★3 | 原作の映像化の忠実度には感服した。ジョージ・スマイリーを演じるに相応しい俳優をアンソニー・ホプキンスと見ていたが、本作のゲイリー・オールドマンの品性とうら寂しさの出来栄えには言葉もない。しかし、徹底したリアリズムにうまさは感じても切れを感じないのも事実。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | ミステリーにはスパイミステリーというジャンルがある。本格、倒叙という本道に一歩譲ってはいるものの立派なジャンルである。しかし米ソの緊張感が続いた時はいざ知らず、現代においてこのジャンルはどうなんだろうか、、。
[review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 「昔のスパイ映画」を見ているような懐かしさを感じさせる。陰陰滅滅とした空気がスパイ稼業の苦悩、悲哀、鬱屈といったものを表しているかのよう。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★3 | 格調高い作りではあるのだが、雰囲気だけのような気もする。もはや東西冷戦が遠い昔になったせいかもしれない。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★3 | 昔懐かしい諜報戦を硬質な手触りで描くタッチには見応えを感じるが、今更東西冷戦期を描くとなるとノスタルジーの味わいが入り込むのは仕方ないところか。シーンの割り付けが少々忙しく、展開がややわかりづらい。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★3 | 緩やかに移動し続けるカメラが全篇を一貫した情感で覆う。美術や衣裳も交えて殆ど完璧に制御されたスタイルの達成だが、完璧すぎて嫌らしい感じも。再三注入される過去パーティシーンが強要する懐旧感は青春グラフィティ親爺版の趣。非情を情が上塗りする。 (けにろん) | [投票(3)] |
★2 | 雨後の筍のように増え続ける登場人物を整理せよと映画は観客に面倒を強制してくるのだが、その労力は実に不毛である。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |