「正義と真実を求めて叫べ!」(死ぬまでシネマ)の映画ファンのコメント
煽尼采のコメント |
ラ・マンチャの男(1972/米) | 色々と努力や工夫は見えるが、この脚本を舞台から映画に移したことによる演出上の自由が、却って作品の底力を奪っているのではないか――と、舞台を観に行ったこともない僕が思った理由→ [review] | [投票(1)] | |
十二人の怒れる男(1957/米) | 男たちは、自分の存在をぶつけ合って議論する。これは格闘技だ。闘い合う事で理解し合う、まさに‘漢(おとこ)’の世界。作品自体も、一室に役者を集めただけの、素の人間力で創られた映画。全篇で展開する激論が、最初はやや弱腰に始まるのが、重要な所。 [review] | [投票(4)] | |
フィラデルフィア(1993/米) | 法廷闘争の映画という以上にこれは、法廷劇という体裁を通じての「対面」の映画。 [review] | [投票(1)] | |
悪い奴ほどよく眠る(1960/日) | 悪い奴らの安眠の夜を照らす復讐者。夜=暗闇に他人を隠滅する者の安眠術。 [review] | [投票(4)] | |
大統領の陰謀(1976/米) | 効果音やBGMも控えめで、事の発端となる事件の描かれ方さえ地味なのが、却って面白い。記者の仕事は、人から聞いて集めた些細な情報を繋ぎ合わせる地味な作業なのだと痛感。ディープスロートという超越的な存在によって初めてサスペンスとして成立している。 [review] | [投票(2)] |