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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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夏物語(1996/仏)************

★4主人公に似た境遇の知人につい重ね合わせて観てしまった。映画向きのストーリーを必ずしも用意しないロメールの視点は冷徹だ。[Video] (Yasu)[投票(2)]
★5笑いと切なさの黄金のブレンドに心が蕩かされっぱなし。一筋縄で捉えきれない奥深い台詞の交錯に人間の真奥が滲み出す。圧倒的な映画の教養にひれ伏した2時間。繰り返し見るたびに発見があるだろう。 (ジェリー)[投票(1)]
★4港への船の到着に始まり、船の出航で終わる映画。主人公の青年ガスパーを演じるメルヴィル・プポーがメッチャ可愛い。彼が、ブルターニュ地方のディナールという港町で、バカンスを過ごす約3週間のお話。主に3人の女性との関わりを描く。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3さりげない、軽い、しかし人生では一番多い会話の連続。男と女に友情があるとは思えないけど、女に他の女のことを相談する男の無神経振り。でもこれも人生って言えるほど、僕は時間もないし、人も良くないのだ。ロメール調、冗漫と言えないところが憎いね。 (セント)[投票(1)]
★4恋愛の結果よりもプロセスを丹念に描くのがロメールの良いところ。誰と付き合っても良さそうなのに、それぞれの女に美点があるため、なかなか結論を出せない主人公。でも、そんな滅多にない状況を楽しんでるようにも見えて、心底羨ましいよ・・・。 (太陽と戦慄)[投票]
★4やっぱり本作も撮影場所の選定が素晴らしい。主人公はもはや一つの場所に留まることを知らず、ひたすらに歩き回っては喋る、歩き回っては喋る、の繰り返し。バストショットの奥で海の水平線や波の揺らめき、青、木々や空模様といった「自然」が次第に登場人物の心象を視覚化しているように見えてくる不思議。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5夏の海辺は男も女も開放的にさせるという切ないまでの華やぎムードの充満。自称アーティスト男も人生の年輪を重ねた男たちから持ち上げられ、才能があるかどうかなんて知ったこっちゃないが希望を持って旅立つのだ。リフレインされる会話の風景も超絶に粋だ。 (けにろん)[投票]