ペンクロフさんのコメント: 更新順
無ケーカクの命中男 ノックトアップ(2007/米) | モテないボンクラに人生を教える、日本映画に存在しないジャンルの佳作。ヒロインの姉の夫が浮気を疑われ、実はヤローどもでファンタジーベースボールに興じていた場面はしみじみ味わい深い。旅立つ男の胸にはロマンのかけらがほしいのさ。ラララーラーララ。 | [投票] | |
メイク・アップ(1977/米) | 清々しいほどのクソ映画。オープニングの子供の絵がいちばん怖い。拘束される主人公の縛りがゆるすぎて驚かされる。あれならすぐ逃げられるだろ… | [投票] | |
トラック野郎・天下御免(1976/日) | 桃次郎が惚れる由美かおるより薄幸の松原智恵子の方が遥かに美しい。その美しさが「こんな映画」で浪費されていることに興奮する。 | [投票(1)] | |
昼顔(1966/仏) | 教授の「ちゃうねん、それはまだ早いねん」とかカトリーヌ・ドヌーヴの「顔を殴ったらマジで怒るぜマジだぜ」とか、マゾって実は注文多いんだよな。サドが阿吽の呼吸でそれに合わせることで、プレイはスイングするのであった。 | [投票] | |
がんばっていきまっしょい(1998/日) | 別段悪くないのだが、狙って体温低い感じに少しイラッとくる。若いうちに観るべきだったなあ。 | [投票] | |
ハチ公物語(1987/日) | イメージシーンとはいえ、両手を広げた仲代達矢に画面の外からハチ公が飛び込んでくるカットはシュールに過ぎる。明らかに画面の外からスタッフが犬ころをブン投げてるんだもんなあ。 | [投票] | |
鬼龍院花子の生涯(1981/日) | なんだかケレンとハッタリ(それさえうまくいってるとは思わぬが)だけで押し切るスカスカ映画にしか見えない。五社映画は、仲代やら緒形やら顔が怖くて声がでかいだけの粗暴な男たちに女たちが虐げられてる姿が一番興奮するんやと言わんばかり。やめてけれゲバゲバ。 | [投票(1)] | |
キートンの探偵学入門(1924/米) | すぐれたアイデアも命を張ったスタントも、さりげなくシレッとやってみせるところがキートンの小粋。夢の中のキートンが眠れる現実のキートンに「オイ、あれ見ろよ」とツッコミのような仕草をする場面なんか実に軽やかで、思わずため息が出る。 | [投票(2)] | |
狩人の夜(1955/米) | ジャンルの枠に収まらぬ不思議な映画。地平線の彼方に現れる黒い影は、悪い夢の如き強烈な印象を残す。ゲロ以下の匂いがプンプンするロバート・ミッチャムも見事だが、凛としたババアリリアン・ギッシュは本当に素晴らしい。 | [投票(1)] | |
荒武者キートン(1923/米) | この映画には公開時の100年近く前を描くという「時代劇」の側面があり、変な自転車、駅馬車列車、シルクハットがカンカン帽に変身するなどは過去と現代の時差がベースにあるギャグだと思われる。 | [投票] | |
招かれざる客(1967/米) | 時代の中で時代を撃った立派な作品。シドニー・ポワチエの完璧超人っぷりは後の世の黒人たちから批判されもしたようだが、時代の制約や限界による作品の傷は、作り手がクソ真面目に時代と向かい合い闘った証でもあるのだ。 | [投票] | |
危険な関係(2012/中国=韓国=シンガポール) | クッソしょうもないお話なのは他作品で知ってたけど、チャン・ツィイーの後家さん役目当てで観ました。それにしてもクッソしょうもないお話ですな。 | [投票] | |
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013/英) | 愛らしき佳作ながら、中盤の便所を超える場面は最後まで訪れず。やたらビールを飲みたくなる。 | [投票] | |
空飛ぶゆうれい船(1969/日) | 数百年の耐久力を持つ名作『太陽の王子 ホルスの大冒険』より、エイヤッと気合一発ででっち上げられた今作の方が後世のアニメに絶大な影響を与えているのは面白い。 [review] | [投票] | |
脱出(1972/米) | まずは「粗野な田舎者に蹂躙される都会者」という筒井康隆的悪夢劇として最高にうまい。忘れられないのは序盤、バンジョー坊やとのセッションに老人が踊りだす場面だ。言葉を介さぬ一瞬の交歓… 儚く、美しい。 | [投票] | |
愛人/ラマン(1992/英=仏) | ぼくも資本家になりたい | [投票] | |
ボビーに首ったけ(1985/日) | 斯様な空っぽシャレオツ坊やが銀幕でふわふわとたわけたポエムをほざいておった1985年、真実を求める我々ジオン軍残党は角川に背を向け、真っ暗な部屋で『メガゾーン23』のエロい場面を繰り返し再生していたのだ。 | [投票] | |
スノーピアサー(2013/韓国=米=仏=チェコ) | ポン・ジュノやってもうた [review] | [投票(7)] | |
バトルフィールド・アース(2000/米) | 底抜け大作ながらやる気がないわけではなく、それなりの情熱と巨額の予算をかけて作られている。それがとても痛い。主演の彼なんかこれの前には『プライベート・ライアン』で狙撃手やってて、本格スターへの可能性もあったというのに。 | [投票] | |
GODZILLA ゴジラ(2014/米) | 画作りに秀でたゴジラ映画で、これに文句言ってたらバチが当たりますよ。オレ以外の全ての皆さんに、是非楽しんでいただきたい作品。 [review] | [投票(10)] |