★4 | 三谷は色んな状況下で、各人の人間臭さをあぶり出すのが上手い。セリフも生きている。劇作家としての円熟・・とは褒め過ぎか。ただ全体を見た場合、勝家が主人公のはずが段々と秀吉に移っており、ゴチャゴチャした。特にラストは勝家が脇になり、すっきりしない。 (KEI) | [投票] |
★4 | 歴史上の人物、出来事を我々の等身大に落とし込んで描かれており、人間ドラマとして楽しめる作品でした。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★3 | 語り手としては、自分の辛辣な本性と向かい合いたくはない。ところが、その辛辣さこそ、この話の興業性を担うものに他ならない。無能というものを不快な事象として描くとき、この話は異様な光彩を放つのである。 (disjunctive) | [投票] |
★2 | 繰り広げられる頭脳戦と謳っておきながら、なんのことはない史実通りに事が運ぶ単なる清洲会議。真面目に作るか笑いに走るか支点が定まらず、振れ幅の大きい弥次郎兵衛のような展開。ここは一切の笑いを排除して作るべきだった。特に秀吉の人物像に関してはもっと大泉洋に任せて良かったんじゃないか。個人的にはそう思う。 (IN4MATION) | [投票] |
★2 | 退屈。子供に差し出す人形にマシュマロマンクラスのインパクトを求めていない辺りで、なんだ喜劇じゃなかったのかとようやく判明したが、じゃあ何だったのだろう。秀吉を史実通り描けば煮ても焼いても食えぬ話になるのは当たり前。収束は後味悪し。 (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 豪華な俳優陣を使ってこの題材か。三谷幸喜のベストは未だに映画じゃないけど、『振り返れば奴がいる』だなあ。コメディに固執しないほうがいいと思うが。(KMC 2014/09/27) (USIU) | [投票] |
★4 | 贅沢なキャスティングだけど、半分くらいは「納得の演技」、半分くらいは「無駄に贅沢」。 [review] (ぐるぐる) | [投票] |
★3 | 喜劇なのか史劇なのか、良くも悪くも三谷流。 (代参の男) | [投票] |
★4 | 三谷の映画をよく見ているが、この映画、かなりの上位に来ると思われる代物である。いつも気になる演劇臭さが見事こなれているし、立派に映像を基調にした劇映画を撮ったといえる作品となった。見事である。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | 配役の化学反応を重視する一方で特定の俳優を繰り返し重用するという緩やかに矛盾した三谷幸喜の方法論の下、初顔の大泉洋と中谷美紀が清々しい。殊に大泉は、地方の面白学生にすぎなかった輩が役所広司と並んで東宝の看板を背負うに至るという芸能立身伝において秀吉と淡く重なり、ふと遠目がちになる。 (3819695) | [投票(3)] |
★4 | 登場人物の描き方、役者の演技、場面の構成、どれも成功している。現世風の感情を持ち合わせた登場人物たちが丁々発止やり合う様は爽快。しかし迷いはあっても現世風の弱さを持った者が居ないのも佳い。☆4.3点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | サリエリの物語 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | 三谷のピークは、個人的には『王様のレストラン』『古畑任三郎(第二期)』あたりと思っている。俳優たちの持つ「底ぢから」のチューブを全部絞り切ったところから生まれる「感動」と「笑い」と「痛快さ」。それがない。 [review] (プロキオン14) | [投票(1)] |
★4 | 役所さん好きだし、器用にどんな役でもやるからすごいと思うんだけど、何やってもちょっと品がよくなっちゃうんだよね。映画じゃしょうがないんだろうけど、柴田勝家はもっとごつくて不細工な人でもよかったかも。大泉洋よかった!剛力彩芽、大好きだけど、最初誰だかわかんなかった(^^ゞ。 (りゅうじん) | [投票] |
★3 | 小説か、さもなくば舞台でないとこの作品は演出できないんじゃないか? [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 中谷美紀のお市はアリだけど、鈴木京香に寧はできないね。そんな鈴木京香が私は好きです。 [review] (もがみがわ) | [投票] |
★1 | 歴史を記すには技量が足りなすぎる。 [review] (X68turbo) | [投票] |
★5 | 役所のダイワハウス系ボケ演技が堂に入って来て、大泉のツッコミと相性良く、そこに小日向の腹芸が加味され完璧なトライアングルを形成する。衣装・美術・撮影も重厚とキッチュの狭間の座りが良いピンポイントで調和。殺戮の興亡の上澄みの軽み。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 今のところ三谷幸喜の最高傑作と思う。下手なケレン味や笑いに走ってグダグダになった過去作より、まるで舞台劇のような今作は非常に良く出来ていた。彼にコメディは向いてないから今後はやめたほうがいいと思う。 (サイモン64) | [投票(2)] |
★5 | 個々の登場人物を単純化してキャラをはっきりさせることで 歴史の一場面をわかりやすく伝えてくれる。笑える喜劇だけれどお市の無念もきちんと伝わってくる。何で?と思う配役もあるにはあるけどご愛嬌ということで。
(ルクレ) | [投票] |
★3 | 映画にするために入れたシーンが基本的に冗長で、その分印象が良くない。三谷幸喜はやはり芝居の人である。 [review] (Master) | [投票(3)] |
★3 | 時代劇を意識して動きが抑えられた分、カット割りやカメラワークが単調のためにこの長尺に耐えられる強度を持ち合わせておらず、集中力が持続しない。所々で顔を出す相変わらずベタな三谷節ギャグに冷や汗をかくが、いっそのこと無かったほうが潔かった。舞台向きの題材。 (ガリガリ博士) | [投票(1)] |
★2 | 無骨で純情な愛すべき旧体制派の勝家と、策略家ながら愛嬌者の新興勢力・秀吉の対立軸が際立たず、両陣営の間に緊張感がないので笑いは不発でドキドキ感も生まれない。女優に魅力がなく、会議までのカウントダウンに迫力がなく、四者会談が弾けないのがその証拠。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★3 | 相変わらずの三谷節。 [review] (ぱーこ) | [投票] |
★5 | 南條範夫流の、秀吉の「天下人」としての器量を前面に押し出して、観るものを「なるほどこれなら」と納得させながら、ユーモア、スリル、サスペンスも忘れずにきちんと娯楽映画に仕上げた三谷幸喜の快作。 [review] (シーチキン) | [投票(3)] |