モモ★ラッチさんのコメント: 点数順
ダーティハリー(1971/米) | 時代を変えたアクション映画の古典も今見ると時代の反動で作られたのかなあとも思える。ベトナム戦争を経験して、絶対的な正義なんてありっこない、そんな屈折した心情さえも読み取れる、時代の寵児のような映画が今でも風化しないのは、ハリーの造形とアクション映画でも手抜きしない脚本故か。 [review] | [投票(5)] | |
ライフ・イズ・ビューティフル(1997/伊) | 嘘も方便。 [review] | [投票(5)] | |
ムトゥ 踊るマハラジャ(1995/インド) | 香港映画のノリとミュージカル。監督が様々な映画を「参考」にしているのはよく分かるけど、それを巧くインド風に濃く味付けするのに成功している。これを続けてしまうとルーティンに堕するのは目に見えているが、この映画にはただただ圧倒されるのみ。「ムトゥ」って言う語感も好き | [投票(5)] | |
バグダッド・カフェ(1988/独) | 金色に縁取られた映像を見ていると、魔法にかけられたような気がしてくる。細部にもこだわった作りにも感心。主題歌「コーリング・ユー」がとても作品のけだるい雰囲気とマッチしていた | [投票(5)] | |
運動靴と赤い金魚(1997/イラン) | 妹のために懸命になって走る兄。さらりと感動させてくれます。ラスト・シーン… [review] | [投票(5)] | |
お熱いのがお好き(1959/米) | Nobady’s Perfect!上手い!! | [投票(5)] | |
スワロウテイル(1996/日) | 井の中の蛙は… [review] | [投票(4)] | |
白い巨塔(1966/日) | アクションに頼らないでも面白いものが作れる、邦画はもっともっと誇っていい。主人公とその周辺の自己中心的な行動に、誰が正義で誰が悪かなんて興味はなく、どんな行動が勝ち組として成功できるかに興味を絞り込んで、緊張感が削がれない。長尺な原作は相当削られたと見るが、こんな風に想像力を喚起させられることは嫌いじゃない。 | [投票(4)] | |
冬冬の夏休み(1984/台湾) | さあ、冒険の始まりだ! [review] | [投票(4)] | |
キャリー(1976/米) | キャリーがくる!! [review] | [投票(4)] | |
白痴(1951/日) | 凍りついた心にも温かい心にも平等に雪は降り注ぐ。 [review] | [投票(4)] | |
(ハル)(1996/日) | 最初は異様に低いテンションに戸惑うが、慣れていけば心地よい空間が待っていた。 [review] | [投票(4)] | |
嘆きのテレーズ(1952/仏=伊) | 眼は口ほどに物を言う。 [review] | [投票(4)] | |
イレイザーヘッド(1977/米) | 僕の見る夢は極めて卑小でスケールが小さい。こんな夢を見ることの出来るリンチが少しうらやましい…か?何はともあれ映画として昇華され、年々それが(良い意味で)洗練されて来ている。 [review] | [投票(4)] | |
探偵スルース(1972/英) | ミステリ・オタク心を(視覚的に)くすぐる映画。 [review] | [投票(4)] | |
第十七捕虜収容所(1953/米) | やっぱり巧いよ、ワイルダーは。 [review] | [投票(4)] | |
猿の惑星(1968/米) | 衝撃的なオチのある映画はそこばかりに話題が行きがちだが、その衝撃が薄れたころに見る人たちにとっては、それ以外の部分で評価出来るか出来ないかの勝負になる。言い換えれば、そこで一過性の映画になるか、語り継がれリメイクされる映画になるかの分かれ道である。猿のメーキャップは今から見ると随分劣っているが、適度の風刺を効かせた語り口は絶品。ifの世界でどう身を処すかの映画としても面白い。 | [投票(4)] | |
蜘蛛女のキス(1985/米=ブラジル) | 謎解きなど意外性の要素のない密室劇の単調さをウィリアム・ハートの艶やかな魅力と時折挿入されるモノクロの映像で救いつつ、二人の間に愛情が芽生える瞬間を違和感なく観客に受け入れさせる巧さがある。バレンティーノは政治犯という設定だが、そこに重点を置かずにあくまで寓話としての魅力で押し切ったことが成功の要因か。 | [投票(4)] | |
マンハッタン(1979/米) | 最初にニューヨークありき。最初にモノクロ映像ありき。最初に「ラプソディ・イン・ブルー」ありき。そこにストーリーが付随して映画が生まれた。 | [投票(4)] | |
フレンチ・コネクション(1971/米) | 観れば観るほどポパイが格好よく見えてくる不思議。 [review] | [投票(4)] |