★5 | 見えてるものだけ、見たいものだけを見る、ということからの脱却。想像力を働かせることの大切さを訴える作品。 [review] (deenity) | [投票(7)] |
★3 | 明確ではないが、三部構成のように思える作りになっている。是枝裕和らしい暗転でパートを分ける。三部構成というのは、最初が、お母さん−安藤サクラ中心のパート。二部が担任の先生−永山瑛太中心のパート。 [review] (ゑぎ) | [投票(6)] |
★4 | こうなると、中村獅童や学校のクラスメートたちの目には物事がどのような見え方をしていたのか、そこまでも思いを馳せたくなる。それくらい心をざわつかせるものが、自分にはあった。 [review] (緑雨) | [投票(5)] |
★3 | 人のために良かれと思いつつ、人は自分が見たいものを見たいように見てしまうという素直さの罠。プライド。愛情。嫉妬。防御。個人にしろ組織にしろ、人は守ろうとするものがあるから嘘をつくという優しさと紙一重の弱さ。登場人物ほぼ全員が誤解をし、嘘をついている。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | 「怪物」とはいつだってその時の社会が生み出す異形のもの。「怪物もの」を描くことはそれが生まれたその社会を描くことである。で、やはり是枝作品は社会論となる。
[review] (おーい粗茶) | [投票(5)] |
★4 | 前段の誰が加害者で被害者なのかを問う羅生門叙法が後段の展開に全く寄与しないし、過度に恣意的なキャラ変や掴みきれない底浅キャラたち。そのプラスチックなワールドから2人だけの真実の世界へと全ては放逐されて飛翔する。帳尻なんて最早どうでもいい。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | 喪失の恐怖と性的な物語。視点を変えたら企画物。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★5 | 人は人、自分は自分。大人も子供もみんな病んでるかもしれないけど、理解者を見つけられればサイコー。20230615 [review] (しど) | [投票(3)] |
★3 | 現代社会の機能不全、家庭内不和、教育の形骸化等、是枝作品の根幹を今まで以上に深めた印象。ただしLGBT問題に触れた点は少々詰め込み過ぎた感が。 [review] (jollyjoker) | [投票(3)] |
★5 | 懸命に向き合っても大人は子供を理解できない時があるし、子供も大人に苦悩を打ち明けられない時がある。複数人の視点から事件を描きながら、最終的にはどこまでも子供に寄り添う是枝。芽生えてしまった新しい感情への戸惑いを子役が見事に表現できてて凄い。 (太陽と戦慄) | [投票(2)] |
★3 | よく考えられた脚本だし、緊張と緩和がうまく絡み合った映像だし、いい映画だとは思うのですが、私は好きになれなかった。 [review] (K-Flex) | [投票(2)] |
★3 | 映画が進むに従って物語が魅力的になってゆくが、序盤の苦痛に満ちた時間の解決編となっていないので、スッキリしない。☆3.5点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★3 | いささか凝りすぎだと思う。何を言いたいのか、今一つよくわからんかった。あと最後の方でなんとなく「銀河鉄道の夜」を連想した。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★5 | 是枝とは信じられない駆け足描写が終盤に来て突然に充実し始め、クリスティの推理劇のように全てが連関を始める。『奇跡』の無垢な新幹線は経験の廃電車となったが、もう『誰も知らない』のモノレールに乗ることはあるまい。小さな声に耳を澄ませた秀作。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 大人たちのストレスを捕捉し、モブの女子児童にことごとく成熟した挙措を取らせるのは、それ自体がすでに安藤の家族観に汚染されている類型的な価値観である。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★4 | 是枝の作品って、初期はともかく、最近の10年ほど、交互に秀作、凡作を繰り返している感が私的には感じています。そして今回は○の方です。でも、本作でも愚痴を言いたい、、。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★2 | 序盤のコントかと思える校長先生や担任教師の「お前らホント教育者か!?」ってな腐敗政治家然とした受け答えが、、、ふたを開けてみたら、、、なんか無理やり拗らせた見せ方に違和感。子供をだしに使ってこんなめんどくせー映画撮る必要あるのかって。明らかに「奇跡」の時から劣化してる、大人が。暖かさがなんもないんよ。 (クワドラAS) | [投票] |
★4 | こんなところにもダイバーシティ。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 子役と、坂本龍一のピアノがとてもよかった。怪物っていうのは→ネタバレに書きます。 [review] (もがみがわ) | [投票] |
★4 | 真実と異なる事実がはびこる事態を描くとき、錯覚や憶測やステレオタイプへの安易な当てはめだけ書いてしまう平凡さからは無縁。守るべきものがそれぞれ異なる人達の事情をブラウン運動さながら描いて見せた筆力はさすが。子供の夏休み帰省映画の脱構築と捉えると、この映画が今日性の最先端の位置に屹立していることがわかる。面倒くさいけど。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | 色々な感想を持てる映画ですが。「視点の違い」で生まれる歪みが一つのテーマなんではと。母親の視点、教師の視点、少年の視点。「視点の違い」で、こんなにも事件の見え方が違うものかと。 [review] (AONI) | [投票] |