コメンテータ
ランキング
HELP

ゑぎさんのコメント: 投票数順

★4紅いコーリャン(1987/中国)見る者を打ちのめさずにはおかない、力強い傑作。しかし、短い。短すぎる。それは「もうこの映画が終わらなければいい」という感覚とも少し違う。これはこれで過不足ない尺だと思いながらも『ファニーとアレクサンデル』のような長い長いお伽噺にして欲しかった、ということだ。[投票(2)]
★5緋牡丹博徒 花札勝負(1969/日)ジャンルのルーティーンの中でよくこれだけ独創性を発揮できるものだと思う。特に賭場のシーン。一見普通のバスト・ショットの連続なのだが、この照明・撮影での造形美は際立っている。恐れ入りました。[投票(2)]
★4西部開拓史(1962/米)ジョン・フォードのパートが良くない、という意見も多いのだが、私はこれを見てもフォードの画面の圧倒的な美しさを痛感する。特にキャロル・ベイカーの家のジョージ・ペパード達への演出には、フォードの時間の描き方が明確にフィルムに刻印されている。[投票(2)]
★5男の敵(1935/米)あらゆる映画の感情をフィルムに定着させることが出来た不世出の天才監督のその偉大さを思い知ることができる。傑作。 [review][投票(2)]
★2X−メン(2000/米)やっぱりこういう映画はプロダクションデザインが大事。なんとも、イメージが貧困。 [review][投票(2)]
★4辰巳(2023/日)これは面白い!いきなりドラマの佳境に放り込まれた感覚になるオープニング。このアバンタイトルで藤原季節、続くタイトル開けで足立智充という売れっ子俳優2人がワンポイント投入されるという贅沢さにワクワクさせられる。 [review][投票(1)]
★3陰陽師0(2024/日)草原。丘陵。そのフォーカスを外した風景。山崎賢人とすぐ分かる人物の姿もボケボケ。足元には墓があり、土から手だけ出ていて人形を持っている。このプロローグは夢。これが何度も挿入される。 [review][投票(1)]
★3ソニはご機嫌ななめ(2013/韓国)本作も登場人物(4人)は映画に関係する人たちだ。主人公でタイトルロールのソニ−チョン・ユミは映画を学ぶ学生。 [review][投票(1)]
★5秋日和(1960/日)ほとんど完璧な映画。少なくも、徹底的に意識して完璧が目指され、具現化されているのではないか。例えば完璧なアクション繋ぎ。 [review][投票(1)]
★3オッペンハイマー(2023/米)面白い!相変わらずアカデミー賞って面白い、酔狂なイベントだ。勿論、今見るべき作品だとお薦めするし、地力のある映画だとも思うが、私の感覚だと良い点に比べても宜しくない点が多く、いきおい批判みたいな感想ばかりになってしまいました(悪しからず)。 [review][投票(1)]
★3天使の恍惚(1972/日)モノクロの横山リエの歌唱シーンから始まる。場所はクラブ。横山はクラブ歌手の役かと思う。彼女の唄い方が面白い。テーブル席には荒砂ゆきと男たち。中に吉澤健がいる。 [review][投票(1)]
★3デューン 砂の惑星PART2(2024/米)フローレンス・ピューのモノローグで始まる。彼女は、皇帝−クリストファー・ウォーケンの娘。ティモシー・シャラメ−ポールの登場は、砂に顔を付けている象徴的なショットだ。 [review][投票(1)]
★3落下の解剖学(2023/仏)犬で始まり犬で終わる映画。というか、一番最初と一番最後のショットに犬がフレームインする、というだけだが、犬は正直、ということかとも思う。 [review][投票(1)]
★3男はつらいよ 私の寅さん(1973/日)12作目は、岸恵子らしい厳しい展開だ。寝込んだ寅のところへ岸恵子が見舞いに来る。このシーンで寅の台詞から寅の気持ちがわかる。さらにタコも輪をかける。このあたりが厳しい展開。 [review][投票(1)]
★3ゴールデンカムイ(2023/日)原作及びアニメ過去作は一切未読未見でこの映画を見る。そのこと自体は(私に関しては)全く問題ないと思った。開巻は二百三高地の空撮俯瞰を模したショット。死体の上を低空飛行するかのような(昆虫の視点のような)ショットも面白い。 [review][投票(1)]
★3笑いのカイブツ(2023/日)道頓堀川の岸辺の歩道を歩く岡山天音。ストップモーションを数回、横顔のアップも。タイトルは、テレビモニターに大きめの文字で入る。それが、スプリットスクリーンで増殖するイメージ処理。 [review][投票(1)]
★3夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(2023/日)これもとても綺麗な映画。学校の校舎間の廊下みたいな場所。鏡が2枚立てかけてあり、空が映る。本作が空の映画だという宣言か。 [review][投票(1)]
★3それでも私は生きていく(2022/仏=英=独)道を歩いて来るサンドラ−レア・セドゥ。カメラを通り過ぎて右に曲がるのをパンして見せる。建物の中に入り、ドアの前で部屋の中の人とのやりとり。すぐにドアを開けられないよう。お父さん−パスカル・グレゴリーが出てくる。 [review][投票(1)]
★4メイキング・オブ・モータウン(2019/米)お馴染みのヒットナンバーばかりだが、曲にまつわるエピソードの前振りを見た上で聞くからか、もう何度も鳥肌が立ち、目を潤ませた。 [review][投票(1)]
★3GUNDA/グンダ(2020/米=ノルウェー)豚舎の入り口に横たわる母豚。極めてゆっくり、画角を変えずに寄る画面(つまり前進移動撮影)。子豚が12匹ぐらい出てくる。生まれたばかりか、ヌルヌルの個体も。 [review][投票(1)]