ツベルクリンさんの人気コメント: 投票数順(5/6)
人気コメント | 投票者 | |||
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ぐるりのこと。(2008/日) | 配役、法廷画家という切り口、ダラ〜っと進むようでまとまっている脚本など、技巧的なスバラシサは多々あるが、社会を賑わす事件と我々が切り結びながら、個人と夫婦でどう関係性を蘇生させるかという面倒な問題を描いてやろうという野心と成功を祝したい。 | けにろん | [投票(1)] | |
M★A★S★H(1970/米) | ベトナム戦争の只中につくられた映画。「戦争」のリアルさの文脈の中において見ることができるかどうかの試金石のような作品。戦争を避けたがる人よりもしたがる人のほうがよほど「平和ボケ」なのだということ。 | けにろん | [投票(1)] | |
アポカリプト(2006/米) | なぜマヤ文明??これでは多少舞台設定が変わった逃走・追跡劇に過ぎない。又は「密林の中でのマラソン大会、命の危険つき」とでもいおうか。これがヨーロッパ人による乗っ取りを招く文明の内部からの崩壊の予兆として活きていれば重厚で面白くなったろうに。 | Orpheus | [投票(1)] | |
ALWAYS 三丁目の夕日(2005/日) | 展開されるのは特に時代に関係ないよくある話。本来、日本の昭和30年代を「描く」ためには〈三丁目〉の外も見なければなるまい。そこには「家庭の幸福」の追求だけでは終われない困難な現実があろう。そこに鈍感なのか目をそらしたのか。はたまた無知か。 | ダリア | [投票(1)] | |
砂の器(1974/日) | 「宿命」の背後には「怨念」があるだろう。音楽家は、観衆の割れるような喝采の拍手が、いともたやすく差別と偏見の罵声と嘲笑に変わり得ることも知っている。ただしそれは芸術を生み出す力でもある。社会性と通俗性の狭間でよく描き切っていると思うが、→ [review] | おーい粗茶 | [投票(1)] | |
ラスト サムライ(2003/米=ニュージーランド=日) | 新渡戸稲造だって武士道については何も調べずに「武士道」を書いてしまったけれど、この映画も「こうであって欲しい」という観念としてのサムライ(「日本人」では決してなく)の姿が先行している。渡辺謙はNHK大河ドラマの演技の枠を一歩も出ていなかった。 [review] | HW | [投票(1)] | |
北京ヴァイオリン(2002/中国=韓国) | 無口な少年が無心に・一生懸命にヴァイオリンを弾く姿だけでも感動的なのだ。加えて、さりげなく、しかしきちんと現代中国の「貧富の差」を描いている。人情話でもいいではないか。 | ことは | [投票(1)] | |
ハンニバル(2001/米) | レクター博士を黒いヒーローとして祭り上げてしましたいけれども、アメリカ的「正義」に照らし合わせるとそれが出来ない、というような迷いが見えて、非常にもどかしかった。 | けにろん | [投票(1)] | |
女は女である(1961/仏) | 「恋愛」って、こういう些細な喧嘩やら仲直りやらの限りない積み重ねを生きる事なのだなぁと思う、しかし普通はそれだけを描いたのでは映画にならないだろうという気がするが、これはちゃんと映画になっている。しかもかわいい。監督の方法論の勝利か。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
不滅の恋 ベートーヴェン(1994/米=英) | 「いまいち」感が残る。しかし、「歓喜の歌」の夜空=宇宙のシーンだけは、間違いなく素晴らしいと思う。人間として数々の欠陥はあっても、彼の音楽家としての偉大さを雄弁に語っている。 | Madoka | [投票(1)] | |
女人、四十。(1994/香港) | 有吉佐和子の小説『恍惚の人』の筋や一部の挿話・台詞が殆どそのまま使われている(なぜかエンドクレジットには書かれていないが……)。それはともかく、老人性痴呆問題を真正面から見つめ、軽妙ながら説得力ある映像に昇華している。演技陣も見事。 | 寒山拾得 | [投票(1)] | |
ヒューマンネイチュア(2001/米=仏) | 哲学的なテーマ……では実はぜんぜんなく、「こんな発想、面白いでしょ?」という無邪気な次元に留まっている映画でしかないのだが、この脚本家にはどんどんそんな独自の世界を突き詰めていって欲しいので☆一個おまけ。 | 埴猪口 | [投票(1)] | |
わが青春に悔なし(1946/日) | ひょっとしたら原節子や杉村春子は占領下の日本そのものを象徴していたのではないかと余計なことを考えたくなるくらい、彼女たちの力強さに感銘を受ける。 [review] | G31 | [投票(1)] | |
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米) | 主張を台詞ではなく音楽に載せたのが正解。偏見に満ちた世界での苦しみを描くのではなく、自身もそれに縛られかねない偏見を乗り越えた地点から逆に世界を見返している所に好感。マジョリティよりむしろマイノリティ自身への在り方の問いかけにもなっている。 | けにろん | [投票(1)] | |
トレーニング・デイ(2001/米) | デンゼル・ワシントンの善と悪の間を揺れる人物の演技は一級品。それに圧倒されずに踏ん張ったイーサン・ホークもいい。リアリティは文句ないが、整理不足感も残った。ともかく、「白人のアメリカ」の嘘臭い「正義」へ一石を投じようという姿勢は買える。 [review] | m | [投票(1)] | |
仁義なき戦い 広島死闘編(1973/日) | 北大路欣也を見直した(この作品に関してだけは)。凝縮され、印象深く、同時に鋭い演技。ラストの哀感も稀有なもの。前作に続いてパワー炸裂感がすごい。 | 直人 | [投票(1)] | |
2001年宇宙の旅(1968/米=英) | 初めて見た時、少し眠くなった。2度目、まったく眠くならず、ただ引き込まれた。「階層構造である宇宙での人類の位置」を考えたというから、実際の2001年を過ぎた現在でも人類はキューブリックとクラークの思考を追い越せずにいるのか。30年後の今でも前衛。 | chokobo | [投票(1)] | |
シャンプー台のむこうに(2001/英) | 笑える。すぐに消えてしまうような笑いだが。そしてそれだけの浅〜い映画。母親を中心に、誰もが決して順調な人生を歩んではいないのに、ぜんぜん深いところに入っていけないまま終わってしまう。苦笑。 | ことは | [投票(1)] | |
にっぽん昆虫記(1963/日) | 左幸子が素晴らしすぎ。歌物語風に短歌が挟まれるのも面白い。こんなに東北弁がしっくりくる映画はこれと『赤い殺意』くらいだろう。 | 直人 | [投票(1)] | |
GO(2001/日) | 考えさせられる。映画とテレビドラマの違いは何なのか。なぜならテレビドラマにしか見えないから。窪塚洋介の演技は凡庸。 | ことは | [投票(1)] |