★4 | 『知りすぎていた男』よりもタイトな仕上がりであるのは上映時間の長短を考えれば当然だが、筆致にも違いが。こちらはかなりドライ。ノヴァ・ピルビームは利発そうで可愛い好ましい。ヒッチコックは『第3逃亡者』に続く三作目のピルビーム出演作を構想していたらしいが、実現には至らなかったようで残念だ。 [review] (3819695) | [投票] |
★2 | ピーター・ローレに主役が食われた。「知りすぎていた男」を見ていたので、感激も今ひとつ (ジェリー) | [投票] |
★2 | サイレント映画時代にヒッチコックが得たはずの「映像で語る」ことを使い忘れている。映像とオリジナリティ溢れる物語性で回避できなかった結末に表現力の乏しさを感じて『知りすぎていた男』を作ったんだと思う。これはヒッチコックの汚点だろう。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(1)] |
★4 | ピータ・ローレは少しやりすぎかも知れない。カリスマ性のある悪役の造形として、今見ると少々類型的な(ありきたりな)演技か。しかし、ヒッチは技巧的には絶好調という感じ。 (ゑぎ) | [投票] |
★2 | 大した緊張感もなく、いつの間にやら話はどんどん広がり、えらく物騒なことになっていくのだが、それが物語を語るための語りに終始していて退屈。とは言えサスペンスのためのサスペンスという単純さこそヒッチコックの真髄と割り切ればさもありなんな原点作品。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 監督本人よれば本作は「才能あるアマチュアの作品」なのだそうだが、これで「アマチュア」って言われれば、大部分の監督は沈黙せざるを得ないでしょう。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | 邪道な楽しみ方ですが、全てを見終わった後でもう一回冒頭に戻ることをオススメします。冒頭の10分余りが、言ってみれば映画の裏の解決篇。 [review] (くたー) | [投票(1)] |
★2 | 稚的なマクガフィンで映画的純度を粋化させたヒッチは先達者であると同時に分岐点に立った男だったのであり、そのことに充分に自覚を持っていたから敢えて『知りすぎていた男』を撮ったのだ。本作に関しては原型としの価値観のみで葬るのが供養である。 (けにろん) | [投票] |