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ふたりのベロニカ (1991/ポーランド)

La Double vie de Véronique
The Double Life of Veronique

[Drama/Fantasy]
製作総指揮レオナルド・デ・ラ・フエンテ
製作ベルナール・P・ギルマン
監督クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本クシシュトフ・キェシロフスキ / クシシュトフ・ピェシェビッチ
撮影スラヴォミール・イジャク
音楽ズビグニエフ・プレイスネル
出演イレーヌ・ジャコブ / ハリナ・グリグラシェフスカ / イエジ・グデイコ / フィリップ・ボルテール / シャンタル・ヌーヴィル
あらすじポーランドとフランス、二つの場所で生まれたそっくりな二人のベロニカ。全く互いの存在を知らないにも関わらず、いつももう一人の自分がいる感覚を覚えていた。そしてたった一度だけのニアミス、その時の写真。ポーランドの彼女は歌手になるのが夢だったが志し半ばで命を落とす。フランスの彼女は音楽学校で教師をしていて、奇しくも教えるのはもう一人のベロニカが最後に歌った曲。その死を知らないのに唐突に深い哀しみに襲われ、自分の存在を問い始める。ある日人形劇を見て感動したベロニカの元に、人形遣いとおぼしき人物から不思議なプレゼントが届く…。   [more] (LOPEZ que pasa?)[投票(2)]
Comments
全29 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5屈折させた光。反射させた光。それを執拗に取り込んできてること。それは、「ふたりのベロニカの心を暗示」しているという月並みな解説を待たなくても、やっぱり暗示しているとしか言いようがない [review] (まご)[投票(4)]
★5キェシロフスキの映画から思うのは、希望、という文字。希望の「希」は、布の目。糸と糸の隙間。ほんの、光がこぼれるかこぼれないかの、小さな隙間から、遠く、遠くを、覗き込む。そんな繊細な、美しさ。 (booca)[投票(3)]
★5女優も撮影も照明も全てが美しすぎる。余韻を断ち切るようなカッティングも効果的。このように世界を知覚できる監督がヨーロッパに存在していたとは驚きだ。これは西洋よりむしろ東洋の感覚に近い。 (赤い戦車)[投票(2)]
★5すごいです。こんなに、手で丁寧に糸を紡ぐように織って作った、宝石のような映画。震えが来るぐらいです。主人公を通して、人間の本源的な存在そのものの哀しみを映してる。繊細だ。キェシロフスキの哀しみが伝わってくる。 (セント)[投票(2)]
★4偏光フィルターとカメラアングルに凝った美しい映像、プレイスネルの脆さと鋭さが同居するサントラ、劇中劇、意味ありげなアクシデント……クシシュトフ・キェシロフスキの特徴と魅力が最も濃縮された映画。 [review] (らむたら)[投票(6)]
★4実在しているのかどうかさえはっきりと確かめきれない相手なのに、そのシンパシイに心の中では猛然とダッシュし、ひしと抱きしめている時がある。そんな時、ふとこの映画のことを思う。そこにはコトバでもカラダでもない何かがある。 (tredair)[投票(3)]
★4カレイドスコープの向こう側の世界。子供の頃にビー玉とかいろいろな物を覗いたり透かしたりして、違った風景が見えてくることに胸をときめかせたことを思い出す。 [review] (くたー)[投票(3)]
★4黄色く腐食したような映像が退廃的な美しさを醸し出し、そこに主演女優の妙に肉感的な演技がはまっている。シーンを断ち切るぶっきらぼうなカットが、本来は関連のないはずの2つの話を妙に説得的に結びつける効果をあげている。 (_)[投票(1)]
★4黄色い画像。きれいな音楽。美人。ゆっくりとした映像に、早い展開。 (桜子)[投票(1)]
★4ドッペルゲンガーと黄昏のオレンジ。ジャコヴの透明感ある演技に吸い込まれます。彼女の魅力が最大限活かされた名作。ノスタルジックなサントラも良いです。岩井俊二がやっちゃたの解る。 (TOBBY)[投票(1)]
★4セリフも説明もほとんどなくストーリーは進み、最後も何でそこで終わってしまうの?と思わず叫びそうになったが、脳裏には美しい映像と繰り返される楽曲、そしてイレーヌ・ジャコブの神々しいまでの美しさが強く印象に残る。 (ことは)[投票(1)]
★4豊かな豊かなイメージの連鎖。人物の行動原理、いや、何が起こっているのかさえ分からない場面もあるが、全く面白さ、緊張感を毀損しない。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3原因と結果、因果法則の話かと思ったが心象スケッチ風の雰囲気重視な映画。画の美しさは楽しめるが、レム睡眠のように曖昧さが残るお話で消化が悪い。意味ありげでちっとも無さげ。雲をつかむような話。 (Ryu-Zen)[投票]
★3予想したような構成と異なりやや失望。『トリコロール』シリーズで得たようなカタルシスは訪れなかった。良くいえば繊細、悪くいえば小細工が多すぎる。 (24)[投票]
★3体調によってしんどい。幻想的な雰囲気は出ているが、やや難解に走りすぎ心理描写の鋭さに欠ける。謎解きそのものが不可能な主題だからこそ雰囲気だけでなく変化に富む哲学的要素が欲しい。 (LOPEZ que pasa?)[投票]
★3この映画イマイチのめり込めなかった・・・! 体調が悪かったせいなのか?肌にあわんのか? (sangfroid)[投票]
★3確かに主演女優は美人。声もいい。音楽もなかなかだった。でもなあ、もう少しなんとかならないもんだろうか、話がよくわかんなかった。 (ぱーこ)[投票]
★3画面の色合いや雰囲気など、実験的な部分もうまくいってて。おとなしい話。 (うやまりょうこ)[投票]
★2クシシュトフ・キェシロフスキの描く世界には、個人の力ではどうすることもできない運命が厳然と存在し、ときにはその実態を掴もうともがき、ときにはそれに抗う人間の姿が描かれる。そうした特徴がもっともよく現れたキェシロフスキ入門編とも言うべき作品だが、個人的には一番とっつきにくい作品でもある。(★2.5) (グラント・リー・バッファロー)[投票]
★2「だからなんなのよ?」としか言えない。相性悪いみたい。 (サイキック!)[投票]
Ratings
5点20人********************
4点45人*********************************************
3点49人*************************************************
2点9人*********
1点0人
123人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
欧州映画のスゝメ (tredair)[投票(16)]ヨーロッパ映画代表作[投票(8)]
あぁ!青春(友情)は素晴らしい! (TOBBY)[投票(7)]女優の美しさに酔う (ことは)[投票(7)]
My Best 10 (ころ阿弥)[投票(5)]二役は大変 ()[投票(5)]
〓ドッペルゲンガー〓 (ドド)[投票(4)]映像の美しさに酔う (ことは)[投票(4)]
【イレーヌ・ジャコブ】の魅力 (ことは)[投票(3)]少女の異様、感受性の尖端 (memeru)[投票(3)]
見えたからどうなんだ(^^;) (まご)[投票(2)]私的フランス映画 (ハイズ)[投票(2)]
今後観てみたい作品をチェック中 (skmt)[投票(1)]
Links
IMDBThe Internet Movie Database
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