フライトプラン(2005/米) | ★3 「本日はアルト航空ベルリン発NY行きをご利用いただきありがとうございます。ご搭乗のお客様にご案内いたします。どなたか機内にてジュリアちゃんという名前の6歳の女の子をお見かけになりませんでしたでしょうか?。搭乗記録に見当たらないのでございますが、数日前にご主人を亡くされたばかりの、航空設計士のカイル・プラット(ジョディ・フォスター)様が、「確かに娘は存在するの!」とすごい剣幕でお探しになっていらっしゃいます・・・。機内をくまなく探索いたしましたが、どこにも見つかりません。どなたかお心当たりの方はいらっしゃいませんでしょうか・・・」 (プロキオン14) | [投票(8)] |
クラッシュ(2005/米=独) | ★4 現代では、誰もが孤独と恐怖を抱えて生きている。その一方で、われわれは誰かと触れ合って、分かりあっていきたいと願っている──。クリスマス前のロサンゼルスで、人種も階層も立場もみな違う人々が、お互いに衝突(クラッシュ)し、それぞれの人生を交錯させていく。彼らが内に持つ差別と偏見、人間の弱さをさらけ出しながら…。ハイウェイで発生した1件の衝突事故から始まる、36時間のあいだに物語られる一編の群像劇。[112分/カラー/シネマスコープ] [more] (Yasu) | [投票(7)] |
鬼が来た!(2000/中国) | ★5 1945年の冬、日本軍の支配下にある中国・華北地方のとある村。村人のマー・ターサン(馬大三、チアン・ウェン)の家に、突然見知らぬ男が押しかけてきた。“私”としか名乗らないその男は、「しばらく預かれ」と言って2つの麻袋を置いていく。中に入っていたのは、花屋小三郎(香川照之)という日本軍の軍曹と、通訳・トン(ユエン・ティン)だった。「殺せ!」と叫ぶ花屋、「殺さないでくれ!」と哀願するトン、そしてこの二人をどう扱ったものか図りかねる村人たち。しかし、またやって来るはずの“私”が現れないまま時が過ぎるうち、花屋と村人たちの関係は次第に変化を見せていく…。[140分/パートカラー/アメリカンヴィスタ] [more] (Yasu) | [投票(21)] |
セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974/仏) | ★5 公園のベンチで魔術の本を読む図書館員のジュリー。そしてその目の前を通り過ぎていくセリーヌ。サングラスとマフラーを落としたセリーヌとそれを渡そうとするジュリーは、追いかけっこをするようにつかまらない。―セリーヌは寄席小屋に出演している職業的女魔術師であった。という二人の共同生活から始まる映画は魔法のキャンディを口にすることで、二人が作った世界への扉を開ける。 [more] (ALPACA) | [投票(2)] |
パープル・レイン(1984/米) | ★5 キッド(殿下)は人気バンド・レヴォリューションのリーダー。「Let's go crazy」で意気揚揚と引き上げる殿下が目にしたのは世にも色っぽい女(アポロニア)。ザ・タイム渾身の「Jungle Love」もそっちのけで、ニヤリと含み笑いをする殿下。おぉ、演技している!しかし、家に帰ると殿下の父と母が言い争っている。どうやら家庭不和らしい。嫌気がさす殿下。更に店のオーナーから「このままならクビ」宣告をされてブルーな殿下。この荒んだ気持ちを癒してくれるのは彼女だけだ。頼むよベイビー。と言い寄る殿下。ここで流れる「Take me with u」がバツグン。紫のハーレーが疾走する。 [more] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(5)] |
帰っておいでスヌーピー(1972/米) | ★5 自分を人間だと思ってるスヌーピー。どこへ行くにも友達と一緒です。本を読んだりサーフィンしたり…。しかし行く先々で「犬お断り!」と追い出されてしまいます。がっかりしていたそんな時、一通の手紙がスヌーピーに届きます。差出人は、チャーリーブラウンの前の飼い主。「病気になって入院しているの、あなたに会いたいわ、スヌーピー」その手紙を持って書き置きも残さず、スヌーピーは旅立つのであった…。 (peaceful*evening) | [投票(4)] |
不思議惑星キン・ザ・ザ(1986/露) | ★5 テレビから「ママ!ママ!ウニャウニャニャー」と軽快な曲が響く中、「マカロニ買ってきてよ」と頼まれて、しぶしぶ家を出るウラジミール。唐突だが、小僧・ゲデバンに声を掛けられ、自称異☆人の変なおじさんと出会う。「この星のクロスナンバーは?」とか、妙な装置や下敷きを取り出して何やら説明するので、「かなり逝ってるようだ」とウラジミールは呆れて苦笑しつつ、「どれ!」と装置を触る。と、晴天の砂漠へ。「な、何が?」呆然とするロシア人二人。とりあえずここはロシアだよな?と、歩き始めると、空の彼方からグッフォン〜グッフォン〜と音が!て、鉄のカタマリ!そして男が2人降りてきて「クー!」「ク〜!」。謎は深まる。 (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(10)] |
