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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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ゲゲゲの女房(2010/日)************

★4一見「枯れた」セピアの画面、その皮膜を一枚剥げば恐ろしく豊かな映画世界が広がっている。柄本佑宮崎将村上淳などいかにも鈴木卓爾が好みそうな被写体たちと宮藤官九郎さらには妖怪までもが完全に調和して平然と同居する。現代日本映画の最高級品。そして吹石一恵はあまりにも、あまりにも美しい。 (3819695)[投票(1)]
★4全般に、屋内撮影がいい。カメラが外へ出てしまうと、早く屋内に入れ、と思ってしまう。撮影者は、たむらまさき。特に、後半の色遣いが美しい。本作も家が主役と思えてくる映画だ。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4生きていられるだけもうけもんですよ。(2011/7/18) [review] (chokobo)[投票]
★4漫画家は、まだあの水木しげるなどではなく、その妻も戦後のある時期を生きるただの無名者として描かれる。二人は、あの時代の誰でもない者、すなわちすべての者たちなのだ。鈴木卓爾たむらまさきの視線は、そんな彼らを慈しむように注がれる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★4一見、何ら変哲のないよくある日本映画のように思われるが、このたむらまさきの撮影と照明は事件といっても差支えない程に異様だ。また、オフスクリーンで氾濫する水流や時計の刻みといった自然・人工音の群れは本作が紛れもない「映画作家」の映画であることを示している。 (赤い戦車)[投票(1)]
★3戦争負傷者の茂も、貧乏に一切涙をみせない布枝も、餓死する漫画家なども、いわば妖怪だろう。布江はボンボン時計を巻き続け、別の時間が流れている。考証無視の21世紀の街並みは対照のため意図的に選択されたに違いない。 [review] (寒山拾得)[投票]