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★2ジャンヌ・ダーク(1948/米)俗臭ふんぷんたる聖女を演じるイングリッド・バーグマン。これで本望だったのだろうか…。[投票]
★4汚れた血(1986/仏)才気の片鱗の塊、みたいな映画。でも片鱗でしかない(と、思う)。奇跡的な美しさのジュリエット・ビノシュに☆4つ。[投票(1)]
★3ボーイ・ミーツ・ガール(1983/仏)圧倒的なモノクローム。小さな若者。剥き出しの核。この映画のミレーユ・ペリエはどこか『裁かるるジャンヌ』を見て落涙するアンナ・カリーナを思わせる。〔3.5〕[投票]
★3インディア(1958/仏=伊)純然たるドキュメンタリーかと言えばさにあらず、だが、これはこれでインドを多面的に描く為の方法だったのだろう。合間に差し挟まれるインドの状景を映し出す画面は、確かにインドに横たわる空気を伝えてくれるように思えた(とくにガンジス河から眺めた川岸の風景には悠久の時の流れを感じた)。[投票]
★2226(1989/日)「ショーワイシン」「テンノーヘーカ」、こういう言葉がほとんど不可避的にそらぞらしく響いてしまう、そのやるせなさ。歴史の断絶。[投票(1)]
★3津軽じょんがら節(1973/日)もう35年前、たった35年前。その風景。 [review][投票]
★4旅の重さ(1972/日)旅の重さは実存の重さ。 [review][投票(2)]
★1天皇伝説・血のリレー(2008/日)渡辺文樹のアクション映画路線は如何なものか…。これは実際、批判の為の批判のようなもので、嘘八百過剰広告のトンデモ映画(笑)…そう言われても仕方がない。[投票]
★3ノロイ(2005/日)どんなに危機的な状況に陥っても捉えるべきものはしっかり捉えている(見せるべきものはしっかり見せる)奇蹟のキャメラワークに、ある意味映画としての良心を見た。[投票]
★4太陽(2005/露=伊=仏=スイス)「歴史とは死児を想う母親の哀しみである。」 [review][投票(2)]
★3グッバイ、レーニン!(2003/独)亡き祖国への鎮魂歌。国にせよ、人にせよ、滅び行くものには独特の哀惜の念は湧く。しかしそれはやっぱり、滅び行くものであるからに過ぎないとは思う。[投票(1)]
★2Presents 合い鍵(2006/日)いい意味で広末の顔が広末の顔に見えなくなる瞬間があって(凝視の効用)、そこは新鮮だった(かも)。[投票]
★3ホテル・ルワンダ(2004/伊=英=南アフリカ)100万人の犠牲者に対する1200人の生還者。そのどうしようもない現実の数。物語は、歴史は生き残った者が語るものだとは言え、それは不条理だ。 [review][投票(1)]
★2めがね(2007/日)「さりげなさ」の押し付け、その厭らしさ。この監督の作家性(のようなもの)、隠し味としてならそれなりにいい味を出すのであろうセンスが、こう前面に押し立てられると嫌味にしか感じられないという矛盾。 [review][投票(4)]
★2頑張れ!グムスン(2005/韓国)ペ・ドゥナを見たくて見た。走っては止まり、走っては止まり…。映画のテンポそのものが。(そら息継ぎは必要だけどさ…。)[投票]
★3バベル(2006/仏=米=メキシコ)菊地凛子の「露出」。それは(恐らくは図らずもだが)“弱さ”の端的な露出なのであって、それによって自分自身を「××××」呼ばわりする自意識の哀しさもまた露出してしまうことになる。 [review][投票(3)]
★3愛と死をみつめて(1964/日)若き吉永小百合の、半分を眼帯やガーゼに覆われているその顔が、何故かしら妙にエロティックなものとして映る。拘束具がかえって造形の美しさを際立たせるような、そんな効果をあげているように思われる。 [review][投票(1)]
★3また逢う日まで(1950/日)「柔弱」、「未完成」。 [review][投票(2)]
★2チーム・バチスタの栄光(2008/日)そのオチは…。 [review][投票(3)]
★2座頭市(1989/日)役者が監督をやって失敗した典型的な例、じゃないのだろうか。キャラ立ちしているかに見える役者達にせよ、愛嬌も迫力もたっぷりな勝新にせよ、細部にばかり固執して、全体が見えていない演出に思われた。[投票(2)]