★4 | ホラ吹き太閤記(1964/日) | アイディア脚本家笠原が挑む太閤記。がよく知られた話なので、彼らしさが出なかった。頑張ったのは監督。圧倒的なスケールで描く・・→ホラではありません。同年は東京オリンピックの年でスケールを大きくした→これはホラ。何はともあれ、このスケールに1点。 | [投票] |
★4 | アンロック 陰謀のコード(2017/チェコ=スイス=英=米) | よく出来ている。前半は謎だらけ。整理をすると何となく見えて来る。本当の真相に、観客がたどり着くのは相当難しいだろう。ブルーム、マルコヴィッチ、ダグラスと三者三様のいい役でした。しかしノオミ・ラパスが最高。魅力があり、しっかり前を見る目がいい。 | [投票] |
★4 | デス・プルーフ in グラインドハウス(2007/米) | 男は男で痛快、女は女で痛快。よくもこんな面白い話を考え付くもんだと感心する。ところで、劇中‘女に飲ます’という酒‘イェーガー’は養命酒の独版のハーブリキュールです。ウチでは女房が愛飲。強壮滋養です(笑)。 | [投票] |
★4 | 熊座の淡き星影(1965/伊=仏) | 愛の映画。ラスト20分の夫と妻と弟の心の動き、その白熱描写が圧巻。男はいつも女の‘そのすべて’を自分のモノにしたいと思い、女はいつも‘無償の愛’を求める。このちょっとしたズレが描かれていて、見事でした。 | [投票] |
★4 | チョコレート・ファイター(2008/タイ) | こちらが恐縮する程、日本を良い様に描いている。親日派?物語は無理やり話を作っているような展開だが、それは別として本作は、ジージャーは凄いに尽きる。阿部、シリポンの好演も隠れた。ブルース・リーを彷彿させる。新しいスター誕生、慶賀。 | [投票] |
★4 | 何という行き方!(1964/米) | シャーリー・マクレインの美しさ、可愛さ又ダンスが堪能できる。挿話各々の人生模様も興味深い。‘Lush Budget(豊富な予算)’を‘金に糸目ナシ’と訳した(字幕:森みさ)素晴しい。全く関係ないが、昔バブル期に、所長に連れてもらった高級料理店を思い出した。 | [投票] |
★5 | チョコレートドーナツ(2012/米) | 落ち着いた、素直な映画だ。静かな憤りが拡がって来る。その憤りは、偏見のある世の中に対して、そして最後は自分自身に対しての物かもしれない。‘知的障害者を養子にする者はいない’。この言葉は重い。本当に重い。 | [投票(1)] |
★4 | 夏をゆく人々(2014/伊=スイス=独) | 傲慢、不器用etc何と言われようと、長女に対しての父親の気持ちが痛い程よく分かる。何かズレている同居人、トロい次女、がみがみ女房・・・と結局アテになるのは長女だけだ。でも、もう終わりか、という事も分かっていたんだと思う。 [review] | [投票] |
★3 | 溺れるナイフ(2016/日) | 風景はしっかり撮れた。が、人物は魅力的に撮ろうとし過ぎたか、変にアップにしたり、斜めにしたㇼと落ち着かない。原作未読だが、青春物語といっても、選ばれた特別な人たちの青春。その点が嘘くさく、大友君、カナちゃんの方が現実味があった。 [review] | [投票] |
★3 | ハード・ターゲット(1993/米) | スタイリッシュ、洗練、何と呼んでもよいが、とにかく映像が実に美しい。ジョン・ウーの意気込みが、伝わって来る。音楽も頑張った―渋い。ただ物語が問題。破綻は無いが、中味も無い。J・C・V、悪役2人も上出来なので、本当にいいホンが欲しかった。 | [投票] |
★5 | アラモ(1960/米) | 大好きです。 [review] | [投票] |
★4 | グッバイ、サマー(2015/仏) | 夏休み、旅。少年たちの夢見る事は、今も昔も変わらない。一方、その率直さにおいて、時に真理を突く―「クソみたいな世の中だな」。大人になっても、それは変わらないと思うよ。 | [投票] |
★4 | 戦争と貞操(1957/露) | 何と言っても映像。考え抜かれた構図、鋭いカットが、時に入り、実に心地よい。ソ連邦でも、悪人はのさばっているし、別れを歌う‘カチューシャの唄’は哀しいものだ。人の世はどこも同じだ、との思いを強くする。 | [投票] |
★4 | チャップリンの勇敢(1917/米) | 暴力で彩られてはいるが、中味は心暖まるお話。 [review] | [投票] |
★4 | ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016/米) | ニュートン・ナイトという知る人ぞ知る(ー私は知らなかった)人物の半生記。それのみであれば今迄の黒人迫害映画と変わらない(−それでも良かった)が、本作は隠し味として、子への思いを通じて、黒人仲間への思いをさりげなく、入れた。 [review] | [投票] |
★3 | 杉原千畝 スギハラチウネ(2015/日) | ホンとしてはよくまとまってはいるが、もう少し短くても。全体に、これというシーンが無いのが残念。小雪は抑えた演技で良。唐沢は唐沢か(誉め言葉です)。小日向はやはり面白いね。終戦の日は、主人公の云う通り、やはり敗戦の日だろう。 | [投票] |
★5 | 夜と霧(1955/仏) | 簡潔で的を押さえ、たった30分ながら、数百の作品に匹敵する。‘夜’と‘霧’の意味が分かった。こんなに広い施設とは思わなかった。ラストの語りで、レネはいや〜な事を言う。 [review] | [投票] |
★5 | 万引き家族(2018/日) | 是枝の今迄の作品群には、どこか嘘臭さが残っていたが、本作にはそれが殆んど無かった。 [review] | [投票(4)] |
★3 | ペット(2016/米) | こういう話は今迄にもあったが、世の中も変わったし、現在のペットの状況を描いていて、良いと思う。今迄と違うのは、登場動物の多さ。個性豊かで、多様性の認識か。障害犬もいる。ペット遺棄は止めましょう、なんて表面的な説教がないのもいい。 | [投票] |
★3 | 奴らを高く吊るせ!(1968/米) | 撮影も演出ももう一つ。音楽は力が入り過ぎ、いい所も有るが、うるさいだけの所も。復讐という物語とイーストウッドという俳優の魅力だけで押して行く。ヒロインに魅力がないのも、良くない。 [review] | [投票] |