「ヒッチコック」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007/米) |
PTAはキチガイだ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(19)] | |
『グリード』『市民ケーン』『黄金』『ゴッドファーザー』など、何かを得た代償として重要な何かを失った男達を描いた傑作映画群の血脈を引き継ぎつつも、それらアメリカ映画の古典的均衡感覚を斥け、ロッセリーニやヴィスコンティのようなイタリア的な対象への拘り方を水際立ったレベルで獲得している。 (ジェリー) | [投票(2)] | |
傑作。全く面白い。暴力というよりも「暴力性」の映画。不穏な音楽とダニエル・デイ=ルイスの「闇」が溢れ出たような黒の画面がシーンを暴力性で充たしていく。そして最高の火柱画面&ボウリング演出。「石油」の漆黒と光沢や「荒野」も映画に相応しい。意図的に物語に隙を残して寓話としての読みを担保する術にも厭味がない。 (3819695) | [投票(9)] | |
音楽の使い方が面白く、画面に力もあり重厚感は十分。でも終わってみればありがちな狂気っぽいものを描いただけにしか思えない。 [review] (ドド) | [投票(7)] | |
瞬間瞬間に素直な人。これは一貫した人間であることと同義ではありません。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] | |
このキャラはやはり『ギャング・オブ・ニューヨーク』から来ましたか? [review] (chokobo) | [投票(3)] | |
ネッド・ドヒニーが見たら怒るだろこれは。 (黒魔羅) | [投票] | |
重厚でいいのだがいささか冗長すぎる。 (赤い戦車) | [投票] | |
史上最強のハッピーエンド。100/100 [review] (たろ) | [投票] | |
実に力のある面白い映画なのだけど、PTAの過去作品の如く心が震えることはなかった。自分にキリスト教の素養がないからだろうか。 (ペンクロフ) | [投票] | |
狂気、欲望、無信仰、孤独、そして血というものを原油が噴出するように荒々しく描きこむ男の精神史。 [review] (セント) | [投票(7)] | |
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』というタイトルが良い。壮大な神話のような映画であり、ポール・トーマス・アンダーソンの新境地と言っていい。(2008.05.01.) [review] (Keita) | [投票(3)] | |
ストリングス中心の不穏なBGMに心搔き乱され、噴き出す油とガスと、天に昇る火柱と黒煙に背徳の美を感じる。主人公の行動がサディスティックだが、こういう主人公を造形すること自体がもっとサディスティック。 [review] (緑雨) | [投票(8)] | |
「欲望こそこの世の原理」と定めてきた男の血闘始末記。 [review] (おーい粗茶) | [投票(11)] | |
そういう風に物語が収斂するように仕組まれているとも見えなかったし、そうだとしても在り来たりな顛末にしか見えない。ディテールへの拘りは強固と浅薄を歪に往還しデイ・ルイスの演技も同様。なんかしっくり来ないのだな。 (けにろん) | [投票(6)] |