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太陽と戦慄さんのコメント: 投票数順

★5イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)嘘や秘密を見破られまいとする際の動揺を見事に表現するメラニー・ロランら役者陣の力量。ねちっこい会話の応酬が生み出すヒリヒリした緊迫感が圧巻だ。映画館という舞台設定及び映画内映画という手法を最大限効果的に使った映画としても記憶に残る。[投票(5)]
★5御法度(1999/日)傑作だと思う。松田龍平の演技の拙さについては、僕はほとんど気にならない。彼が時折見せる悪戯っぽい笑顔、あれさえあれば充分なんじゃないか。そのケがないはずのトミーズ雅が龍平の笑顔を見て一瞬クラッとする、あのやり取りなんか最高だ。 [review][投票(5)]
★3告白(2010/日)相変わらずの中島哲也。観客の興味を持続させる、要は退屈させないための労力は惜しまないが、一方で間の演出だとか、沈黙で語る、所作のみで表現する、などといったことには徹底して興味の欠片もないらしい。とにかく万事が説明・説明・説明である。 [review][投票(5)]
★5特攻大作戦(1967/米)各登場人物を活き活きと描いて飽きさせない前半も良いが、スリリング且つ映画的興奮に溢れた後半が圧倒的に素晴らしい。豪快な爆破シーンの美しさといったら!怒涛のハイテンション演出にアルドリッチの天才を思い知った。[投票(5)]
★4ガントレット(1977/米)男と女の感情のぶつかり合いが、スリリングさにおいていかなるアクション描写をも凌駕する。それは、ソンドラ・ロックの感情を描くイーストウッドの手腕によるところが大きいのではないか。ただ単に派手なだけの映画とは到底思えない。[投票(5)]
★5エド・ウッド(1994/米)愛嬌があって憎めないエド・ウッドの、ちょっとズレた天然ぶりが面白い。作った映画がつまらなくても、自身の生涯がこんな魅力的な映画になるんだから彼も立派な天才だったんじゃないか。[投票(5)]
★5シャイニング(1980/英)登場人物の体温が全く感じられないということの薄気味悪さ。[投票(5)]
★2ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク)映画を観て本当に嫌な気分にさせられたのはこの作品がはじめてであり、悪い意味で印象は深い。 [review][投票(5)]
★5生きる(1952/日)何をやるか、ではなく何かをやることが大事なんだ。お役所批判がちょっとしつこいけど、そんなことはどうでもよくなるぐらいボロボロ泣いた。胸が熱くなる映画。[投票(5)]
★5ベニスに死す(1971/伊)話しかけることすらできないなんて・・・悲しすぎるじゃないの!![投票(5)]
★5赤ひげ(1965/日)あまりにも勧善懲悪的すぎる部分があり、手離しで賞賛するのを一瞬ためらってしまうが、それでもやはり感動しまくってボロボロ泣いたのは事実だし・・・。黒澤監督の純粋すぎる優しさに負けました。[投票(5)]
★3火宅の人(1986/日)深作欣二は音楽のセンスが悪い、ということがよく分かった。[投票(5)]
★4雨月物語(1953/日)なんだろう、あの船のシーンは。この世のものとは思えん。[投票(5)]
★4アラビアのロレンス(1962/米)やや変わり者って程度の飄々とした好青年ロレンスが別人のような形相に変貌していく過程をたっぷりと時間かけて描く。その狂気と屈折を表現しきったピーター・オトゥールの名演。清濁の両側にスポットを当てた、単純ではない人物造形が物語に深みを与える。 [review][投票(4)]
★5フェイブルマンズ(2022/米)奔放で己の心に正直に生きる母を、葛藤しながらも許し受け入れていく主人公。スピルバーグが彼なりに真摯に吐露した家族への思いに感動。未熟な恋もいじめっ子との思いがけない心の交流も、一筋縄ではいかないが豊かな人生の一側面が見事に切り取られている。[投票(4)]
★4アウトレイジ ビヨンド(2012/日)ドライな雰囲気の画面と鈴木慶一の音楽が絶妙にハマった。前作でも素晴らしかった夜のシーンのスタイリッシュな美しさもさることながら、役者陣のキャラの立ち方、ストーリーの面白さ、あらゆる面においてパワーアップした感がある。 [review][投票(4)]
★4苦役列車(2012/日)森山未來がこんなに素晴らしい役者だったなんて!彼の行動や喋り方・喋る内容のみならず、全身からダダ漏れる駄目なオーラに魅了され圧倒され釘付けになった2時間。 [review][投票(4)]
★5あの夏、いちばん静かな海。(1991/日)さらっと撮ってさらっと繋いだような作風は、淡白で見せ場がないようでいて、実は全編クライマックスと言っていいほど心地良い緊迫感を持続させる。その後も無言の男女を度々描いている北野武だが、本作の透明な美しさを超えることはできないだろう。[投票(4)]
★4自由への闘い(1943/米)抗ナチスのレジスタンス映画としては、敵側の論理にも深く踏み込んでおり、善対悪の単純な図式にとどまらない多面的な描き方がなされている。それぞれの立場と言い分、そこから浮かび上がってくる人間の強さと弱さ。 [review][投票(4)]
★4夕陽のギャングたち(1971/伊)ジェームズ・コバーンがかっこよすぎて泣けた。かっこよすぎて泣く、なんていう感想が有り得るものなんだな。しかしホントに大袈裟じゃなく、それぐらいかっこいい。 [review][投票(4)]