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太陽と戦慄さんのコメント: 投票数順

★5奇跡の丘(1964/伊)パゾリーニ以外の監督には撮れない。ひとつひとつのシーンが力強く神秘的。[投票(3)]
★5青春残酷物語(1960/日)タイトルに偽りなし。[投票(3)]
★4サテリコン(1970/伊)どこを切ってもフェリーニ。[投票(3)]
★5フェリーニのアマルコルド(1974/仏=伊)全てが美しい。木登りオジサンに哀愁を感じた。泣けます。 [投票(3)]
★3影武者(1980/日)面白くなりそうな設定ではあるのに、各キャラを立たせることを放棄したかのような覇気に欠ける演出が黒澤らしくもなく、弛緩した空気が全編を支配。中途半端にモノクロ時代の残滓を感じる部分もあるのが、かえって衰えを際立たせてしまっていて物悲しい。 [review][投票(2)]
★4首(2023/日)ヒョロい風貌でイキりまくる加瀬亮の怪演が面白すぎるのだが、与えられた役割を十全にこなす木村祐一中村獅童も適材適所なキャスティング。命の軽さ、それをギャグとして描く不謹慎さ。呆気なくもキレのあるラスト。大作時代劇でも北野武の持ち味は健在。[投票(2)]
★4ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013/米)ショーマストゴーオンの精神ここにあり。 [review][投票(2)]
★3長い灰色の線(1954/米)豪快に皿を割るパワー、一言も喋らないオハラという極端なキャラ描写が楽しい序盤が結果的には一番良かった。それなりに感傷を誘う場面はあるものの、物語に思い入れを抱ける要素は絶無。彼らが生きた時代の価値観と、現代のそれとの隔絶ばかりを感じる。[投票(2)]
★3バービー(2023/米)ピンクが強調された作り物感溢れるポップな背景。その非現実世界の中で生身の人間が人形を演じる異様さ含め妙な味わいはある。歌やダンスのシーンが豊富なのも嬉しく、充分楽しめる出来だが不満も多い。 [review][投票(2)]
★4パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻(1973/日)サーカスとか雨とか暴走する列車とか、映画的に楽しい要素満載で全編見せ場しかない。1作目より更に素晴らしい出来。水没した街の描写、少女にして母でもあるという主人公の設定など、宮崎駿のブレない趣味を感じる。パンダの大小差が極端なのも可愛い。[投票(2)]
★5放浪記(1962/日)この地味で辛気臭い話がどうしてここまで面白くなるのかが謎すぎる。とにかく見ていて退屈に感じるところがまったくない。個人的には成瀬のベストの一つ。 [review][投票(2)]
★4ヒポクラテスたち(1980/日)80年代的な軽さが充満してる一方で、内藤剛志のキャラやその周辺描写に学生運動の残滓を感じる。時代の端境期という雰囲気が全編濃厚。こういう作品を今狙って作ろうと思っても作れないんだろう。古尾谷雅人伊藤蘭も陰のある役柄を力むことなく好演。[投票(2)]
★4姉妹(1955/日)性格や考え方が大きく異なる姉妹のそれでも尚深い絆を感じさせる描写も良いが、映画は特に妹の一本気な正義感に寄り添っており、彼女の目線を通じて様々な理不尽への憤りを伝えている。小事件を積み重ねていく作劇に社会性をうまく盛り込んでいて見事だ。[投票(2)]
★4仁義なき戦い 完結編(1974/日)映画会社に無理矢理作らされた完結編ということらしいが、それでもエネルギッシュに押し切る深作演出に絶頂期の勢いを感じる。ヤクザに対して厳しく取り締まる方向に変容していく時代を背景に、政治力で成り上がる北大路欣也が物語を引っ張る。 [review][投票(2)]
★5市民ケーン(1941/米)鮮烈なショットで描かれる幼少期の情景がラストに繋がる美しい構成に唸る。一方で尊大な男が尊大であるがゆえに逃れられない孤独を描き、栄光と没落の物語として説得力が物凄い。若きウェルズの拘りが隅々まで行き渡り完璧にコントロールされたかの如き傑作。[投票(2)]
★2復活の日(1980/日)ウィルス蔓延の恐怖を描いた前半は不慣れな題材ながらも深作が頑張ってる感が伝わり意外と悪くないが、冗長な後半で台無しになっており勿体ない。南極ロケの映像に魅力がないうえ、大仰で湿っぽい音楽の使い方が作品を更にチープな印象に引き下げてしまった。[投票(2)]
★4桃尻同級生 まちぶせ(1982/日)インポ青年を勃たせるために女たちが奮闘する描写も楽しいが、何と言っても森村陽子のキャラクター、台詞回しが気持ちよく、活き活きとした快作に仕上がっている。明るく屈託なくエロを描けるようになった80年代という時代の開放感も伝わり、感銘を受けた。[投票(2)]
★4ヨコハマBJブルース(1981/日)優作のかっこよさもさることながら横浜の街やライブバー店内をスタイリッシュに切り取った撮影が出色。話が分かりにくくいろいろ描写が足りてないようにも思えるが、これを見れば工藤栄一が光と影の魔術師と呼ばれる所以は理解できる。凝ったショット満載。[投票(2)]
★4クリーピー 偽りの隣人(2016/日)何故そうなるのか?の合理的説明に関心がなく、不安を煽る映像演出で押し切る黒沢清のいつもの芸当だが面白いんだからしょうがない。竹内結子が終始虚ろで不安定なキャラクターをうまく表現できており、強引とも思える展開に不思議な説得力を与えている。[投票(2)]
★5女は女である(1961/仏)ゴダールってこんな楽しいラブコメも撮れるんじゃん!と驚かされる本作を見るたび、これはアンナ・カリーナの存在、当時のゴダールとカリーナの関係性があったからこそ成立した一度きりの奇跡だったんじゃないかと思えてくる。 [review][投票(2)]