★3 | 演出家の意図した通りのものが作られているとは感じる。すなわち、キャラクタに踏み込まない「浅さ」に徹することで異常性を暴くこと。しかし照明の突出ばかりが目立つ映画だ。藤原竜也が林遣都を尾行・監視するシーンはやや面白い。〈覗く-覗かれる〉関係の画面にはサスペンスと笑い、つまり映画性がある。 (3819695) | [投票(1)] |
★4 | ルームシェア、しかも4人も2LDKで暮らす若者の日常。その光景は、結構面白かった。会話がやはり今風で新しく、あの、うわべだけの会話を共有し得る怠惰な空間というのはいかにも現代的である。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | 映画には出てきませんが、出演者が語る予告編が面白かった。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 「曖昧さが生む安心感」は、いずれ「曖昧さによる危機」を迎える。そして「曖昧にしか自覚されない危機」は、漠然たる安心幻想を求めて、さらに強固な「あいまいな連帯」を模索し伊豆高原をめざす。これは若者ではなく、我々の「曖昧な社会」の話じゃないか。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 軽薄そうに見えて、誰しも深い心の闇を抱えている。皆それぞれ確信犯として上辺だけの付き合いに臨む。そうじゃないと楽しいパレードが台無しだ。現代風の人間関係を鋭く切り取った傑作。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | マルチバースとは、打って守って走れるバースのことではない。だってそんなバースはいないからね。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(9)] |
★5 | 行定演出が手慣れてエッジが効いてない感もあるが、この混沌の呈示の仕方には惹かれる。今という時代を冷徹に照射する為には、此岸に立ち返った帰結に凡するより彼岸に埋没しゆく地獄をこそだ。役者たちの全き破綻の無さにも惚れ惚れした。 (けにろん) | [投票(2)] |