太陽と戦慄さんのコメント: 投票数順
リリス(1964/米) | 美しくも不穏で恐ろしい映画。『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグがフェロモンと狂気を放出していて鮮烈な印象を残す。ピーター・フォンダの一途さも悲痛極まりない。 | [投票(1)] | |
素敵な歌と舟はゆく(1999/スイス=仏=伊) | 群像劇という物語の形式は面白いと思う。 [review] | [投票(1)] | |
オペラハット(1936/米) | ゲイリー・クーパーに惚れてしまう気持ちは、男の俺でも分かるような気がする。 | [投票(1)] | |
黒い太陽(1964/日) | 終盤の異様なテンション、驚愕のラストは凄い。こんな大傑作が埋もれてしまっているなんて信じられない。蔵原惟繕の再評価を熱望する。 | [投票(1)] | |
ザ・ファミリー マフィア血の抗争(1973/米) | 『マジェスティック』などを観ても分かることだが、フライシャーのアクション演出は凄い。派手さは全くないが、簡潔にしてスリリングだ。 | [投票(1)] | |
お嬢さん乾杯(1949/日) | ただの「いい人」として扱われてしまう佐野周二の苦悩をしっかりと描いているからこそ、原節子の最後の台詞には涙が出る。それは、人間味の感じられないキャラクターだった彼女が、初めて「女」であることを曝け出したことに対する感動でもある。 | [投票(1)] | |
ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005/米) | 全編を貫く陰鬱なムードが堪らない。ラストの後味悪さも特筆。 | [投票(1)] | |
続・男はつらいよ(1969/日) | 周りが気を使えば使うほど、寅さんの惨めさが際立つ。笑いと切なさが混在していて、良いです。 | [投票(1)] | |
悪魔のいけにえ2(1986/米) | レザーフェイス初恋篇。おじいちゃんの再登場に心も躍る。キチガイ家族に負けじと狂気を放出するホッパーは勿論のこと、短パンの姉ちゃんも本当によく頑張った! | [投票(1)] | |
黒薔薇昇天(1975/日) | 肉欲より愛のほうが尊いものだなんて誰が決めたんだ。真っ直ぐにセックスへと向かっていく主人公たちは見ていて清々しい。 | [投票(1)] | |
次郎長三国志・次郎長初旅(1953/日) | 「森繁スゲー!」という感想が全てを凌駕した。 | [投票(1)] | |
たどんとちくわ(1998/日) | シュールな展開、突発的な暴力、奇抜な色彩・・・こういうものを撮るには、やっぱりそれなりのセンスや素質が必要なんだと思った。なんか無理してる感じがありありと伝わってくるというか、要するに全然様になってない。 | [投票(1)] | |
清水港代参夢道中(1940/日) | オチがちょっと弱いような気もするが、しかし無条件に楽しい映画。脚本のアイデア勝ち。冴えまくったアクション演出には目を見張るし、超貧乏な志村喬が必死で見栄を張る姿は最高に笑える。 | [投票(1)] | |
十三回の新月がある年に(1978/独) | 不幸や孤独がカオス状態のまま押し寄せてくる。こんな病んだ映画は他にないと言ってしまいたくなるぐらい、全てが負のベクトルに向かっている、まさしくファスビンダーにしか撮れない傑作だと思う。 [review] | [投票(1)] | |
太陽への脱出(1963/日) | 社会派っぽいテーマと日活アクションの融合が新鮮で、特にクライマックスの盛り上がりは圧巻だ。舛田利雄の演出は全くソツがなく、退屈せずに楽しんだ。裕次郎のサングラスに二谷英明が映るカットも巧い。 | [投票(1)] | |
河内カルメン(1966/日) | 溝口のような悲壮感はなくサッパリとした語り口で、ラストは爽快さすら感じさせた。清順演出も隠し味的に効いている。それにしても、役者をモノとしか思っていないような後年の作品に較べ、なんと人間(特に女)が活き活きと描かれていることか。 | [投票(1)] | |
裸のキッス(1964/米) | ヒロインと障害児たちが歌う曲が異様に怖くて、不気味な雰囲気作りに一役買っている。タイトルの意味も冒頭シーンの意味も最初は分からないが、そこがいい。構成が面白い。 | [投票(1)] | |
やさぐれ姐御伝 総括リンチ(1973/日) | タイトルも意味不明なら内容も意味不明!素っ裸での立ち回り、目潰し連発、「そんなところにヤクが隠せるのか?」と突っ込み入れつつも、アクションシーンにおけるハイテンション演出&卓越した色彩感覚に痺れまくり! | [投票(1)] | |
スピオーネ(1928/独) | 中盤は正直に言って少々かったるく冗長に感じるが、冒頭シーンのスピード感、終盤の圧倒的な盛り上がりは凄まじい。緻密でありながらスケールのでかい映像に痺れる。それにしてもラストは衝撃的、度肝を抜かれました。 | [投票(1)] | |
コタンの口笛(1959/日) | 部落差別への問題意識を声高に投げかけるのではなく、困難な状況の中で生き抜く人々を淡々と描写することで物語に普遍性が生まれた。冗長に感じる部分もあるが、それでもラストシーンは、姉弟の佇まいに心打たれるものがあった。 [review] | [投票(1)] |