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3819695さんのお気に入りコメント(78/180)

街のあかり(2006/フィンランド=独=仏)★4 刑務所のシーンのモンタージュがいい。実にいい。昼のシーンは他にもあるのだが、夜警としての夜のシーンに対してかなり意図的に対比されたカットが繋がれる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
赤い河(1948/米)★5 中盤別れるとこのジョンウェインは殺ると感じた (モノリス砥石)[投票(1)]
冬の小鳥(2009/韓国=仏)★3 子供とは本来、大人が思っているよりももっと賢いもの。彼女・ジニは悟っていた。普段とは違う父の様子に。もう迎えには来てくれないことに。だから、足を洗ってもらっている時に父にしがみついたんだ。 [review] (IN4MATION)[投票(2)]
アーティスト(2011/仏)★3 とっても可愛い映画です。こんな映画がコンスタントに製作されるといいな、と思わせられるのも確かだが、でもやっぱり物足りない。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
アーティスト(2011/仏)★3 物語について語るべきことは何もない。白黒やスタンダードの画面もサイレント・モノマネ芸のための必然でしかない。作者がどこまで意図したかは分らないが、「音楽」と「音」と「声」の制御によるコミュニケーション不全男の再生復活劇になっているところが面白い。 [review] (ぽんしゅう)[投票(12)]
TIME タイム(2011/米)★4 独創的な世界観を提示し、現実の世界の中にいると気付きにくい、われわれ観客の住む世界に潜んでいる本質的なものに気付かせてくれる。監督のこだわっている作品へのアプローチ手法は一貫していて好感がもてるし手堅い。 [review] (おーい粗茶)[投票(4)]
TIME タイム(2011/米)★4 この映画に俺の2時間を支払うことを惜しいとは思わない。 [review] (kiona)[投票(6)]
TIME タイム(2011/米)★5 ゆっくりと歩くために〜あるいはガタカ2.0〜 [review] (Orpheus)[投票(4)]
スーパー・チューズデー 正義を売った日(2011/米)★3 足の引っ張り合いが正当な戦術と化した政治エリートの不誠実はすでに周知のこと。生半可な欺瞞合戦では、今さら驚きも感慨も起きず、仕掛けられた謀略のスマートさに比べ、あまり悩んだ形跡もなく仕掛け返した策がいささか強引で泥臭く、ピカレスクに冴えもない。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
サクリファイス(1986/スウェーデン=英=仏)★3 オープニングの海辺に松を植えるシーン。超長回しで微妙にカメラが動いていく。それを眺めているだけでこんなに面白い。 [review] (緑雨)[投票(3)]
黄色い星の子供たち(2010/仏=独=ハンガリー)★4 若干食傷な題材なのだが、ロケやセット美術にしても役者の演技にしても、描くべき事象に愚直なまでに正対し一切逃げてない。そこに心打たれる。通常避けても構わないヒトラーまでもが当たり前のように描かれボロも見えない。演出が大構えで素晴らしい。 (けにろん)[投票(2)]
パンズ・ラビリンス(2006/メキシコ=スペイン)★5 傑作。純粋なファンタジーであると同時に気持ち悪さと痛さの感覚が共存する、複雑さというか重層性が一筋縄ではいかない面白さだ。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
ブラッドシンプル(1985/米)★4 下世話な話をやたらと面白く撮るコーエンの悪意の濃縮原液。日常が異界化するのではなく、彼らにとっては日常こそが異界であり、錯覚した観客を呑み込むのだ。焼却炉やヘッドライト、ネオンの禍々しい美しさ。そして、ひとの弱さと滑稽が転がす痴話喧嘩を、ねっとりしたたる血が嗤う。笑うのではない。嗤うのだ。 [review] (DSCH)[投票(2)]
ドリームガールズ(2006/米)★3 圧倒的な歌唱シーンには文句なく魅了されるが、映画としては作りの拙さも目につく。ミュージカルシーンの演出が中途半端。これだったら全編ミュージカルにするか、ここぞという決めどころに絞るか、どっちかにしてほしいところ。 [review] (緑雨)[投票(2)]
ランボー 最後の戦場(2008/米=独)★3 修羅の庭で機関砲を乱射して咆哮するスタローンの表情は泣いているようにしか見えないが、それはあくまで歓喜の涙である。嫌カタルシスという同時代コードを一瞬で消し炭にする超暴力。一種の神殺し。待望の絶対悪掃滅によって不義のベトナムを克服し、神に苛まれることもなく、遂に彼は胸を張って「家に帰る」ことが出来る。たとえ彼を迎える者がいなくても。そして彼は真の怪物となる・・・のか? [review] (DSCH)[投票(4)]
息もできない(2008/韓国)★3 偶然の矯飾を侵すまで、然るべきイベントを然るべき時に投入し、世界を不自然に改変するのは、ただひたすらモテたいと願うオッサンの虚栄心。しかしこの邪念は、キム・コッピの退嬰的な愛らしさを胚胎することで、真実となる。 (disjunctive)[投票(1)]
一命(2011/日)★4 役所広司の中途半端な善人化の余波をかって一方的に糾弾される青木崇高一派に、『十三人の刺客』のバカ殿を偲ばせるような、意図せざる感傷の詩意を見る。三池らしい冷酷な通俗化である。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
お早よう(1959/日)★4 「大人だって、余計なことを言ってるじゃないか」に続く台詞が殆ど小津映画への批判に聞こえて驚く(笑)。やんわりと自己弁護する場面も挿まれはするが、「テレビ」が象徴する新時代への推移を淡々と捉える脱構築的作品。おならの音にも諸行無常の響きあり。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
家族の庭(2010/英)★3 「こうはなりたくない」リアルな中年女性像を描かせたら天下一品 [review] (みそしる)[投票(2)]
ガス燈(1944/米)★4 揺れる明かりにバーグマンの表情が曇り視線が宙をさまよう。不安に歪む苦悶美を堪能するサディスティック・サスペンスの快感。ヒロインを無粋に揺さぶるメイド(アンジェラ・ランズベリー)の悪気なき品の悪さも魅力的。ヒッチほど饒舌でないのも好感。 (ぽんしゅう)[投票(1)]