「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ハイ・シェラ(1941/米) |
ハンフリー・ボガートの人気を決定づけた作品だというのも頷ける。有無を云わさぬ理不尽な威圧感と心の底にある優しさが滲み出たような笑顔。ボガートの多面的な魅力がよく発揮されている。犬の使い方も面白い(ちょっとしつこいけど)。 [review] (3819695) | [投票(5)] | |
ジョン・ヒューストンのシナリオが感傷的過ぎることを差し引いたとしても、ラオール・ウォルシュの演出はホークスやヒッチコックと比べ、突出が無いと思う。器用にまとめすぎていると思う。いいシーン、忘れられないカットが沢山あるし、ウォルシュはとても可愛いと思うのだが。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
犯罪のプロとして寸分の隙も許さぬ非情さと、陽光溢れる自然への回帰願望が同居する自らの矛盾に気づかぬまま、純朴娘(ジョーン・レスリー)との暮らしを願い、日陰女(アイダ・ルピノ)と道行く男(ハンフリー・ボガート)の越えられぬ運命の壁。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
ハンフリー・ボガートとヒロインの、いかにも刹那的な愛が泣ける。まさしくノーフューチャー。 (太陽と戦慄) | [投票] | |
俺の将来設計にお前はいないとか言いつつ本命に振られ即設計に組み入れちまうボギーが随分に男前だ。その演出のドライはクライマックスでも追い詰められた男を全くフィーチャーしないし、彼女にも冷徹であくまでも状況描写に徹し醒めてる。アメリカンだ。 (けにろん) | [投票(2)] | |
そしてアイダ・ルピノの泪だけが残った。しみじみ秀作。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |