★2 | 渡哲也の存在感は表彰ものだが、実録に任侠を混ぜたような居心地の悪さが切ない。このジャンルの映画があてどなく彷徨を始める予感がする。同時に、里程標を失った時代のやるせなさと濃い煮詰まり感が立ちのぼる。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | この映画、大阪の警察が舞台であることは確かだが、大阪府警とは出ない。警察署もどこか特定できないように作ってある。本作では渡哲也が刑事。義兄弟になるヤクザに梅宮辰夫。警察側では大島渚が本部長役で、けっこう科白有り。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 女と男。男と男。人を信じるということは純粋な心の問題であるはずなのに、結局行為でしか示すことができないという事実。そこには常に悲劇がつきまとう。渡哲也・梶芽衣子・梅宮辰夫。三人とも素敵、そして悲しい。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 佐藤慶のオマケ?大島渚の大根ぶりに興を削がれなくもないが深作笠原共闘作品としてはまずまずの出来。二つの「岩」の間にひっそり咲いた「くちなしの花」梶芽衣子さんは今回も絶品の美しさ。 [review] (町田) | [投票(6)] |
★4 | 男がサングラスをかける意味を知れ。そこから先は言わぬが花。・・・とか言いつつ [review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | ガッツリ芝居してる大島渚なんて他では見られないのでえらい新鮮。ムスッとして座ってるだけでも異様な存在感がある。梅宮はおいしい役柄で見せ場も多く、渡も後半になるにつれ『仁義の墓場』を彷彿とさせる退廃オーラが滲み出てくるのが堪らない。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★4 | もはややくざも警官も見分けがつかなくなるぐらいに混沌とした世界観で、だからこそ渡哲也らの通す仁義が光る。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ポリシーありそうで実は結構流される主人公がヨレヨレに疲れ切り団地の部屋の万年床にぶっ倒れる遣り切れ無さに激しく涙する。遠くハリー・キャラハンから大門に至る思いが錯綜し堪らん感慨があった。加えて梅宮の煌めく男っぷり。 (けにろん) | [投票(2)] |