★4 | ああパゾリーニらしい猥雑な映像。ただし、この落ちつきのない演出スタイルは私の好みではない。演出の力量は充分推し量れるのだが。オイディプスがさまよい歩くシーンの、主観ショットと客観ショットの不整合をわざとやった有名なカッティングも私には訴求しない。
(ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | まず、色彩が断然斬新。キレイ。その中で物語が進むが、最後自らの目を刺して歩き回るオイディプスは、急に現代に変わり現実に僕達の苦悩になる秀逸さ。最近そういうスケールを持ったドラマは見当たらないですよね。 (セント) | [投票(2)] |
★3 | ピエル・パオロ・パゾリーニの精神の有りようがそのまま再現されたかのように、時には執拗に、時には驚くほど淡白に話がつづられていく。無国籍な音楽と衣装造形が、テーマの普遍性を象徴するかのようだ。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 赫奕たる逆光に導かるるまま、当所もなく彷徨う若者は、自らの忌まわしい過去に復讐され、盲と成り果てて誰もいない未来へと逃れ去る。全く以って普遍的な物語である。そして原点への回帰願望とは、エディプス・コンプレックスの究極形であるのかも知れない、なんてことを思った。 (町田) | [投票(1)] |
★5 | パゾリーニ映画の、画面から滲み出てくるような不気味さ恐ろしさは一体何なのか?迫力に満ちた顔のアップ、差し込む太陽の光の美しさ。字幕の挿入による特異な語り口にも魅了された。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★3 | パゾリーニは大和屋竺だ! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | 即物性を極めた描写と異形な面々、無国籍な音楽でトリップさせられる。この作風は新藤兼人等を想起させられ、同時代性を感じさせる。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |