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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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決断の3時10分(1957/米)************

★4やっぱりグレン・フォードは凄い役者だったと思い知る。「決断」の唐突感と納得感の絶妙な按配は悪役造型の懐の深さに拠る。苦悩する「善人」役に悪人顔ヴァン・ヘフリンも確信的な配役だろう。見応えある画面は多いが、特にラスト近くの「蒸気」演出が最高。緊張感の操作も見事。ヘンリー・ジョーンズも泣かせる。 (3819695)[投票(2)]
★4臆面も無く突如始まるグレン・フォードフェリシア・ファーのキスシーンの生々しい甘美さが、はるか後半の時計にあぶりたてられるようなサスペンスシーンにまでほろ苦い抒情を響き渡らせる。お汁粉に塩とでも言うべき隠し味効果が鮮烈この上ない。 (ジェリー)[投票(3)]
★3ひび割れた地面の俯瞰からクレーン上昇移動し、駅馬車が遠くからやってくる待ちポジションの長回しでクレジットタイトル。フランキー・レインの主題歌がかぶさる。これは抜群のタイトルカットを持つ西部劇。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3リメイク版を先に観てしまったので、地味な感じは否めないが、これはこれで楽しめる。西部劇のわりに派手な撃ち合いがなく、その分、ヴァン・ヘフリングレン・フォードの間に流れる感情が興味深い。 (青山実花)[投票]
★4干ばつの乾きから雷鳴の後の潤いへ。人間らしさの復興がこの物語の主題。合理的で秩序だった駅馬車の襲撃や、酒場女(フェリシア・ファー)との官能的な交情によってウェイド(グレン・フォード)がただの無法者でないことが示唆される伏線がみごと。 (ぽんしゅう)[投票]