「愛憎の狭間の3人の男〜憎み切れないろくでなし〜(邦画篇)」(けにろん)の映画ファンのコメント
太陽と戦慄のコメント |
3−4X10月(1990/日) | シーンごとの充実度という点では、この作品が北野映画の頂点ではないだろうか?全てのシーンで、突発的な暴力描写をはじめとする北野演出が冴え渡っている。 [review] | [投票(7)] | |
あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | さらっと撮ってさらっと繋いだような作風は、淡白で見せ場がないようでいて、実は全編クライマックスと言っていいほど心地良い緊迫感を持続させる。その後も無言の男女を度々描いている北野武だが、本作の透明な美しさを超えることはできないだろう。 | [投票(4)] | |
ソナチネ(1993/日) | 笑わない大杉漣が滅法良い。似合わないアロハシャツが良い。また、真夜中に繰り広げられる戦争ゴッコのシーンの美しさには驚く。ラストにもうちょっとキレがあれば、文句なしの傑作だったのだが・・・。 [review] | [投票(2)] | |
愛と希望の街(1959/日) | 愛も希望もない。 | [投票(3)] | |
日本の夜と霧(1960/日) | 激しい怒りの映画。荒削りな長回し撮影と役者の生々しい演技は圧巻。なんつったって佐藤慶が台詞トチったあと「しまった!」って顔してるんだもの!! | [投票(6)] | |
青春残酷物語(1960/日) | タイトルに偽りなし。 | [投票(3)] | |
日本春歌考(1967/日) | 様々な対立図式が示されているのだが、それを『日本の夜と霧』のような難解な政治用語じゃなく歌によるバトルで描く手法が面白く、アンゲロプロスにも影響を与えたはず。後半になるにつれ理解不能な次元に突入していく破綻気味の展開が堪らない。 [review] | [投票(1)] | |
絞死刑(1968/日) | 渡辺文雄や戸浦六宏ら、役者陣の演技が面白すぎる。小山明子扮する姉が現れてからのR君の心境の変化がなんとも悲しい。 | [投票(2)] | |
帰って来たヨッパライ(1968/日) | 異様な傑作。 | [投票(2)] | |
新宿泥棒日記(1969/日) | 唐十郎の歌が耳に残る。佐藤慶と渡辺文雄が女を追い掛け回すシーンも変だ。 | [投票(1)] | |
儀式(1971/日) | テーマ自体は深刻で重苦しいものであるにもかかわらず、なぜか不条理なコントを見ているような妙な気分にさせられる。花嫁の来ない結婚式のシーンはその極み。こんな奇妙な映画を堂々と撮ってしまえる大島渚は凄い。 | [投票(4)] | |
愛のコリーダ(1976/日=仏) | 性愛に耽溺し世間と隔絶していく主人公2人のみにフォーカスし、そのいくとこまでいくという描写の力で引っ張る。女に身を捧げひたすら消耗していくかのような藤竜也が醸し出す男の色気。演じるのが彼でなければこれほどの説得力は生まれなかっただろう。 | [投票(1)] | |
愛の亡霊(1978/日=仏) | いたって当たり前な因果応報の物語で、大島渚にしてはあまりにも普通。演技経験のない素人をほぼ起用していないこともあり、挑戦的な姿勢が後退してしまったように感じるのは寂しい。ただそのへんの物足りなさを補う美しい撮影は見所。 | [投票] | |
戦場のメリークリスマス(1983/英=日) | 言うまでもなくデヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしの映画として多くの人に記憶される作品だろうが、改めて見るとトム・コンティの存在の大きさに気付かされる。 [review] | [投票(5)] | |
御法度(1999/日) | 傑作だと思う。松田龍平の演技の拙さについては、僕はほとんど気にならない。彼が時折見せる悪戯っぽい笑顔、あれさえあれば充分なんじゃないか。そのケがないはずのトミーズ雅が龍平の笑顔を見て一瞬クラッとする、あのやり取りなんか最高だ。 [review] | [投票(5)] | |
殺しの烙印(1967/日) | スリリングなデタラメさ。『カポネ大いに泣く』みたいな、ユルくてデタラメなのも俺は好きだが。 | [投票(2)] | |
カポネ大いに泣く(1985/日) | おそらく普通に撮れば分かりやすいはずの話が清順演出の暴走のため無茶苦茶になっていると思われるのだが、これはこれでとても好きな映画なのだ。何と言ってもこの田中裕子の可愛さは特筆すべき。 [review] | [投票(1)] | |
その男、凶暴につき(1989/日) | ホームレス襲撃のファーストシーンから一気に見せる。暴力描写の破壊力は北野作品の中でも一番。 | [投票(1)] |