★3 | 封切時任侠映画を左翼学生が支持した理由がこの映画を見ると分かる。最下層労働者のつらさや優しさをキャメラがうまく写し取っている。美術が素晴らしい。版画家川瀬巴水の趣きが、夜の障子窓や提灯から立ちのぼり得も言われぬ香気である。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | シリーズ第2作。大正8年、大阪港と出る。港の俯瞰。埠頭のショット等はロケ撮影だ。沖仲仕と荷受業者、そのバックのヤクザを巻き込んだ2組の抗争のお話で、本作の高倉健は、横浜から死んだ弟の形見を取りに来た男。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★3 | 少女のように可憐な女郎八千草薫が輝きを放ち南田洋子の色香が匂い立つ。これぞ「おんな」あっての男劇にこだわるマキノ節。大友柳太郎の悪党ぶりに勢いがなく、巻き舌関西弁が迫力の鶴田の葛藤が際立たないのが残念。健さんは村田英雄の露はらい。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | マキノの労働者映画は常に弱者の視点から描かれているから嫌味がない。今回は所在無さげな八千草薫と、どっと構えた村田英雄の二大ゲストが実に巧く機能してる。 (町田) | [投票(1)] |
★3 | 任侠映画っていろんな要素が入ってるけど、ダメ男の妄想ってのも確実にあるね。八千草薫にモテる寅松(長門裕之)とか・・・。 [review] (G31) | [投票(1)] |