シャイニング(1980/英) | ★5 小説家のジャック(ニコルソン)は、自らの癇癪癖とアル中が原因で教師の職を失い、コロラドの山岳地帯にある豪華ホテル「オーバールック」の管理人に採用される。この歴史あるホテルは冬期閉鎖されるため、住み込みの管理人が必要なのだ。かくしてジャックは妻(デュヴァル)と息子のダニー(ロイド)とともにホテルに移り住む。理想の環境を手に入れたと創作に打ち込むジャック。しかし、ダニーはホテルに何か忌まわしいものを感じていた。彼には人に見えないものを感じとる力「シャイニング」が備わっていたのだ。・・・そして、雪に閉ざされ、下界と隔絶された3人の周囲で「オーバールック」が徐々に目覚めつつあった・・・! [more] (はしぼそがらす) | [投票(12)] |
八つ墓村(1977/日) | ★3 身寄りのない工員辰弥萩原健一は、ある日、自分が尋ね人の広告に載っているのを知って驚く。出向いた先では更なるサプライズが彼を待っていた。「貴方は実は、ある山奥の村の名家の血筋です。この度、後継ぎとして貴方を呼び戻すことが決まりました。そしてこちらが貴方のお祖父さまです」(しかも爺さんは会うなり血反吐を吐いて悶死)…過日親戚に当たる美貌の未亡人の案内で故郷を訪れる辰弥。そこで彼はこの村の隠された名を知らされる。その名は、「八つ墓村」。村に入ると、突然完全武装の婆さんが辰弥にがぶり寄る!「たたりじゃ!八つ墓村の、たたりじゃ!」辰弥ピンチ!しかし、それはこの血塗られた過去を持つ村の恐怖の序曲でしかなかった… [more] (はしぼそがらす) | [投票(6)] |
ナインハーフ(1985/米) | ★2 アートギャラリーに勤めるバツイチのエリザベス(目の周りが黒いキム・ベイシンガー)。仕事絡みのパーティーを開く為に肉屋へ買い出しに出掛けると、そこで妖しくニヤケルいい男・ジョン(痩せたミッキー・ローク)に出会う。「なんていい男!」と見つめるエリザベスだったが、その場は後ろ髪ひかれる想いのまま立ち去る事に。ところが後日、偶然にもフリーマーケット場でばったりと出会い(飯と物に釣られて)二人の交際は始まる。なんだか不思議ちゃんなジョンの、いたずらなエッチさに動揺しながらも従うエリザベス。そして怒涛の目隠し氷攻撃に悶え狂い「こんなの初めて!あぁ〜ん」となるが、ジョンは「さ、まだまだ!」と、AVじゃないんだからさぁ。 [more] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(13)] |
さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅(1981/日) | ★5 あれから2年、地球では機械人間と人間との抗争が激化していた。そんな中、鉄郎はメーテルからのメッセージを受け取る。「私はメーテル。哲郎、999に乗りなさい」。今、メーテルの秘密、そして機械人間の秘密が明らかになる。銀河鉄道999完結編。「時は流れ ひとつの旅が終わる。そして少年は大人になる」
(peacefullife) | [投票(2)] |
恋ごころ(2001/伊=独=仏) | ★5 3年ぶりにパリに帰ってきた舞台女優カミーユ(ジャンヌ・バリバール)、凱旋公演なのに何故か芝居に身が入らず劇団の座長で恋人のウーゴ(セルジオ・カステリット)ともギクシャクしてしまう。その理由は昔の恋人ピエール(ジャック・ボナフェ)の存在。カミーユは決心してピエールを訪ねる。一方ウーゴも図書館で女子大生ドミニク(エレーヌ・ド・フジュロール)と出会う。ピエールの妻ソニア(マリアンヌ・バスレール)、ドミニクの義兄アルチュール(ブリュノ・トデスキーニ)をも巻き込んで進む軽やかな恋愛劇。ジャック・リベットの長編第17作。 (kaki) | [投票(2)] |
鏡(1975/露) | ★5 40歳代も半ばになる主人公の私は回想する。幼年時代の私(イグナート・ダニルツェフ)は毎年、祖父の家で夏を過ごした。鬱蒼とした木立に囲まれた家で、母(マルガリータ・テレホワ)は、たらいで髪を洗う。干草小屋の火事。そして父(オレグ・ヤンコフスキー)の失踪。母からの電話で目覚めた私は母の昔の同僚の死を知らされ又も回想する。印刷所で働いていた母が致命的校正ミスを犯した気がして印刷所に走った日のことを…。妻のナタリア(マルガリータ・テレホワ)と別れた私は息子イグナート(イグナート・ダニルツェフ)を引き取りたいが息子は拒否する。幼年時代に父に去られた私と同じ境遇にはしたくないのだが…。タルコフスキーの長篇第4作。 (けにろん) | [投票(3)] |
カビリアの夜(1957/伊) | ★5 バッグを奪われ川に突き落とされる女。彼女の名はカビリア(ジュリエッタ・マシーナ)。娼婦。騙されたことも分からず、捨てた男を追いかける。有名映画スターに拾われてもその場限りの慰みものでしかない。そんな、人を信じることしか知らない一途な彼女は、悲しいときにも踊り続ける。だが、仲間たちとその日暮を続けている一方で、今の生活から抜け出したいという気持ちも抱いている。ある夜、ふらりと入った見せ物小屋で奇術の実験台にされた帰り道、カビリアはある男に声をかけられる… [more] (モモ★ラッチ) | [投票(3)] |
ギリーは首ったけ(2001/米) | ★5 ギリーは動物保護協会に勤める男。
自分が親に捨てられた過去のせいか?なかなか結婚に踏み切れない。
その彼の前に現れたのが美容師のジョー。彼女の美貌にゾッコン一目惚れしたギリーはジョーに髪を切って貰いに店に行く。しかし、ジョーはスコブル付きの腕が悪い美容師。ついついギリーの耳の上半分をカットばさみでチョン切ってしまう!
