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ペンクロフさんのお気に入りコメント(1/122)

ランボー(1982/米)★3 展開の単純さを押し破り表出する使い捨てられた者のエモーショナルな悲哀と怒り。アメリカ地方都市の保守反動な排他性はニューシネマの脈流と直結しスタローンの浪花節的泣きを孤高の高みに押し上げる。唯一の理解者の大佐が又世界との孤絶を弥増させる。 (けにろん)[投票(3)]
ゴジラ-1.0(2023/日)★1 よくできたドールハウスのようなセット、叫び睨み熱演する役者、命を粗末に扱う国を非難しながら粗末に描くプロット。初作へのオマージュを散りばめて、嘘を本当のように塗り固めようとすると、こういう映画になる。呆れる以上に、悲しい。 (動物園のクマ)[投票(3)]
ゴジラ-1.0(2023/日)★2 アメリカ不在の戦後日本など戦後日本と言えるのか?徹底的に旧日本兵の慰撫と憐憫のために暴れてくれるゴジラはGMKからもシン・ゴジラからも思想的に大きく後退している。 (イリューダ)[投票(6)]
ゴジラ-1.0(2023/日)★2 敗戦のルサンチマンを濯ぐためのゴジラという筋立てに特攻モチーフと山崎貴のポピュリズムが結合するという相性としては最凶の組み合わせ。時勢も踏まえて危なっかしい。いいように勘違いする層が一定以上存在するのが今の日本だ。国は批判しているが特攻自体の批判はしていないように見えるバランスの悪さに頓着しないVFX遊びの無邪気さがまた邪悪で、非常に居心地が悪い。佐々木蔵之介の芝居が激寒。 [review] (DSCH)[投票(6)]
ゴジラ-1.0(2023/日)★3 作戦がついに実行に至るまさにその瞬間、伊福部昭のテーマ曲が流れ始め、背中がゾクっとする。ここから急に別の映画になったかのように空気が一変。 [review] (緑雨)[投票(6)]
ゴジラ-1.0(2023/日)★3 しっくりこないなと思っていたら、これ会話のリズムとセリフ回しやプロットの進行もまるでアニメ。生身の役者が作りモノの挙動をするので「死ねなかった者」の物語が全然頭に入ってこない。今どきの大衆受けを狙うのはいいけど、ここまでアニメにおもねらなくても。 [review] (ぽんしゅう)[投票(8)]
ゴジラ-1.0(2023/日)★3 神木君の神通力は尽きてしまったのか…? ☆3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(7)]
悪魔と夜ふかし(2023/豪)★3 巧妙な贋作器は出来上がったものの中に入れた料理はやっつけ感拭えない。どうせなら紛い物で押し通せばよかったのに何かやろうとして追っついてない。邪教集団とフリーメイソン擬き、亡妻と精神科医など撒き散らしたネタが半端。行ってこいのラストは良い。 (けにろん)[投票(1)]
生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件(1985/日)★5 被害者と犯人が通い合うヘヴィーな物語をヘヴィーなままに語る反骨。だである調が男前な桃井のさばさばした造形素晴らしく、情けない石橋蓮司との掛け合いはあの時代の邦画の珠玉。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
マミー(2024/日)★3 あれからもう26年たったんですね。本人否認、動機不明、曖昧な目撃証言と間接証拠だけ。当時、もし自分がこんな状況で逮捕起訴されたら怖いなと強烈な違和感を抱いたのを覚えています。今では逮捕の“根拠”がこんなにボロボロになってるなんて知りませんでした。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
ハリマオ(1989/日)★2 懐かしい。つまらなかったことだけ覚えている。あと、喫茶店で和田勉を見かけて、あやうく「ハリマオつまらなかったぞ、金返せ」と言いそうになったことも覚えている。 (ペペロンチーノ)[投票(1)]
つぐみ(1990/日)★3 序盤のカット構成、モンタージュは「とても面白いことするなぁ」と思いながら見た。冷凍マグロの尾を切るショット。並べられたマグロから湯気のような白い煙が立つ。築地か。海についての女性のモノローグ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ロアーズ(1981/米)★4 多くの人に観てもらいたい作品。ストーリーはさておき、CGなしでこれほど多くの大型ネコ科動物が大挙して登場し人間と文字通り触れ合っている映像なんてお目にかかれるものではない。 [review] (irodori)[投票(2)]
化け猫あんずちゃん(2024/日=仏)★4 山下敦弘いまおかしんじ!ウヒャヒャと逸る心と真相を隠し、私事だが初めて家族総出で洗礼のために劇場に足を運んだのである。結果はかなり好評だったのだが、私個人としては「洗礼」の意味での狙いは外したかもしれない。要はヘンだがヌルいトトロ+クレしん+湯浅正明という受け止め方以上でも以下でもなかったのだ。いや、その受け止めでも全然いいし、とても面白かったんだけど。 [review] (DSCH)[投票(1)]
HOW TO BLOW UP(2022/米)★3 クライム・サスペンスとして普通に面白い。特に物語の顛末は良く考えられており、「なるほど、そうだったのか」と、ちょっとした驚きと納得がある。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
赤い殺意(1964/日)★3にっぽん昆虫記』とは違った意味で、やっぱり女性の“強さ”が描かれます。今村監督のこだわりですね。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
赤い殺意(1964/日)★4 力強さを計算し尽した今村昌平の演出と、ありとあらゆる撮影技法を繰り出す姫田真佐久のカメラ。当然の如く素晴らしいのだが、聞き取り辛い台詞は方言も相まって私は集中力を無くした。録音への意識欠如かただ軽視しているだけか、残念である。 (sawa:38)[投票(1)]
市子(2023/日)★3 出生の謎に至りでかくなる話に青春活劇が立ちはだかり、情報開示の偶然依存を許容するべく筋の進捗を押しとどめる。その展開の伸縮は計算ではなく泥縄に近く、魔性なのか薄幸なのか、互いに相容れない訴求の根拠の狭間で男たちは翻弄される。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
ポリス・ストーリー3(1992/香港)★3 前2作とは全く別の映画になってしまった。舞台は香港を飛び出し、アクションのスケールもハリウッド級。『ミッション:インポッシブル』よりもこっちの方が先なのだよ。 [review] (緑雨)[投票(2)]
リンダはチキンがたべたい!(2023/仏)★5 リンダは指輪をはめておしゃれがしたい。リンダはチキンが食べたい。リンダはお父さんのことを思い出したい。 [review] (おーい粗茶)[投票(3)]