★5 | 辣腕検事・塚原(大沢たかお)の誘導尋問が巧みな作品。内容自体は現代版『高瀬舟』と言ってしまえばそれまでだが違う。ちゃんとした目的があってこの作品は作られている。詳細はレヴュー参照。病気を単に末期癌と設定せず喘息とした点も微妙な案配。もしあなたが体中に針やチューブをたくさん挿されて無理やり生かされている肉の塊になりたくないのなら…。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | この映画を見てあっと思ったこと。1.設定が現代ではなく、何故か幼児期の満州の思い出が基底にあるという時代性のある話だということ。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 名匠=周防正行が壊す“セオリー”。映画を超えちゃった瞬間。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★3 | 『嘔吐』のマロニエではないが、彼岸のコンビナートや検察庁舎の剥き出しの配管群に(シュルレアルならぬ)「過剰現実」とでも名づけたい不穏な生々しさを見る。あるいは中庭を持つ病室にしてもシーンの感情たる反リアリズムのリアルがあって、そのロケ・美術感覚は黒沢清『CURE』『叫』にも通ずる。 [review] (3819695) | [投票(2)] |