。吉永さんが出演する映画って、なんでこんなに薄っぺらいのだろう。それに市川崑監督が絡むと更にパワーアップ。室内窓の逆光を利用したソフトフォーカスタッチの画調もいい加減に飽きた。“逃げ”の映像に感じる上、そもそも効果的でない。 | けにろん | [投票(1)] |
★1 | ねらわれた学園(1981/日) | 万華鏡に襲われる悪い夢をみて、夜中に汗だくで目覚めた。そんな気分の作品。 | けにろん | [投票(1)] |
★3 | その男、凶暴につき(1989/日) | 車社会が全盛の現代だからこそ、逆に現代人は、自らの足で歩くことが原点回帰のキッカケになることを直感的に知っている。歩きは映画にも欠かせない。この刑事もよく歩く。この作品が描写する“歩き”と“凶暴性”との狭間から、この作品の映画的瞬間をみた。 | きわ | [投票(1)] |
★2 | 自殺サークル(2002/日) | 上品か下品か。この作品は確かに下品な部類に入るだろうが、たとえ下品であろうとも、それ自体は映画の良し悪しとは全く関係がない。飛び込みのシーンには、ほんの少しだけ映画特有の瞬発力が内包されていた。けれど、どうでもいい部類の作品ではある。 | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★1 | 姉妹坂(1985/日) | いいんです、いいんです。大林監督なら有りなんです。富田靖子さんの爆発的な踊りを観ることができただけで十分なんです。特に「惜春の章」で大林マジックが最高潮を迎えます。流れに身をまかせましょう。いいんです、別にこれでいいんです。 | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★2 | スウィングガールズ(2004/日) | どうして日本のスタンディングオベーションって違和感があるんだろう。そんな、どうでもいいようなことが気になった。そんな感じの作品。 | きわ | [投票(1)] |
★4 | 四畳半襖の裏張り(1973/日) | 寝苦しい熱帯夜、汗でベットリとした自分の首筋を触る感覚。指先に残るこの感覚が、この映画の中に生きている。ネットリとした質感表現、そして濃密な雰囲気。これらの尺度を敢えて“湿度”と言い換えるなら、この作品は邦画史上、最も“湿度”が高い映画だ! | sawa:38 | [投票(1)] |
★3 | HOUSE ハウス(1977/日) | ピアノと金魚鉢のコンビネーションに大林監督の底力を垣間見た。多分に大林監督の最初にして最後の傑作。ただし、裏ビデオならぬ“裏映画”的な傑作だけど。 | モノリス砥石 | [投票(1)] |
★2 | 天と地と(1990/日) | 映画の質は、決して人馬の数とは関係がない。こんな大事なことを教えてくれた一本。どうみても採点1点の作品だけど、出陣する兵団が城郭で決起する場面、このダークネスな映像群の陰影表現はまずまず。それで大甘の2点。 | Osuone.B.Gloss | [投票(1)] |
★1 | 赤頭巾ちゃん気をつけて(1970/日) | 最後まで観た自分を褒めてやりたい。何から何までダメな作品。初っ端の電話シーンから「これは完全にダメ映画だ」と感じさせてしまう程、そのレベルは高い。下手な演出、下手な演技。この作品の存在価値は基本的に無い、と思う。 | sawa:38 | [投票(1)] |
★1 | あずみ(2003/日) | もうこういう映画は要らない。上戸さん関係者またはファンだけが観れば十分。 | わっこ, ノビ | [投票(2)] |
★1 | アントニー・ガウディー(1984/日) | 他人の旅行のビデオを見るのは退屈だ。はっきり言って見たくない。しかし迷惑なことに自分の旅行のビデオを見せたがる人は結構多い。中には音楽まで入れる凝った編集をする人がいて、それが趣味のオジサンもいる。勅使河原監督もそんなオジサンの仲間入り? | ゑぎ | [投票(1)] |
★1 | 英二(1999/日) | どうせならもう少しやっちゃって、いっちゃってくれていれば、後年、カルトムービーに昇格できたであろう作品。要するに極めてダメな作品。 | けにろん | [投票(1)] |
★1 | 映画女優(1987/日) | しっとりとした映画にみせておいて実は上擦っている、要するに表面的な作品であり、見応えがない。吉永小百合さんが主演する作品全体に言えることだけど。 | けにろん | [投票(1)] |