シーチキンさんのコメント: 更新順
トキワ荘の青春(1996/日) | 物語の土台にあるものを「時代に乗りおくれちゃいますよ」というたった一言の台詞でしか表現できない、自分の見たいものしか見ない、なんとも薄っぺらな映画。 [review] | [投票] | |
シンシナティ・キッド(1965/米) | はたから見れば、青臭いほどの自分の力への過信と思い込み。それを「自信」だと思いたくても思えない我々から見れば、堂々と「自信」にあふれるマックィーンは、まぎれもないスターだ。 | [投票] | |
戦国野郎(1963/日) | けして悪くはないのだが、どうにも加山雄三がきれいすぎて、迫力を欠いた感は否めない。佐藤允の清濁併せ呑むしたたかさ、非情さと、頭の良さは、複雑なドラマとして心に残るのだが、加山雄三は突き抜けた感じがしなくて、中途半端になっている。 [review] | [投票] | |
赤毛(1969/日) | ほとばしる才気にあふれながら、時にその才気がいやみに感じられる、喜八監督の姿そのままのような映画というべきか。しかしそういう形で自分の思う様を正直に、打算なくスクリーンに映し出そうとする喜八監督の、映画人としての純粋さは、何らかの心地よさをもたらす。 [review] | [投票(1)] | |
お受験(1999/日) | それなりにまじめで、それなりに皮肉をきかせ、それなりに面白いが、ラストも物足りない。田中裕子がなかなか好演していた。 | [投票] | |
激突!(1971/米) | 俳優の演技力にほとんど頼らない映画。スピルバーグが監督なら、私でも「スター」、とはいかなくても映画に出れそうと思わせるところがすごい。 | [投票(1)] | |
エグゼクティブ デシジョン(1996/米) | 全体として、ミスディレクションのやり方が上手い。 [review] | [投票] | |
ヴェニスの商人(2004/米=伊=ルクセンブルク=英) | 世に最も知られたストーリーの一つを、ほぼ忠実に映画化しながら、なんと異なった衝撃を与えるものへとしたものだ。意欲的な野心作であるとともに、シャイロックを演じたアル・パチーノも新境地を開いたと言って良いのではないか。 [review] | [投票] | |
真夜中のサバナ(1997/米) | 「いったい何なんだこれは」と言いたくなる。素直にストーリーを追えば、ブードー教の呪いがテーマのホラー映画なのかなとも思えるが、わけがわからなかった。 | [投票] | |
スペースバンパイア(1985/英) | バンパイアの方のSFXに比べて、宇宙船があまりにしょぼ過ぎ。もし宇宙船の方でも「スターウォーズ」並みに力を入れた特撮をしていれば、裸ばかりという印象にはならなかったろうに。 | [投票] | |
ダイ・ハード(1988/米) | この映画の中でいちばんリアルに感じられたのは、なんといってもブルース・ウィリスのへっぴり腰だ。腰が引けてるってのを、あれほどわかりやすく見せられては、なんか納得してしまう。 | [投票(1)] | |
ティム・バートンのコープス・ブライド(2005/英) | ラストはジーンとくる美しさにあふれている。これまで見てきた映画のラストの中でも屈指の出来栄え。鮮やかで印象的、そして幻想的な美しさにあふれたラストで、これだけでも見た甲斐があった。 [review] | [投票(2)] | |
白い肌の異常な夜(1971/米) | とんでもない邦題だと思ったが、見終わってみると、意外なほどにぴったりしたタイトル。男であろうと女であろうと、確かに白い肌にとって異常な夜だった。あー怖っ。 | [投票(1)] | |
スピード(1994/米) | ♪チャンチャチャ♪チャンチャチャ♪「ここが見せ場だ」と実にわかりやすく教えてくれる、短いが印象的なサントラが隠れた主役じゃないだろうか。 | [投票] | |
ステルス(2005/米) | 本格SF航空機アクション映画かと思って見に行ったら全然違った。古典的なドラマや、唐突で意味のないセクシー水着のサービスシーンなど、金こそかかっているが、まぎれもないB級映画(C級に近いけど)。 [review] | [投票(2)] | |
喧嘩太平記(1958/日) | 髷を切り落としてふてぶてしく、凄みをきかせて大笑いする市川右太衛門は、どうみても悪役に見える。そういう意味では市川御大の、ちょっと異色の姿が拝見できて貴重と言えるかも。 | [投票] | |
鳶がクルリと(2005/日) | 効果音の使い方もうまく、鳶たちの、いなせな職人気質の雰囲気がよく出ており、関西にはない、江戸っ子の心意気を感じさせたところはうまい。 [review] | [投票] | |
ゲット・ショーティ(1995/米) | 良い意味でトラボルタのカッコつけ映画。万事が彼にとって上手くいくように進んでいく。まさに世界はトラボルタのためにあるかのような映画なんだが、そこまでやっても不思議と浮いた感じがしない。こういう映画こそトラボルタの真骨頂なんだろうか。 | [投票(1)] | |
蝉しぐれ(2005/日) | 美しい風景と丁寧で本格的な美術・小道具などは、何人かの場違いな役者を十分フォローし、本来なら時代劇としての格をあげるものなのだが、ドラマがあまりにお粗末すぎて一本の映画としての完成度を大きく損なっている。なんとももったいない。 [review] | [投票(2)] | |
金玉満堂〈きんぎょくまんどう〉 決戦!炎の料理人(1995/香港) | 料理は「満漢全席」かも知れないが、映画の方は「闇鍋」。 | [投票] |