そんな出会い方だったが、ジョーはギリーの心の優しさにほだされて、いつしかジョーを愛し始める。愛し合う二人。
しかし、二人にはトンデモナイ過酷な運命が!ナント、ジョーとギリーは生き別れた「実の姉弟」であったのだ・・・!この運命の前に二人の愛は引き裂かれるのか!?ナンダ、イキナリ現れた両●のないジミヘンみたいな男は!?「パンケーキ」男の謎。「世界一の番犬」の実力はいかに??
美しいオレゴンの大自然を背景に、ズッコケ&謀略渦巻く愛憎の物語が展開する!!(ホントだってば) (ボイス母) | [投票(6)] |
石のゲーム(1965/オーストリア) | ★3 チンカラカラリ、チンカラリ♪からくり時計が12時を指しました。可愛い石ころたちが皆さまにご挨拶します。チンカラカラリ、チンカラリ♪それでは皆さまごきげんよう、後片付けはよろしくね。 (はしぼそがらす) | [投票(4)] |
フード(1992/英=チェコスロバキア) | ★5 今日はオイラ、レストランでランチさ。なんか気取ってるオッサンと相席になっちゃったけど、まあいいや。あっウエイターさーん!注文・・・あああ、また行っちゃったよ・・・腹減ったなあ。あ、イケね。花瓶を袖にひっかけちゃった。こうやって元通りにして・・・と。ん?向かいのオッサン、オイラの花瓶の直し方、気に入らなかったのかな?花を掴んで・・・掴んで・・・あーっ!ずるい!!そ、それならオイラだって!!・・・『フード』3部作より「昼食」をご紹介しました。「朝食」「夕食」もあわせて、残さずきれいに召し上がれ。 (はしぼそがらす) | [投票(4)] |
都会のアリス(1974/独) | ★5 桟橋で「渚のボードウォーク」を歌うドイツ人作家フィリップ(フォーグラー)が抱いていたアメリカへの幻想はもはや崩れ欠けていた。幾ら撮れども写真には何も写らないようだった。不本意なまま帰国が決まり空港を訪れた彼は偶然出会ったドイツ人のアリス親子と一宿を共にする。目覚めてみるとアリス(イェラ・ロットレンダー)の若い母は蒸発、残された二人は西ドイツの何処かにあるというアリスの祖母の家を探す旅に出る。 ヴィム・ヴェンダース監督の<ロード・ムービー三部作>の第一作。 (町田) | [投票(2)] |
オープン・ユア・アイズ(1997/仏=スペイン) | ★4 裕福でハンサムな主人公セサム。ある日元恋人の無理心中の交通事故に巻き込まれてしまう。一命は取り留めたが顔が醜く変貌し恋人にもふられてしまう。だがある日目が覚めてみると全ては一変して無理だといわれた整形手術が成功し恋人も戻ってきた。しかしその日から不思議なことが起こり出した・・・。
ハリウッドも認めた若干26歳の監督アレハンドロ・アメナーバル。この作品が2作目なのに驚異的な映像センスと綿密な構成力を持っている。「ダークシティ」「マトリックス」と同じように夢と現実の境が曖昧になっていく内容だが、スペインの派手な色使いとエキゾチックな俳優と実感のもてる映像でまた一味違った世界だ。ラストシーンは唖然とするだろう。 (ina) | [投票(7)] |
タイタニック(1997/米) | ★5 トレジャー・ハンターのラベット(ビル・パクストン)以下ケルディッシュ号のクルー達は、カナダ沖大西洋の海底約3800mに眠るタイタニック号を潜水艇で探索をしていた。彼らが求めていたのは、56カラットのブルーダイヤ”碧洋のハート”だった。しかし、ダイヤが眠っていると思われた金庫を引き揚げるも、中から出てきたのは裸女のスケッチだけ。報道にその絵が自分だと名乗りを挙げた老女ローズ(グロリア・スチュワート)は、クルー達に85年前の悲劇の一部始終を語りはじめる。・・・以下、《けにろん》氏のあらすじに続く。 moreはこの映画を100倍楽しむ方法(多分、シネスケ最長文)。 [more] (アルシュ) | [投票(28)] |