ペンクロフさんのコメント: 更新順
ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960/日) | 敗戦からたかだか15年でこれほど絢爛たる戦争映画が作られていたことに驚く。演出と演技には戦争の残り香の色が濃く生々しい。太平洋戦争について冷静な論考や総括がなされていないからこそ価値のある、人間臭い映画と思えた。 | [投票] | |
トム・ヤム・クン!(2005/タイ) | スターへの道は険しいよ [review] | [投票(6)] | |
グエムル 漢江の怪物(2006/韓国) | 初登場時の大暴れは素晴らしかったのに、あとが非常によろしくなかったのだ。 [review] | [投票(19)] | |
ランド・オブ・ザ・デッド(2005/米=カナダ=仏) | 生ける死者が花火に目を奪われ立ち尽くす、この詩情! 安いアクションと貧相な画面の中に、文学の花が咲く瞬間だ。だからロメロは特別なんだ。 | [投票(2)] | |
時をかける少女(1983/日) | 自分の個人的な郷愁を何も知らない少女に背負わせて勝手に気持ちよくなる、大林宣彦・勝利の方程式。 [review] | [投票(2)] | |
リンダ リンダ リンダ(2005/日) | やりたいこと、やらせたいことは判るのだが肩入れできない。たぶんブルーハーツであることにどうしても「意味」が読みとれるからで、たとえば「徹子の部屋」の着信音には意味がなく、それ故に美しかったじゃないかと思う。 | [投票(1)] | |
時をかける少女(2006/日) | 大秀作 [review] | [投票(21)] | |
日本沈没(1973/日) | 竹内均教授の講義が本当に素晴らしい。小林・丹波・藤岡の大暴れが三大怪獣ならば、教授の講義は小美人の唄に匹敵する。息を呑む美しさだ。 | [投票(5)] | |
オアシス(2002/韓国) | 脳性麻痺の女とレイプマンが主役なので風変わりだが、実のところベタな恋愛もの。2人の演者の芝居はたいへんなものだが、鳩や蝶、繰り返される健常幻想など、気に入らない演出も多い。 | [投票] | |
殺人の追憶(2003/韓国) | 凄さを説明しづらい映画だ。話だけ聞いても手垢にまみれた刑事映画にしか思えまいが、見飽きたジャンルもひたすらちゃんと作ることで莫大なエモーションが生まれる。途轍もない感情の振幅をもたらす。流れ作業のように量産される凡百の刑事映画とは基礎体力が全然違う。観れば判る。 | [投票(4)] | |
たそがれ清兵衛(2002/日) | いかにも山田洋次らしい生真面目な映画。その実直さは時に好もしくもあるのだが、一方で非常に疎ましくも思えるものだ。良くも悪くも実家に帰ったような気分にさせられる山田洋次の作家性。宮沢りえはステキだ。 | [投票(1)] | |
ウエスタン(1969/米=伊) | 長い尺もビシビシ決まったレイアウトで飽きさせぬ。男どもの汚い顔面に噎せるマカロニ金字塔。こんだけ長い映画なのに終わるのが名残惜しいのだから本物だ。モリコーネ先生の「復讐のテーマ」が流れると問答無用で血が沸騰する。 | [投票(1)] | |
害虫(2002/日) | 出来てない事がカッコいいなんて事はあり得ない [review] | [投票(11)] | |
七人のマッハ!!!!!!!(2004/タイ) | スポーツマンの七人の侍ごっこ。確かに凄いことをやってはいるのだが非常に即物的でロマンに欠けており、ミもフタもない。観客はアクションを見ると同時にそのアクションの「動機」を知り、「意味」を感じたいのだ。 | [投票(2)] | |
SF新世紀 レンズマン(1984/日) | まるで『ダーティーペア』の高千穂センセみたいなノリ。うろ覚えだが「銀河パトロール隊」ってこうじゃなかっただろう。アルフィー・・・ | [投票] | |
スチームボーイ(2004/日) | 24億もかけた映画で、こいつらはいったい何をやっておるのだ。 | [投票] | |
幻魔大戦(1983/日) | 当時はこれナウかったのよ。ナウかったのよ。 [review] | [投票(4)] | |
機動戦士ΖガンダムIII 星の鼓動は愛(2006/日) | 「好きでリメイクしたわけではないわ!」「なんだ図星じゃねえかよお、ねえちゃんよおおおおおお!」 [review] | [投票(11)] | |
地上最強のカラテ PART2(1976/日) | 極真カラテの常軌を逸した稽古の数々。ウィリー・ウィリアムズが熊と闘う映像は凄すぎる。これはよくできた映画ではないかもしれないが、同時に映画という枠におさまらぬ「何か」であることもまた明白だ。 | [投票] | |
地上最強のカラテ(1976/日) | 「空手バカ一代」に燃えた勢いで観ると、意外や真面目な記録映画なので驚く。伝説の第1回世界大会をフィルムに残した意義は果てしなく大きい。待機する救急医師団、KOされ担架で運ばれる選手たち、世界の強豪を迎え撃つ日本勢・・・間違いなく昭和の武道史を変えた映画。 | [投票] |