★4 | 冷徹な画面が怖い怖い映画だが、同時に、例えば、手を繋ぐ、手を放す、手で目を隠す、耳を塞ぐ、耳に手をあてるといった手の描写、或いは灯りや火といった光の道具立てを使ったシーンなど、繊細な演出の連続で、目が離せなくなる画面の映画だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★3 | どうも腑におちない。独裁者もまた人なり、で良いのか。悪は悪だし、罪は罪だろう。寓話を語るまでもなく、現実に権利を奪われた民が苦境にあえいでいるのに。特権少年は何も知らずに、ただ踊っていればいいのか。世界中で子供の命が容赦なく奪われているのに。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 逃亡劇というよりロードムービー。冷徹な視線で、壮大かつ丁寧に作りこまれたガッツリ社会派映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★4 | 多分に寓話的導入からリアリズム世界になだれこむ訳だが舞踏人形と化した孫の愛らしさと独裁者の意外な処世テクがシビアな現実との緩衝となっている。それでも何万人も殺戮した男は惨殺されるべきとの思いを噛み殺し未来の希望に仮託したい。そういうダンス。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 同床異夢の男たちの円陣を追うキャメラが素晴らしい。映画でしか描けない理想が確かにある。 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |