★4 | 物語の出来事は舞台が英国である必然性を持たないが、この英国的なロケ地選定と色彩設計がただならぬ切なさを呼び出す。「生存者(生き残ってしまった者)」の主題も汲み取りたい。子供時代の語りは若干急ぎすぎか。三人の愛憎絡み合う腐れ縁についてはもっと丹念に挿話化して提示したほうが終盤で効く。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 原作既読で見る。と云っても、これもかなり前に読んだので、あいまいな記憶と印象しかなく、仔細に小説との相違を指摘することはできない。梗概レベルでは殆ど同じような筋立てだと思えるが。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 人間の生きる哀しさを描いた映画といえば言うまでもなく限りなくあるが、しかしこの映画の寂寥感は他映画と追従しない何かがあります。しかも、、
[review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 多少いい子ちゃん過ぎる(そう教育されたからだろうが)きらいはあるものの、現実から逃げずに淡々と運命を受け入れる(俺なら自殺する)彼らの姿が胸を打つ。最後のセリフのなんと深いことか。
[むさしのミュー/110601] (TOMIMORI) | [投票] |
★4 | 何度か門を開ける・抜けるなど「境界線」を越える演出がなされているので、「提供者」と「外部」を分けて描いているのは理解できる。が、それにしては関わり方が淡白で一抹の物足りなさを感じるのも事実。まるで世界にキャリー・マリガンとガーフィールド(もしくはナイトレイ)の2人しか存在しないようなショットが多くあり、寂寥感をいや増す。 (赤い戦車) | [投票(2)] |
★2 | 俺があと30歳若かったらノレた設定かもしれないが、それでも「だから?」って感じ。キャリー・マリガンは良かったし、劣化したキーラ・ナイトレイもハマってたけど。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | 従容として受け入れることを彼ら彼女らに強いる享楽の世界の存在は隣接しつつも余りに遠いという隔絶の絶対性を堅持した妥協のない演出。単線構造は悪くもないのだが、しかし思うのだ。鎮魂だけが回答なのかと。反逆の前史譚たれとも。 (けにろん) | [投票(1)] |