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町田さんのコメント: 点数順

★4足にさわった女(1960/日)本作に於ける京マチ子はポップアートそのもの。そして船越英二の軽さ!杉村春子の厚かましさ!こんな人達を見ているとあんな顔のハナ肇でさえやたら可愛らしく思えてくるのだから不思議だ。そして増村は愛とは心地良い束縛であることを教えてくれる。[投票(1)]
★4人妻集団暴行致死事件(1978/日)複線の綺麗っに張り巡らされた佐治乾の脚本の素っ晴らしいこと。後半は「暴行致死」場面に物足りなさを感じるも「事件後」の常軌を逸した緊張感は流石田中登。 [review][投票(1)]
★4オペラハット(1936/米)悪役が人として描かれない社会派ドラマに心から共鳴することは俺には出来ないが、法廷シーンの仕掛けとか面白いので。[投票(1)]
★4水のないプール(1982/日)水のないプール、空っぽの容れ物、夢の抜け殻。踏み出した一歩、破滅への一歩、戻れない一線。実験の準備、厳かな儀式、不可思議な後始末。地下鉄のザントマンは今夜も街を見回っている、かも知れない。 [review][投票(1)]
★4恍惚の人(1973/日)森繁の老け役がドタバタ喜劇風で有吉佐和子のクールなリアリズムとマッチしていない。換言すれば、笑うところでは笑えるんだが泣くべきところで思うように泣けないのだ。高峰、乙羽は絶品。雨の岡崎宏三もいい。[投票(1)]
★4逃亡地帯(1966/米)前半、次々に登場するクセのある人物たちの配置を覚えるのに苦労したが、ババー帰郷を境に「オイオイ、そりゃ遣り過ぎだろう」とツッコミたくなるくらい盛り上がる。此度の戦争を見るに犯罪者・他所者・異人種に対する米人の姿勢はこの時となんら変っていないようだ。[投票(1)]
★4帝銀事件 死刑囚(1964/日)抜群に面白い。犯行・捜査・公判シーンを盛り上げる様々な創意工夫に才気と情熱が漲っている。反面、家族間・恋人同士のドラマは陳腐極まるがこれは現在に至るこの監督の個性であるからして気にしないのが吉。[投票(1)]
★4インソムニア(2002/米)衝撃の結末とか予測不能とか、馬鹿らしい旗印の下で米産サスペンス/ハードボイルドは死に絶えたのかと思ってた。しかし生き残りがここに。小気味良いカッティング、暗喩に満ちた舞台設定小道具、絞り込まれた登場人物の心理描写は本物。 [review][投票(1)]
★4赤ひげ(1965/日)保本(加山)と少女のエピソードを以って原作を越えた。 [review][投票(1)]
★4鍵(1959/日)噂に聞いていたが京マチ子のカラダは本当に凄い。なんというか、もう…お義母さん我慢できない![投票(1)]
★412モンキーズ(1995/米)淀川さんは酷評しているが実にキャッチーなSF映画の佳作だと思う。その言語感覚やアルゼンチンタンゴが禍禍しく鳴り響くタイトルバックのセンスには芸術的感性を多いに刺激されたし、 [review][投票(1)]
★4宮本武蔵(1954/日)ベテラン稲垣浩の本領はこの頃やけに凝っていたロケ撮よりも光と影を駆使した従来通りのセット撮で発揮される。 [review][投票(1)]
★4夢二(1991/日)四人乃至五人の人物を納めたグループショットのセンスが並外れている。人物は皆良く描き込まれているが中でも広田玲央奈演じるお葉の造型が自分好みで参った。冒頭の「竜田姫」のイメージは鮮烈であったが最期の「宵待草」の朗読は少々的外れというか唐突な感じがした。[投票(1)]
★4ブレードランナー(1982/米)この作品自体が周到なフォークト=カンプフ試験であるからして何も感じなかったアナタはスクラップにされるかも知れません。[投票(1)]
★4間諜X27(1931/米)女スパイの心意気。 [review][投票(1)]
★4さすらいの二人(1975/仏=伊=スペイン)この世にもう逃げ込む場所など残されていない。どこにもない。偶然の避暑地以外に。[投票(1)]
★4白夜(1957/伊=仏)何時だって何処だって、ね。男はつらいよ。 [review][投票(1)]
★4刑事コロンボ パイルD−3の壁(1972/米)本来ならば付随的に使用すべき初歩的な心理トリックを物語の核へと昇華させたユーモアと緊張感溢れる演技力演出力に4点。中でもお役所のシーンは白眉。[投票(1)]
★4駅前旅館(1958/日)森繁と淡島、フランキーの恋路はお馴染みの風景。そんな中、虚言症の男を演じる伴淳三郎の喜劇力が爆発。画もいいし豊田作品はいつも安心して楽しめる。数ある井伏映画化作品の中でも最高の一本。[投票(1)]
★4酔いどれ天使(1948/日)診療所前の汚水とそこに沸く清水。それを遠心分離する毒舌医者。 [review][投票(1)]