★5 | これぞウォン・カーウァイの集大成。際立つ新しさは無いものの、梅林茂の音楽やクリストファー・ドイルの撮影、トニー・レオンを始めとする素晴らしい役者陣に支えられ、60年代の香港を背景に人間ドラマが交錯する。 [review] (牛乳瓶) | [投票(2)] |
★5 | 監督は、なんて男女の恋心を燻るのが上手いのだろう。まるでゲームのごとく進む男女の駆け引き・・・。ゲームも恋愛も思い通りに行かないから面白い。 [review] (レモン汁) | [投票(2)] |
★5 | 女の心が見えぬまま、恋に幕を引かなければならないという選択をした男。代償として生まれた愛の欠落と精神の彷徨。叶わぬ願いと知りながら、全てを無に戻したい、いつか戻せるかも知れないという原点への回帰願望が、何も変らないという場所「2046」。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★3 | 世界史上最強の国家へと邁進する「中国」。そこに飲み込まれる期待と不安。束の間の甘い果実を享受してきた「香港」=「トニー・レオン」の失ったモノと2046年に失うモノ・・・ [review] (sawa:38) | [投票] |
★4 | 出会いとすれ違いの美しさ。「前作」とされる映画を見なくても、最後にはつじつまは合っていると思うのだけれども。 [review] (SUM) | [投票(3)] |
★4 | ため息の出るような映像、凝ったSF手法、きらめき響く音楽。またまた耽溺的です。構成上でリフレインがちとくどく、またおセンチぶりには驚くが、女優の美しさは驚くべき濃密さ。トニーレオン、キムタクも良い。特にレオンのりりしさには舌を巻いた。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★5 | 完璧な映画というわけではない。お世辞にもまとまりが良いとはいえない。しかし、シーン毎の充実度ときたらどうだろう。人物たちのなんと刹那的な美しさに溢れていることか。正しい撮影、正しい編集、正しい演技、正しい演出さえあれば観客は各自物語を補完し、監督と共同で傑作を作り上げるのだ。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 白いパンツが世界一似合う男・トニー。 (MM) | [投票(1)] |
★4 | ほとんど極端なアップか、何かで画面を分割して役者にカメラは集中したままで進行する。それぞれ感情のかたまりと化した女優たちがトニーレオンの出口のない孤独を責めるように去来する。このすざましい感情と孤独の演技と引きのない映像が素晴らしい、木村拓也以外は・・・。カーウァイは香港のDリンチになっちゃのかな?。 (エピキュリアン) | [投票] |
★4 | 男は自分の孤独や虚無感を一瞬でも忘れるために、女と遊ぶのかもしれないが、女は美しい顔と残酷な心をあわせもつグロテスクという甘い蜜に吸い寄せられる。物語はまるで、灯籠に群がる蝶々の華やかな饗宴。つまり男と女も〈なにもない〉ことに幻想を抱いて生きていくしかない、ということ。それを人は愛と呼ぶだけ。 (Linus) | [投票(2)] |
★4 | 『花様年華』を知らずに観て、しまった!と思ったが、この観方でも良いのだと判明。寧ろもう1回『2046』を観る楽しみが出来た。自分に「メメしいオトコ」を感じるひとにお奨めです。3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 小悪魔的なツンデレを演じ予想外にコケティッシュなツィイー1本で押せば良かったのにカリーナ、コン・.リーの挿話が余分で散漫化。「2046」に託したカーウァイのこの先行き止まり感は空転する。総決算の意欲が煮詰まって自壊した趣き。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 60年代に現れた香港のクラーク・ゲーブル。2046にて恋のロンドを踊り狂う。 [review] (ボイス母) | [投票(1)] |
★3 | 瞬間、レスリー・チャンの表情がふっと、カリーナ・ラウの顔にうかびあがったので、ドキドキ。気のせいでは、ない。断じて。 [review] (kazby) | [投票(2)] |
★3 | もうこの映画でウォン・カーウァイともサヨナラかと、そう思ってちょっと切なくなったり。 [review] (kazya-f) | [投票(4)] |
★4 | 老い。退屈。官能。 [review] (オノエル) | [投票(2)] |
★3 | この映画と恋に落ちることはなかったけど、切ない思いが少し残った。それはきっと、チャン・ツィイーに感情移入してしまったから。好きな人と一緒になれないのは、悲しいこと。コンセプトはおもしろいのかもしれないけど、あともう一歩、というかんじの出来だったとおもう。 (Heavenly Treasure) | [投票] |
★4 | このままこの物語は終わってしまうのか。宇宙に独り、どこにも辿り着けないまま漂流するような寂しさ。 辛い物語だった。
[review] (レディ・スターダスト) | [投票(6)] |
★4 | 矜持を喪った主人公が、諦観というか自棄というか、観察者の立ち位置に退いてしまった分、『花様年華』にあった緊張感は失われた。が、一方で全編に刹那さを帯び、世界の拡がりや時間性、人生の無常といったものはより強く感じられる。 (緑雨) | [投票(6)] |
★3 | 頭にハテナを浮かべて劇場を後にするカップルの男の子に激しく同情する。 [review] (づん) | [投票(9)] |
★4 | 現実の世界に小説の世界が侵食し交錯する二重構造の魅力は前作『花様年華』の方が周到に計算され映画的な効果を上げていたし、登場人物を複数配置したことでプロット展開の収斂度も劣ってしまい散漫な印象も否めないのだが、しかしそれでも個々のシーンは実に魅力的だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 時に官能的で、時に狂おしいほどの恋愛模様。アンサンブル・キャストが織り成す物語にぐいぐい引き込まれる。チャン・ツィイーの成長ぶりに驚く。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票] |
★2 | 2046の男子中学生向けの憶え方は「布(2)団でオ(0)ナニー、シ(4)コシコしてる(6)」で、アンチ王家衛派の憶え方は上記にプラスして「不(2)良品お(0)しつける酔(4)っぱらいロ(6)クデナシ」。自分に陶酔している王家衛の次回作の題名も数字だと嬉しいです。 (ジャイアント白田) | [投票] |
★3 | ひどく難解なわけではないけどすっきりしない、いつものやつでした。見終わった後即、期間をおいてから落ち着いてもう1回見なくちゃと思わせる・・・。トニー・レオン目当てで、何度でも見させてもらいますけど。 (ree) | [投票] |
★3 | 「もう一人の」足のない鳥。 [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(1)] |
★3 | 悪くないのだ。シーンごとは。だが「よさげな雰囲気」と「よさげなイメージ」のブツ切れを寄せ集めただけに見える。それがいつもの王家衛だけど。木村拓哉の台詞で赤面しそうになるのは、台詞全般が臭いからなのか、そこだけ日本語で聞こえるからなのか。 (ツベルクリン) | [投票] |
★3 | 木村拓哉はまぁおいといて、私ウォン・カーウァイは好きなんだけど、今回は特にうわぁって思う場面は無かった。それは女だからだろうか。もっとわかってよ。 (エリ-777) | [投票] |
★3 | トニーの瞼、リーの唇、フェイの鎖骨、ツィイーの横顔、ラウのガタイ…。心地よい酔い。どこが終わりか混乱したけれど、トニーと運良く呑み友達になれたようです。映画館の座席が良かったのかな??ナレーションは…ハウルの方がまだ良かったよ、キムタク。 [review] (chilidog) | [投票(3)] |