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[コメント] ふたりのベロニカ(1991/仏=ポーランド)
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★5ドッペルゲンガーとの奇跡的な親和。西欧文化との融合に際し多くの先人とは違いキェシロフスキは祖国との頚木を解き放ちはしなかった。奥ゆかしき西欧観が超自然なギミックと調和しトリッキーな撮影が先鋭を付加する。後にも先にも最高作はこれしかない。 (けにろん)[投票]
★4豊かな豊かなイメージの連鎖。人物の行動原理、いや、何が起こっているのかさえ分からない場面もあるが、全く面白さ、緊張感を毀損しない。 [review] (ゑぎ)[投票]
★5女優も撮影も照明も全てが美しすぎる。余韻を断ち切るようなカッティングも効果的。このように世界を知覚できる監督がヨーロッパに存在していたとは驚きだ。これは西洋よりむしろ東洋の感覚に近い。 (赤い戦車)[投票(2)]
★3原因と結果、因果法則の話かと思ったが心象スケッチ風の雰囲気重視な映画。画の美しさは楽しめるが、レム睡眠のように曖昧さが残るお話で消化が悪い。意味ありげでちっとも無さげ。雲をつかむような話。 (Ryu-Zen)[投票]
★2クシシュトフ・キェシロフスキの描く世界には、個人の力ではどうすることもできない運命が厳然と存在し、ときにはその実態を掴もうともがき、ときにはそれに抗う人間の姿が描かれる。そうした特徴がもっともよく現れたキェシロフスキ入門編とも言うべき作品だが、個人的には一番とっつきにくい作品でもある。(★2.5) (グラント・リー・バッファロー)[投票]
★5キェシロフスキの映画から思うのは、希望、という文字。希望の「希」は、布の目。糸と糸の隙間。ほんの、光がこぼれるかこぼれないかの、小さな隙間から、遠く、遠くを、覗き込む。そんな繊細な、美しさ。 (booca)[投票(3)]
★4黄色く腐食したような映像が退廃的な美しさを醸し出し、そこに主演女優の妙に肉感的な演技がはまっている。シーンを断ち切るぶっきらぼうなカットが、本来は関連のないはずの2つの話を妙に説得的に結びつける効果をあげている。 (_)[投票(1)]
★5すごいです。こんなに、手で丁寧に糸を紡ぐように織って作った、宝石のような映画。震えが来るぐらいです。主人公を通して、人間の本源的な存在そのものの哀しみを映してる。繊細だ。キェシロフスキの哀しみが伝わってくる。 (セント)[投票(2)]
★5地球から数億光年離れた超新星の爆発の原因は、あなたが昨晩一本のバラの枝を手折ったことにあるかもしれない………あらゆるものが感応しあって成り立っているという美しい世界観を、淡い微光の中で精妙に描いた傑作。 (ジェリー)[投票(7)]
★4黄色い画像。きれいな音楽。美人。ゆっくりとした映像に、早い展開。 (桜子)[投票(1)]
★5映像美に捕らわれて瞬きすら出来なかった。不思議で知的で神秘的な運命。雨に唄うシーンは未だに心に残っている。永久のミラージュが更にもう一人のベロニカを生み出す心境。意志を持つ人間には、必ず心の奥にもう一人の自分が存在するのだと強く思えた。 (かっきー)[投票]
★4ドッペルゲンガーと黄昏のオレンジ。ジャコヴの透明感ある演技に吸い込まれます。彼女の魅力が最大限活かされた名作。ノスタルジックなサントラも良いです。岩井俊二がやっちゃたの解る。 (TOBBY)[投票(1)]
★3予想したような構成と異なりやや失望。『トリコロール』シリーズで得たようなカタルシスは訪れなかった。良くいえば繊細、悪くいえば小細工が多すぎる。 (24)[投票]
★3体調によってしんどい。幻想的な雰囲気は出ているが、やや難解に走りすぎ心理描写の鋭さに欠ける。謎解きそのものが不可能な主題だからこそ雰囲気だけでなく変化に富む哲学的要素が欲しい。 (LOPEZ que pasa?)[投票]
★4実在しているのかどうかさえはっきりと確かめきれない相手なのに、そのシンパシイに心の中では猛然とダッシュし、ひしと抱きしめている時がある。そんな時、ふとこの映画のことを思う。そこにはコトバでもカラダでもない何かがある。 (tredair)[投票(3)]
★2「だからなんなのよ?」としか言えない。相性悪いみたい。 (サイキック!)[投票]
★5 息を止めてみていたいような映画。くしゃみでもしたら周りの人にしばかれそうだ。 (にくじゃが)[投票(1)]
★4偏光フィルターとカメラアングルに凝った美しい映像、プレイスネルの脆さと鋭さが同居するサントラ、劇中劇、意味ありげなアクシデント……クシシュトフ・キェシロフスキの特徴と魅力が最も濃縮された映画。 [review] (らむたら)[投票(6)]
★4カレイドスコープの向こう側の世界。子供の頃にビー玉とかいろいろな物を覗いたり透かしたりして、違った風景が見えてくることに胸をときめかせたことを思い出す。 [review] (くたー)[投票(3)]
★5屈折させた光。反射させた光。それを執拗に取り込んできてること。それは、「ふたりのベロニカの心を暗示」しているという月並みな解説を待たなくても、やっぱり暗示しているとしか言いようがない [review] (まご)[投票(4)]
★4セリフも説明もほとんどなくストーリーは進み、最後も何でそこで終わってしまうの?と思わず叫びそうになったが、脳裏には美しい映像と繰り返される楽曲、そしてイレーヌ・ジャコブの神々しいまでの美しさが強く印象に残る。 (ことは)[投票(1)]
★4腑に落ちる寸前で、何かが落下をジャマしてる。それがなんなのか、今はまだ分からない(←『バージン・スーサイズ』ごっこ)。 (カフカのすあま)[投票]
★5イレ−ヌ・ジャコブの存在感。そして、効果的な音楽。きらりとゆらめく光線。 不思議な現象、偶然の出来事など紡ぐのが好きなキシェロフスキーがカワイイ。 甘すぎることもあるけどね。 (れいし)[投票(1)]
★3この映画イマイチのめり込めなかった・・・! 体調が悪かったせいなのか?肌にあわんのか? (sangfroid)[投票]
★3確かに主演女優は美人。声もいい。音楽もなかなかだった。でもなあ、もう少しなんとかならないもんだろうか、話がよくわかんなかった。 (ぱーこ)[投票]
★44.2点。イレーヌ・ジャコブうつくしいー。 [review] (ころ阿弥)[投票]
★2画面は何故か黄色く、セリフも音楽も少なく、話の展開はのろい。清楚な雰囲気とエロチックな肢体を併せ持つ主演女優はいい。 (G31)[投票]
★4魂のつながり (K.T)[投票]
★3画面の色合いや雰囲気など、実験的な部分もうまくいってて。おとなしい話。 (うやまりょうこ)[投票]
★5監督がいかにイレーヌ・ジャコブにほれ込んでいたかがよくわかる。音楽も最高にいい。美しい映画です。 (nene)[投票(1)]