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[コメント] 寝ても覚めても(2018/日)
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★3まあ麦は獏なんだろうというのはわかるが、冒頭からしてあまりにも浮世だなあと。そんな彼に一目惚れな隠れ地雷系彼女。割りを食ったのは麦2.0でドッペルゲンガーものの定説に収まった感もあり。 [review] (クワドラAS)[投票(1)]
★3朝子の起こした行為が重量感をもって描かれる。これはエアポケットに落ちてみたいという観客のタナトス願望の大きさにつり合う。老体には強すぎる。こちらは、逃亡の翌朝の防潮堤シーンの青の鮮烈な切なさだけを思い出として大切にしよう。捨てた人間に会ってはならないという実践的教訓は微笑ましいおまけか。 (ジェリー)[投票]
★4始めなんだかよくわからないが、終始不穏な画面である。 [review] (ぱーこ)[投票(1)]
★3主演2人(3人?)を取り巻く、伊藤沙莉山下リオ瀬戸康史渡辺大知らの人物それぞれに見せ場があり、個性を発揮している。脇役をここまで印象的に描き込む映画というのも案外珍しい。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★5稀代のサイコパス男優東出昌大と能面女優唐田えりかの名演で冒頭4分で恋に落ちる映画♡ [review] (さず)[投票(2)]
★4すごく眩しい光を見ると、しばらくまともにモノが見えなくて、残像だけがまぶたの裏にこびりつく。それで暗いところに入ると、目が慣れるまでにほんの少し時間が必要で。暗さに慣れてくると、またちゃんとモノが見えてくる。そんな感じがとても上手く表現されていた。 [review] (IN4MATION)[投票(2)]
★4理性的な判断ではなく衝動に突き動かされるままに行動するヒロインを描いてるのだが、その振り切れ方の極端さが尋常ではない。まがりなりにも人の情を感じさせる登場人物たちの中で、一人別世界にいるような唐田えりかのモンスター的存在感に震え上がる。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
★4失踪とドッペルゲンガーの合わせ技は徒にリアリズムを混入して境界を突破し損ねた感があるのだが混入物が思わぬ自走をみせる。演劇ネタでの逸脱は地震という掟破りの荒業を馴染ませ淀みがない。描写のコクは随所で見られ別けてもレストランでの邂逅は戦慄的。 (けにろん)[投票(2)]
★4心理を微分するのでなく言動を積分することで、人物と物語を描き出す。人物の言動が心理的脈絡を追い越すように繰り出され、その断続が全体に瀰漫する不穏、その不断なサスペンスと波及し合うことで物語が紡がれる。心理的人物の表象ではなく、心理的現実そのものとしての映画。だからこそそれは、震災の変動をたんなる歴史的事実ならぬ、普遍的な世界の不穏そのものの表出のようにも描き出す。だからこその、男女の邂逅。 ()[投票(3)]
★5うまくまとまらない。 [review] (なつめ)[投票(5)]
★3寝ても覚めてもこの映画の褒め言葉を考えていたら、長大な悪口になっちゃった。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★2困った不思議ちゃんがまたひとり [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★5一人の女性の心の綾をじっくりと、時には激しくまた冷静に照射し続ける秀作です。ラストまで一気に観客の心を惹き続ける稀有な映画になりました。 [review] (セント)[投票(3)]
★4現実を夢うつつで彷徨う朝子(唐田えりか)に“朝”はもう訪れたのだろうか。許されなくても側にいるだけでいい。それは究極の愛情表現なのだろうか。ただの自己中心的な感情の逃避ではないのか。何故なら愛とはもともと身勝手でエゴイスティックなものだから。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
★4まず、画面造型の特徴から思い返していくと、冒頭は、爆竹をからめた高速度撮影のケレン味に目がいってしまうけれど、それ以上にエスカレータでの、東出昌大−麦(ばく)の背中と、唐田えりか−朝子の正面カットの切り返し、特に、唐田の正面、やゝ俯瞰のカットには唸ってしまった。なんと端正かつ力強い繋ぎだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(8)]
★5日本映画久々の怪作。 構成の素晴らしさと迫力ある演出。モラルと背徳、夢と現実を対等に見せつけられて狼狽える。別題「何で人と人ってうまくいけへんのやろなぁ」もしくは「朝子なにしてんの!」 [review] (pinkmoon)[投票(10)]
★5ものすごく恥ずかしいものを見せられたような気もするが、すごく良い物語だったとも思う。ただうつろな心を埋めたひとときのかけがえのなさと言えばはなはだ陳腐だが、出会いと別れの交錯を臨場感を持って仕立てたなと思う。 [review] (サイモン64)[投票(3)]