★3 | 変に真面目な物語には今ひとつノれないのだが、まるでフィルム・ノワールのような画面設計(特に夜の照明)は冴えまくっている。観客が抱く物語への個人的な好悪を軽く超越してしまうヒッチコックの演出力。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 不自由を自ら選択する自由人についてのヒッチコックの私的思い入れに満ちた詩篇。この不自由状態を表現するのに、モンゴメリー・クリフト の硬い美貌とロバート・バークスの意識的に硬質なローキーの画調がものすごい効果をあげている。 (ジェリー) | [投票(4)] |
★4 | もうファーストカットから「これぞヒッチコック」という建物の不安定な仰角カットで唸ってしまう。警察署でのアン・バクスターの回想シーンで人物にパンしながらフラッシュバックを繋いでく華麗な技巧も必見。人物の複雑な関係性を解きほぐすように提示していくヒッチコックの語り口は矢張り見事なもんだ。 (ゑぎ) | [投票(4)] |
★4 | 光と陰、斜めに見上げるアングル、顔のアップと群衆の引き、、、、演出と編集の冴えで息がつけない。ユーモアはないし、彼好みの役者ではないけれど、やっぱりまぎれもないヒットコック作品。初見の時はモンティは違う、と思ったけど、
[review] (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★3 | この時代の女優としては出色のアン・バクスターに☆一つ進呈。主人公の苦悩は仏教の坊主では出来ない内容ですね・・・? (RED DANCER) | [投票] |
★3 | こんな真面目な神父さん本当にいるのか?(06・7・05) [review] (山本美容室) | [投票] |
★4 | 犯人以外の登場人物がほとんど一般市民とは言い難いところが興味深い。警察はもちろん、議員、検事、弁護士、そして司祭と<ある種の権力を握っている>お歴々ばかり。てゆーか犯人は移民で一般市民以下だし。 [review] (tredair) | [投票] |
★4 | ヘタすると、ダラダラと説明の羅列で終わりそうな物語を、編集、構成、アングルでしっかり引き締め、牧師の自転車など細かい遊びの要素で膨らみを持たせているトコロなどは、さすがの手練。しかし今回は、物語自体も面白かったです。 [review] (くたー) | [投票] |
★4 | 十字架や磔像をパンフォーカスで主人公と共に捉えたショットはあまりに象徴的(意味がありすぎる)でつまらないのだが、本作のモンゴメリー・クリフトは最後までブレない。その歩みも姿勢も動揺こそすれど、周囲の態度に流されて翻意することは一度も無い。実に一貫した人物であり、そうした一貫性を映画は行動として外面的に捉えている。だから重苦しくとも面白い。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | オープニングから無人のカットが延々と続く(唯一画面に映る人物が通行人エキストラのヒッチコック自身!)粋な導入。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |