★3 | 照明の不味さが目につくが、自宅シーンでのガボレイ・シディベがことごとくちゃんと撮れていないなんていうのは敢えてかもしれない。会話中の顔にぐいとカメラを寄せるなど演出家の小細工がうるさいものの、役者の充実は疑えない。主演級はむろんのこと、代替学校のやかましくも憎めない面々がよい。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 2時間、最前列で崖のように聳え立つスクリーンに向かいながらプレシャスと心の対峙をする。彼女の心は困ったことがあるといつも楽しいところに逃げる。あり得ない仮想の場所にいつも彼女はいる。それでやっと生きるという過酷さから自分を避難させている。
[review] (セント) | [投票(2)] |
★3 | 無邪気な夢想の挿入が文字通りこの映画の宝だ。それはプレシャスの無知の象徴でありながら、無知からの脱却の推進力でもあるのだ。想像力が生む意欲こそが、時代や文化を超越する。一方、状況に埋没する母(モニーク)の、女むきだしの悲痛な叫びは重く切ない。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 中々の秀作。役者が皆良い。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | ガボレイ・シディベのビジュアルが放つ圧倒的な説得力。スラム最底辺社会の経済的・倫理的な救いようのない貧しさをこれでもかと突き付けてくる。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★5 | 負の十字架をこれでもかと背負わされても人は希望を見出そうとすべきで、さすれば必ず何かが変わるという確信。母親をも断罪し決して後戻りしないプレシャスは素晴らしい。役者は皆良くモニークもポーラもだがスッピンのマライアの視線の本気力。 (けにろん) | [投票(4)] |