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寒山拾得さんのコメント: 更新順

★4稲妻(1967/日)淡々と積み重ねられる生臭さ世界はナルセが派手に観えるほど。ベストショットは倍賞千恵子目線で見下ろされる藤田まことの立小便。 [review][投票]
★4実録三億円事件 時効成立(1975/日)あの雨の府中刑務所裏、灰色一色の事件現場に連れて行ってくれただけで大満足なのだが、以降も芳しい出来。金子信雄の代表作として愛したい佳作。 [review][投票(1)]
★4実録 私設銀座警察(1973/日)浅間山荘の年に撮られた極右の終焉。一体、元特攻隊の組織からクレームはなかったのだろうか。 [review][投票(1)]
★3ル・アーヴルの靴みがき(2011/フィンランド=仏=独)クルーゾーみたいなジャン・ピエール・ダルッサンは何だったのか。この納得を拒絶する刑事は、納得するのが好きな私には扱いかねた。アンドレ・ウィルムスもちと格好良過ぎ。[投票]
★2モンローのような女(1964/日)白坂お得意の冷笑が炸裂する終盤に心底ウンザリさせられた。多分渋谷の最低作。見処は前半の千之赫子森光子のコメディ。 [review][投票]
★5希望のかなた(2017/フィンランド)あっけらかんとしたご都合主義は極点にまで彫琢され、寓話の外部にある現実の過酷さが行間から浮き彫りにされる。カウリスマキの物語話法の一大成果。 [review][投票(5)]
★5コルチャック先生(1990/ポーランド=独)カティンの森』に勝るとも劣らぬ強烈なラスト。受難/情熱の瞬間を捉えてまさしくパッション。『オアシス』は明らかに本作の影響下にある。 [review][投票]
★5カティンの森(2007/ポーランド)正しく喪に付すアンティゴネの峻厳さ [review][投票(1)]
★4(秘)女郎責め地獄(1973/日)小気味よく逞しい艶笑落語。女郎屋の豪勢な美術も中川梨絵の浄瑠璃人形の模写も凄いが高村キャメラがまた凄い。 [review][投票(1)]
★4歴史の授業(1972/独)「流暢なキャメラワーク」の正反対を行く圧倒的な即物感。極端なパゾリーニという印象。 [review][投票]
★4密偵(2016/韓国)本邦公開とエンタメ度の兼ね合いについて考えてしまう作品。ときにチャン・イーモウの『金陵十三釵』はいつになったら観れるのだろう。 [review][投票(1)]
★4トラック野郎 故郷特急便(1979/日)すぐ殴りかかる原田大二郎がいい。文太とのパーティ会場での喧嘩が月夜の海岸に場所を移して継続される辺りに、得も云われぬ妙味がある。 [review][投票(2)]
★3トラック野郎 熱風5000キロ(1979/日)ギャグは玉石混交、せんだみつおのインベーダーなど、愛さないと許せない世界。 [review][投票(1)]
★4トラック野郎 一番星北へ帰る(1978/日)大谷直子にゴム鉄砲引く息子へのズーム三連発と咽び泣くマンドリン。何というやり過ぎだろう。 [review][投票(1)]
★3トラック野郎・突撃一番星(1978/日)重篤患者を載せたまま院長邸宅に突っ込むのは幾らなんでもおかしいと思うが、殴りつける相手が「医は算術」の金子信雄だと妙に納得させられてしまう。 [review][投票(1)]
★2トラック野郎・男一匹桃次郎(1977/日)泥沼のマンネリで、シリーズ最低作だろう。いいのはセーター姿で竹刀振る夏目雅子ぐらい。 [review][投票]
★3トラック野郎 度胸一番星(1977/日)これほど下品な片平なぎさの水着シーンもないだろう。 [review][投票]
★3トラック野郎・天下御免(1976/日)トラックで出産する松原智恵子はフラーの『最前線物語』(80)に先行している、という褒め方もありかも知れない。 [review][投票]
★2トラック野郎・望郷一番星(1976/日)ベタ度が減衰して淡泊。面白いのは子連れのトルコ風呂と仔馬の看病ぐらい。 [review][投票]
★4トラック野郎・爆走一番星(1975/日)シリーズ中コメディとして最も充実している。研ナオコ山城新伍由利徹なべおさみ鶴光と序盤の数珠繋ぎギャグが素晴らしく、被害車両で口開けているためだけに登場する三原葉子が最高。 [review][投票(2)]