「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ヴェラクルス(1954/米) |
バタバタと人が死ぬカネ本位の展開ながらも一抹のロマンティシズム漂う物語や埃っぽい画面は、後のペキンパー西部劇やマカロニ・ウェスタンの礎となったか。もっぱら利害関係に基づいた協力と裏切り。 [review] (3819695) | [投票(2)] | |
マクシミリアン帝政時代のメキシコには、南北戦争を終えた米国から、ガンマンたちの群れが入ってきた。ある者は一人で。というような解説が出て、単騎の男の遠景を繋いで、タイトルクレジット。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
バート・ランカスターの黒づくめの悪役ぶりが痛快。アルドリッチはほんとうにうまい。 (動物園のクマ) | [投票(1)] | |
何の迷いも悩みもない単純明解なお話しをバート・ランカスターとゲーリー・ク−パーの同ベクトル・異キャラクターだけでもたせてしまうロバート・アルドリッチの大胆かつ細やかな職人技。台詞のやり取りの中で、いざ銃を“撃つ!”というタイミングが絶妙。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] | |
無名時代ながら一瞬のアップではっきりとそれと分かるチャールズ=ブロンソンに敬礼!と、哀悼を込めて。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
バート・ランカスターが悪い男だがとっても魅力的。どこまでも男臭い映画なんだけど、映像の美しさやアクションシーンの見せ方のうまさに、アルドリッチの映画的才能の底知れなさを感じる。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(1)] | |
単純明快な活劇具合(馬の疾駆する場面の速度感!)に言語化しがたい入り混じった人間感情、突き放した視点の数々。初期作にしてその特徴が早くも表れており、何だか嬉しくなってしまう。やっぱりアルドリッチは偉大だ。 (赤い戦車) | [投票] | |
導入と終幕に魅惑的ガンプレーを置いてるが中身の餡子もぎっしりで一瞬の遅滞もない展開。欲得まみれの4つ巴の化かし合いは最終的に義と我の対峙に収斂すると見せかけ結局野郎同志の信義則に終息する男泣きの苦さ。ランカスターの白い歯が網膜に焼付く。 (けにろん) | [投票(3)] |