モモ★ラッチさんのコメント: 点数順
白い肌の異常な夜(1971/米) | 微妙な年代の女性たちが集う女学院に男が流れ着くという設定だけで期待感を持たせ、徐々に本性を見せる男の性欲旺盛振りを冒頭、12の少女にキスをするところで見せるさりげなさ。これを見た男は一様に女は怖いと思うしかないだろう。こういう人間の本性を見せられる映画は何度観直しても変わらぬ怖さがある。 | [投票(3)] | |
チャップリンの 黄金狂時代(1925/米) | チャーリーさん、靴をおいしそうに食いすぎです。冷静に考えるとぞっとするような前半を面白おかしい喜劇にしただけでも語り継がれる価値がある。もちろんギャグの宝庫だけどね。 | [投票(3)] | |
海と毒薬(1986/日) | 存在の耐えられる重さ。この重さを伝えるためにはこれぐらいの距離感がないと見ていられない。 | [投票(3)] | |
青い凧(1993/中国) | 運命に翻弄されながらしたたか且つ懸命になって生きる女性の姿を過度の思い入れを廃して淡々と綴っているからこそ観終わった後の感動というかその生き様に対する感銘もひとしおに感じられる。これこそアジア映画の良さだと思う。 | [投票(3)] | |
野良犬(1949/日) | 気候の暑さ以上に熱い新米刑事村上。彼の執念は何かに憑かれたかの如く疲れを知らない。追うものの焦燥感の裏で垣間見られる戦後混乱期の必死な人々。 [review] | [投票(3)] | |
タイム・マシン 80万年後の世界へ(1960/米) | このレトロ感覚に満ち溢れたSFが今ではもう手に入らない大切なもののようで愛着を感じちゃいます。 | [投票(3)] | |
サブウェイ・パニック(1974/米) | やけにこじんまりした印象のアイディア勝負の内容でも煮詰めれば面白く出来上がり、魅力に転じるもの。犯人を追うウォルター・マッソーの飄々とした味がいいアクセントになっているが、作られた年代を考えると、もしや『刑事コロンボ』の影響下にあったりして。 | [投票(3)] | |
さらば、わが愛 覇王別姫(1993/香港) | 炎のような情熱。それは押し隠そうとすればするほど激しく燃え上がる。あまりにも大きすぎる愛。それは決して誰もが受け入れられる類のものではない。だからこそ切なくて愛しくてそして、強い。レスリー・チャンの艶やかな魅力にため息ひとつ…ハァ。 | [投票(3)] | |
サイコ2(1983/米) | 出来のいい父親を持った息子は大変。これはヒッチコック監督のオリジナルという優れた父親の下で生まれたために、出来以上に不遇されている印象があり、独立して評価すれば決して悪くはない。 | [投票(3)] | |
スキャナーズ(1981/カナダ) | コメディ的要素を抜き取ったジャック・ニコルソンことマイケル・アイアンサイドのもっとも正しい使い方。彼に食われる主役もそれほど有名でないところが良く、新鮮である。超能力を持った人物の苦悩、神経を逆撫でする無機的な音楽、先の読めない展開、そこから発生する驚愕のシーンとツボをちゃんと押さえてくれる。クローネンバーグでは一番好き。 | [投票(3)] | |
盲獣(1969/日) | 触覚美の極致という話は乱歩の賜物だが、原作にとらわれずアイディアだけをイマジネーションで膨らませて映画化したその力量は評価されるべきだ。 [review] | [投票(3)] | |
ランボー(1982/米) | 2以降は完全にはじめにスタローンありきなので、アクションもスタローンの造形もやりすぎで必然性を感じないが、この1で描かれる暴力およびアクションはどちらかと言うとベトナム帰還兵の社会に適用できない苦悩を表す為の一手段。全く異質なものである。シルベスター・スタローンの誠実なキャラクターとも相俟って、そのひたむきさが伝わってくる。 | [投票(3)] | |
八月の鯨(1987/米) | おばあちゃんを見てるだけなのに涙が止まらない。 [review] | [投票(3)] | |
ビデオドローム(1983/カナダ) | よくこんなことを考えるなあと感心してしまうが、クローネンバーグにとっては極めてよく見る夢の類なんだろう。この手の話はのめりこめばのめりこむほど面白くなるものだが、快感を覚えてしまったら要注意。 | [投票(3)] | |
暗くなるまで待って(1967/米) | 徐々にボルテージが高まっていくスリラーに、どぎつい仕掛けは不要だ。オードリーの意外性のあるキャスティングも程よい。 [review] | [投票(3)] | |
デストラップ 死の罠(1982/米) | マイケル・ケインのドタバタ演技の好きな人は必見!もはや独壇場。 [review] | [投票(3)] | |
ケープ・フィアー(1991/米) | はまり役を得てデ・ニーロが突っ走る。その暴走振りは、『シャイニング』のジャック・ニコルソンと双璧。オリジナルの骨格を崩さずそこに現代的な肉付けを施した、数少ないリメイクの成功例(僕はオリジナルの方が好きだが)。以下は本作のオリジナル、『恐怖の岬』との比較。 [review] | [投票(3)] | |
マグノリア(1999/米) | 「過去」という名の、重たい荷物を脱ぎ捨てた彼らは、今静かに歩み始めた。 [review] | [投票(3)] | |
サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2001/日) | 小細工を弄してもいつか本当のことは分かるもの。あるがままを受け入れてこその人生だ。 [review] | [投票(3)] | |
ミッドナイトクロス(1981/米) | 守りたい、それなのに手が届かない… [review] | [投票(3)] |