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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★3シャッターアイランド(2010/米)これもロバート・リチャードソンらしい上方向からの白い光が目立つ。精神病院らしい照明とも云えるが、だからこそ、逆に平板な光にも思えて来る。 [review][投票]
★3時をかける少女(2006/日)黒バックに赤い横線が出て、寄って行くと、デジタル時計の文字盤イメージの赤い奇妙な文字になる。これ分かりにくい。タイムリープのイメージ具現化場面は悪くないと思う。特に最初の海の大波っぽいものや、野生馬が駈けたりする部分は新鮮に感じた。 [review][投票]
★4「粘土のお面」より かあちゃん(1961/日)昭和24年と出る。向島、曳舟の三軒長屋。ドブ川が表の道の方にある。角(画面向かって右)から、洋傘修理屋、ブリキ屋、雑巾屋。ブリキ屋の立派な看板が、長屋の屋根中央にある。ブリキ屋の子供は正子−二木てるみと稔−津沢彰秀の2人。 [review][投票]
★3花の中の娘たち(1953/日)タイトル後、清流イメージの俯瞰ショット。川底の丸石が透けて見える人工的な川に、白と赤の小さな花びらが流れる。BGMは立派な音楽で、ハリウッド映画の序曲のよう。クレジットが欠落しているのだが、こゝに入っていたのだろう。 [review][投票]
★4春の戯れ(1949/日)横浜までの陸(おか)蒸気が最近開通した、という時期の品川が舞台。鉄道や汽車は一度も画面に映らないが、その存在は上手く見せる。開巻は徳川夢声のやっている飲み屋の場面だが、汽車が通過する際の振動で店の中の物が揺れる、という演出から始まる。 [review][投票]
★3明日を創る人々(1946/日)冒頭に、東宝、東京急行電鐵、日本鋼管川崎工場のそれぞれの労働組合の協力について字幕が入る。見る前は、三監督(山本嘉次郎黒澤明関川秀雄)が分担したオムニバスなのかと思っていたのだが、全く分担の分からない一つの物語だった。 [review][投票]
★4藤十郎の恋(1938/日)オープニングクレジットで「長谷川一夫」の右肩に「林長二郎改め」と出る、彼の改名後(それは松竹から東宝への移籍後)第一回作品だ。前半は特に気にならなかったが、後半になって左頬の傷が痛々しく見えるショットがあった。 [review][投票]
★4戦争と女の顔(2019/露)本編溶明前、黒地に白い文字のクレジットが出る時点で、断続的に喉が小さく鳴る音と、キーンという耳鳴りのような音が聞こえる。 [review][投票]
★3ウェディング・ハイ(2022/日)式当日の控え室へ入って行くウェディングプランナーの篠原涼子、その後ろ姿。この冒頭シーンで、控え室の新郎−中村倫也は映るが、新婦をちゃんと映さないのは違和感を覚える。不誠実というか。 [review][投票]
★3ファミリー・ネスト(1977/ハンガリー)これは普通に面白い映画でした。夫の家族と同居する、食品工場の労働者でもあるイレンという女性を主人公にし、夫の父親(舅)との確執や、夫との関係の変化を、よくあるドキュメンタリータッチで描いた作品だ。 [review][投票]
★3アウトサイダー(1981/ハンガリー)ラストの、リスト「ハンガリー狂詩曲」の長回し処理は、カッコいい。主人公を完全に置いてけぼりにする演出。こういうのを、途中でもやればいいのに、と思ったが、最後だけだからこそ、際立っている、とも云えるだろう。 [review][投票]
★3ダムネーション/天罰(1988/ハンガリー)ファーストカットは貨物用のロープウェイの画面で壮観。カメラがゆっくり引くと、屋内の窓越しに撮ったカットだと分かる。引いた後、横移動して屋内を見せる。 [review][投票]
★4ドリームプラン(2021/米)これもとても佳い映画。原題タイトルロールの通り、父親リチャード−ウィル・スミスの映画だが、母親とビーナス、とりわけビーナスが主役でもある。セリーナへの目配せも効いているが、役割は小さい。 [review][投票]
★3囁きのジョー(1967/日)斎藤耕一の長編監督デビュー作。冒頭から中盤ぐらいまでは、若々しく、才気走った演出がとても面白かった。撮影も(音楽も)斎藤耕一が兼務しており、当時の流行もあってズームを頻繁に使うが、ほとんど品のある使い方だったのも、好感が持てる。 [review][投票]
★4炎のデス・ポリス(2021/米)これも、すこぶる面白いアクション映画。西部劇のような荒野の風景ショットから始まり、リボルバーをクルクルとスピンさせる女性の警官が登場するという、カッコいいオープニング。 [review][投票]
★4グレイマン(2022/米)瞠目するアクション満載のジェットコースタームービーだ。欲を云えば、ジェットコースター過ぎる。もう少し緩急があってもいい。例えば、アナ・デ・アルマスの心情の変化をしっとり見せる場面だとか(私の見立てだと2箇所、ワンカットずつでもいい)。 [review][投票]
★3コンフィデンスマンJP 英雄編(2022/日)ジェシーの赤いネクタイ、スタアのキスマーク。彼らはファンタジーの中では生き続けているのだ。しかし逆に複雑な気持ちになった。私は、いまだに出演作を見ることができないくらい、ショックが続いているのだが。 [review][投票]
★3エノケンの青春酔虎伝(1934/日)タキシード姿のエノケンが、ウィンクをし、ベロベロと舌を出すショットで始まる。続いて丘の上の校舎をゆっくり左にパンしながらクレジットが入る。後の科白から、ライス大学とカレー女学院という隣り合った二つの学校の校舎が映っていたということだろう。 [review][投票]
★3トップガン(1986/米)正直に云うと、まともに見たのは(それもVODでだが)、続編を映画館で見た後だということを告白しよう。後年のトニー・スコットの作品で特徴的に見られる華麗な技巧は、まだ現れていないが、でも、とてもかっちり仕上げられている。 [review][投票]
★4御誂治郎吉格子(1931/日)日本映画の至宝。本邦サイレント末期の製作(『マダムと女房』と同年の製作)で、もうこの時代になると、寄りのショットが多い。というか、バストショットとアップが非常に効果的に使われる。 [review][投票]