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ゑぎさんのコメント: 更新順

★4薄氷の殺人(2014/中国=香港)ファーストカットは土砂?袋?シート?と思っていると、ダンプの荷台上と分かる。石炭か。ベルトコンベヤーの上に切断された手。これが事件の発端。続いてトランプする男女。男はリャオ・ファン。濡れ場があり、駅のホームでの別れの場面となる。 [review][投票(2)]
★3ワンダフルライフ(1998/日)序中盤はアイデア一発の企画を膨らまして出来たものに思え、いろんなでっち上げた設定というか前提(建物の外観も屋内の意匠もVHSビデオや撮影スタジオなんか含めて)が、イヤな感じしかしなかった。 [review][投票]
★4欲望という名の電車(1951/米)確かにこれは面白い。映画として面白い。エリア・カザンって、赤狩り時代の振る舞いは私にはどうでも良いが、単純に大げさな演出が大嫌いだ。画面スタイルが一貫していないのもダメ(このあたりは日本でいうと木下恵介が共通する感じ)。 [review][投票]
★3老後の資金がありません!(2020/日)プリプロダクションの設計段階で、その面白さがほとんど充足してしまった作品という印象を受ける。つまり映画らしさが希薄だ。とりあえず、私は草笛光子を目当てで見たので、その意味においては大満足した。ちょっとこれ以上は考えられない良い役だろう。 [review][投票(2)]
★3007 スペクター(2015/米=英)前作『スカイフォール』の強烈な画面、超絶撮影(照明)技巧とどうしても比べてしまい、がっかりする場面が多い作品だ。そんな中で、良いと思った場面を先に書くと、まずは、オープニングのシーケンスショットは目を瞠るものがあった。 [review][投票(1)]
★4007 スカイフォール(2012/英=米)私としては、本シリーズ中、もっとも見応えのある作品だと考える。もう書くことが読めてしまっているのではないかと思うが、本当に全くロジャー・ディーキンスの映画なのだ。それは大きくは三つのシーケンス、そして、その三つとも、夜の光の場面だ。 [review][投票(3)]
★3やがて海へと届く(2022/日)冒頭のアニメーションが実写に転換されるカットは、職場(ダイニングバー)の岸井ゆきのが、窓外を見て涙を流す後ろ姿だが、このシーンに流れている音楽(店長の光石研が選曲したCD)は「我が恋はこゝに Our Love Is Here To Stay」なのだ。 [review][投票]
★4結婚のすべて(1958/日)開巻、アバンタイトルは、浜辺の小舟の中で、キスする水着姿の男女から始まる。こゝに、この映画にはこんなシーンはありません、と小林桂樹のナレーションが入る(この時点でウソなわけだが)。 [review][投票]
★3ダークナイト(2008/米)[ネタバレ?(Y2:N1)] 二者択一、コインの裏と表、Two Face。囚人の船と市民の船。ジョーカーとバットマンは合わせ鏡。トゥー・フェイスとバットマンも合わせ鏡。 [review][投票]
★3やくざの墓場 くちなしの花(1976/日)この映画、大阪の警察が舞台であることは確かだが、大阪府警とは出ない。警察署もどこか特定できないように作ってある。本作では渡哲也が刑事。義兄弟になるヤクザに梅宮辰夫。警察側では大島渚が本部長役で、けっこう科白有り。 [review][投票]
★4ノロワ(1976/仏)冒頭シーン、波の音がでかい。カメラが浜辺を左にパンニングすると、男女が打ち上げられている。ジェラルディン・チャップリンとその弟か。男は死んでいる。海の向こうの遠くの断崖には城が見える。 [review][投票]
★3県警対組織暴力(1975/日)仁義の墓場』と同年の深作欣二だが、こちらも力のある映画だ。ストップモーション、モノクロ挿入、ズーム、手持ち等、見事に的確に使い分けている。 [review][投票]
★3仁義の墓場(1975/日)恐るべき悪漢映画。渡哲也田中邦衛のキレっぷりは尋常じゃない。プロット展開は過度に陰惨だが、スローモーションの活用や白黒インサートを含めて画面は華麗なテクニックが披露され、キャラクタリゼーションの潔さと相まって、図太い解放感が立ち上がってくる。 [review][投票]
★3ジェーン・ドウの解剖(2016/英)前半の、ジェーン・ドウの状況が徐々に暴かれていく部分はゾクゾクする面白さ。鼻から蠅が出てきて、その後ずっと鼻血が付着したまゝ、という絵面が可笑しくて好き。 [review][投票(2)]
★4明日は月給日(1952/日)銀行のお札を揃える機械のカット。渡辺篤が札を数える場面がアバンタイトルだ。タイトルが示唆する通り、お金についての映画。目黒、緑が丘に住む日守新一の一家のお話。 [review][投票]
★3続・片腕必殺剣(1968/香港)前作、正編に比べてこの続編の方が面白い。荒唐無稽さが倍増しており、つまり無茶苦茶ツッコミどころも多いのだが、しかし映画においてはいついかなる場合も荒唐無稽さは美徳であるからして、これは擁護しなくてはならないのである。 [review][投票]
★3片腕必殺剣(1967/香港)なかなかよく出来ている。以降シリーズ化されるだけのことはある力強さだ。プロット構成で誉めるべきは、師匠のお嬢さんに片腕を切り落とされる、という基本設定部分だろう。 [review][投票]
★4デュエル(1975/仏)これもすこぶる面白い映画だ。全カットが刺激に満ちている。ファーストカットは、大きな球(バランスボールみたいな)に乗ったリュシー−エルミーヌ・カラグーズ。その上半身とバランスを取る右手のカット。左手は、ピエール−ジャン・バビレが持っている。 [review][投票(1)]
★4セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974/仏)何が起こるか分からない、従って何が起こっても不思議じゃない。これこそ映画の世界だ。本作も3時間を超える長尺で、一般的な意味で筋道のはっきりしたプロット展開ではさらさらなく、 [review][投票(1)]
★4幻の光(1995/日)長い暗転(フェードアウト/フェードイン)が2回ある。つまり、暗転により大きく3つのパートに分かれていると感じられる。 [review][投票]