モモ★ラッチさんのコメント: 点数順
いとこ同志(1959/仏) | これほど後味の悪い作品も、あまりないだろう。落ち込んでいる人には見せてはいけない。ポル(ジャン・クロード・ブリアリ)のような人間は、きっとシャルル(ミシェル・ブラン)のような人間を理解できないだろう(シャルルに共感) | [投票(1)] | |
未知への飛行(1964/米) | キューブリック監督の『博士の異常な愛情』と同じ年に製作されたため公開が見送られた経緯があるとか。ヘンリー・フォンダの説得力のある演技、リアリティのある展開など個人的にはこっちのほうが好みだが、ウォルター・マッソーは浮いている | [投票(1)] | |
セルピコ(1973/米) | 人は元来孤独なものかもしれないが、孤立して生きていくことは耐えられない。たとえそれが正義のため、自分の信念に従っているとしても… アル・パチーノの強がっていながらも眼を潤ませた演技がそれを物語っている | [投票(1)] | |
シャーロック・ホームズの勝利(1935/英) | アーサー・ウォントナーのホームズは、よく似顔絵で描かれるホームズの像、それにそのまま息吹を吹き込んだようだ。 | [投票] | |
ミス・マープル 動く指(1985/英) | ジョーン・ヒクソンのミス・マープルは、エキセントリックなアンジェラ・ランズベリーのそれに比べ、上品さの中に知性と含蓄の深さがあり、もちろん素晴らしいのだが、それ以上に素敵なのがあの音楽だ。愛くるしいものに出会うと、私は、有形・無形に限らず、思わず後ろから抱きしめたくなる衝動に駆られる。 [review] | [投票] | |
モンパルナスの夜(1933/仏) | ジョルジュ・シムノン原作によるメグレ警視ものでは最高傑作との呼び声も。ラスコーリニコフの如く虚無的な犯人とメグレとの緊迫した心理ドラマが見ごたえ十分。影の使い方にドイツ表現主義の影響が見られる | [投票] | |
緋色の研究(1933/英) | ホームズにしては、健康的且つ太りすぎておる。 | [投票] | |
ジェシカおばさんの事件簿 ふたつの墓の謎(2001/米) | ミステリ作家ではあるが、本職の探偵ではなく、あくまで(他人の噂話で午後のひとときを過ごす類の)好奇心で事件に首を突っ込むジェシカおばさんは、ミス・マープルの正統派継承者なので(その手の話が好きならば)安心して観賞できる。 [review] | [投票] | |
暗闇にベルが鳴る(1974/カナダ) | 電話のベルが鳴る、そのこと自体の不気味さに着目した点が斬新。それとお気に入り女優オリビア・ハッセーも出演し、マーゴット・キダーとどちらがホームベースにより近いかを競い合う。 | [投票] | |
ツイン・ピークス(1990/米) | 後先考えずにテレビ・シリーズを作るととんでもなく尻切れトンボに終わる。美しい跳躍もラストで急降下。ただ途中ぐらいまでは★5。謎が解明されるにつれ、緊張の糸も同時にほどけていった。 | [投票] | |
スパイ(1957/仏) | タイトルにはスパイとついてはいるが、アンリ・ジョルジュ・クルーゾーが普通のスパイものを撮るはずもなく、誰もそんなものは期待していない。精神病院という名の閉ざされた箱の中に様々な人間模様を出し入れすることで単調になることを回避しつつ、不気味なユーモア感覚と不安定感の表出はいつものクルーゾー節。 | [投票] | |
女相続人(1949/米) | 人を馬鹿にするとあとで手痛いしっぺ返しが来る。強いもの・弱いものの立場・上下関係なんか株価と同じく変動するもの。尻尾を踏んづけた猫に爪を立てられた経験があるならば分かるはず。 [review] | [投票] | |
マジック(1978/米) | テーマ、主演男優など、個人的には『コレクター』(ウィリアム・ワイラー版)と一卵性双生児。ウィリアム・アイリッシュ曰く、人は、何かに執着せねば生きてはいけない。 | [投票] | |
アフター・アワーズ(1985/米) | 帰りたいのに帰れない。だけど内心、帰りたくない。 | [投票] | |
ダーティハリー2(1973/米) | “おめえらなんかといっしょにすんじゃねえ”ハリーのキャラが鮮明になった続編。途中ややだれるがラロ・シフリンの音楽とともに「日曜洋画劇場」の定番として思い出深い。 | [投票] | |
針の眼(1981/英) | 極めて地味な印象は受けるが、孤島という広い意味での密室と選択を軸にしたサスペンスには引き込まれる。臨場感の醸成にかけては一級品。 | [投票] | |
心の指紋(1996/米) | 二人は目指す、聖なる山を。一人は残り少ない灯火を燃やしつくため、一人は過去の贖罪のために。そこで二人は初めて気がつく。人に希望を与えることの大切さと、人を信じることの素晴らしさを。チミノ色も程よく、復活の兆し | [投票] | |
刑事コロンボ 死者の身代金(1971/米) | コロンボが自分のことをすっぽんのようだと言うシーンがあるが、まさしくその通り。高飛車で傲慢不遜な女流弁護士が相手なだけに、爽快感も格別だ。 | [投票] | |
刑事コロンボ 闘牛士の栄光(1976/米) | コロンボの名声は、メキシコに限らず、(実際に)全世界に届いている。本作でのサンチェス刑事曰く、伝説的な刑事だそうです。 [review] | [投票] | |
刑事コロンボ 仮面の男(1975/米) | 犯人が盗聴したおかげ(?)で、コロンボのカミさんは… [review] | [投票] |