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3819695さんのお気に入りコメント(70/182)

サイコ(1960/米)★5 ヒッチコック一流の手練手管をあらゆる面から堪能できる。これだけ分かりやすくテクニックが駆使されていながら、それでも存分に楽しめる、というところが素晴らしい。 [review] (緑雨)[投票(3)]
東への道(1920/米)★5 夜通し赤子を看病するリリアン・ギッシュの絶望の強度に圧倒された。このワンシーンだけで★5つ。リリアンの演技とクライマックス以外はユルい作品だが、元祖昼メロとして観れば興味深い。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
間違えられた男(1956/米)★3 Wrong――「間違い」、「不正」、「陥れる」。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
プレイタイム(1967/仏)★5 冒頭、ディープ・フォーカスで捉えられた屋内。手前に中年の夫婦が何やら会話しながら座っており、後方にはマネキンのように微動だにしない女性たち数人が一定の間隔を保って立っている。その中間の通路を奥や手前に移動しつつ会話をする様々な人々。一体誰を、何処を観るべき映画なのだろうか? [review] (赤い戦車)[投票(3)]
少年と自転車(2011/ベルギー=仏=伊)★3 少年ならではの執着心の発露が胸を撃つ。でも基本的に観客の忍耐力に依存する甘さがあるよな、この兄弟。 (G31)[投票(1)]
ポテチ(2012/日)★3 空巣が主人公だが犯罪のディテールは蔑ろ。「代打」というテーマの都合上要請された設定でしかない。それは構わないが、犯罪には当然、被害者がいるわけで。何かを「奪う」側面を孕んでいる筈の状況が「代打」という一テーマに収束させられることの違和感。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
演劇1(2012/日=米)★4 写っているのは、演劇とは何かなどという「抽象」ではなく、執拗な「反復」という行為と、素材に徹する役者たちによって、「現実」のような嘘としての芝居が捏造される現場と、その仕組みを維持運営するために奔走する「現実」としての現実のあわいの面白さだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
ペイルライダー(1985/米)★4シェーン』と作劇の骨格は同じだけど、こちらのほうが数段カッコイイ。主人公に「牧師」という属性を持たせたことで全編が神性を帯びる。 [review] (緑雨)[投票(3)]
青春の夢いまいづこ(1932/日)★3 小津作品の男はなにかと平手打ちの連打を繰り出す。時代が男の暴力に寛容だったからなのか、小津の猟奇的な側面をみるべきなのか、私には判断がつかない。そのフォームはピッチングマシーンのような機械的反復を特徴としており、典型的なサイレント仕様であると同時にブレッソンを想起させる。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
パルプ・フィクション(1994/米)★5 キャラを状況に放り込んだらどうなるかという純粋興味が最高の果実を結んでいる。サミュエルの圧倒的滑舌を筆頭に、会話劇のテンポは最早ミュージカル。サリー・メンケの編集も流石。戦禍をくぐった時計を巡る「英雄的」挿話を与太話(コーエン的な無常もない、単なる与太話)に変換する逆説的な真摯さや、駒と時制を統制して「我こそは神」と叫んでしまうあたりも、やっぱりタラちゃんカワイイわ、と思う。 [review] (DSCH)[投票(3)]
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985/米)★5 不可逆的な時間の下で描かれる友情物語 [review] (山ちゃん)[投票(5)]
ハレルヤ(1929/米)★4 登場するのは白人好みの黒人ではないかという批判的な観方を強いられる複雑な作品。ゴスペルの狂乱など見ていると、なぜアフリカン・アメリカンはこれほどまでにキリスト教を受容したのだろうと、不思議でならなくなる。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
ジェシー・ジェームズの暗殺(2007/米)★4 お話を推し進めるシーンは悉く高い緊張感を維持する。かなり胆力のある演出だ。ブラッド・ピットケイシー・アフレックの関係性もよく描けている。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
バトルシップ(2012/米)★3 この映画のテイラー・キッチュは、顔も役柄もちょっと前の市原隼人のそれとそっくり。まあそれはどうでもいいけど、実に楽しい映画だった。 [review] (MSRkb)[投票(2)]
荒野のストレンジャー(1972/米)★4 善悪の描き方が勿論刺激的な訳だけれど、それ以外のモラルの線引きが他の映画と違う所も刺激的。登場人物それぞれを追っていって見えるものがある。こういうの今の映画に殆ど無い。音響もノイズみたいな音使ったりして面白い。 (t3b)[投票(6)]
奴らを高く吊るせ!(1968/米)★3 いろいろと中途半端な出来ながら面白いことは面白い。イーストウッドがこの後何度も繰り返すことになる「痛めつけられ〜リベンジ」パターンのエッセンスがこゝにあるという見方もできるし、何よりもこの当時の彼のハンサムぶりに目が釘付けになる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
大いなる西部(1958/米)★4 笑ってしまうくらいな大構えがお茶目。新旧や東西の対立軸を錯綜させた構成は見事だが、旧世代の終焉による収め方が性急過ぎ。シークェンスの頭に何度か置かれたカウボーイ達のダラな日常。ワイラーのこういうリアリズム志向が歪な逸脱を付与し好ましい。 (けにろん)[投票(1)]
エクスペンダブルズ2(2012/米)★4 アクション・シークエンスを構成するために必要なカットの欠落が目立つ。例えば、終盤のヘリの所なんかどういう位置関係でどういう距離感なのか判りづらい。キメ顔/キメ台詞のカットとその他のカットの剥離感もひどい。けど★4程度には面白かったのも事実。 (Lostie)[投票(1)]
ダークナイト(2008/米)★5 個人と大衆 [review] (山ちゃん)[投票(5)]
南部の人(1945/米)★5 逆光の老婆、小屋を遠目に捉えたディープ・フォーカス、耕地を斜めに耕す馬、綿花畑の移動撮影、全てが美しく心に沁みる。水没した農地の描写、庇を強調した構図のなんと見事なこと。タルコフスキーは影響を受けたに違いない。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]