★5 | 阪本順治の頭にあったのは、漠然とした物語と確固たる画。そしてその確固たる画の集約こそが映画であるという確信。その確信の中、拳銃は置かれるべくして置かれ、引き金は引かれるべくして引かれたのだ。 (ナム太郎) | [投票(3)] |
★5 | 人の営みにまるで興味がないように天を目指して成長する街。反比例するように深く男を蝕む社会への苛立ちとあてどない怒り。団地という閉塞的空間で醸成される現代的リアリティが生み出すラストのアクションの圧倒的緊張感。 [review] (DSCH) | [投票(3)] |
★5 | これ90年代の日本の風俗で撮ったマカロニウェスタンでしょう! この監督の「画つくり」での背景の織り込み方、いわゆる「クズ」と呼ばれる人を描く時のエグさ、それと好みの女性のタイプはなぜか相性ドンズバ。 [review] (おーい粗茶) | [投票(4)] |
★5 | とにかく好きな映画。でも腑に落ちない映画。あぁ佐藤浩市に抱かれたい。 (picolax) | [投票(1)] |
★5 | シンプルな脚本がベスト。男二人だけのシンプルな闘争が良い。画面展開は黒澤の『天国と地獄』を思わせます。 (雷) | [投票] |
★5 | すげえ。男の美学。映画の美学。最初、セピアめいた色が気に入らなかったが、後半反転し濃い色彩映像となり、主人公の心情、情感と一体化し、久々カタルシスを感ず。 (セント) | [投票(1)] |
★5 | 装飾を限界近くまで削りこんだ映画だと思う。 [review] (鳶) | [投票(2)] |
★5 | 「ご都合主義こそ映画」という極めて当たり前のことを実践しているだけ。映画は力強い画があれば成立する、という確信。 [review] (ゑぎ) | [投票(12)] |
★5 | 圧倒的に濃密な絵。…やや御都合主義的なストーリー展開が気にはなるが、その凝った映像ゆえ、忘れられない名場面が多い。「懐かしい恐怖」…とでも言えばいいのか、そんな感情を想起させるラストのBGMに酔いしれる。 (ガブリエルアン・カットグラ) | [投票(6)] |
★5 | 偶然について、この「トカレフ」は、まったく説明をしない。偶然を偶然のままさしだす。それを捉える抑制されたカメラの力強さ。この「偶然」の「宿命」への転化は、阪本監督がこの「抑制」を貫くことで生まれた。 (小山龍介) | [投票(8)] |
★4 | アウトラインは「復讐」であった筈なのに・・・。二人の対決は復讐とは違う暴力となっている。これは「男」の戦いと言うより、「動物」の戦いだ。 (fazz) | [投票(2)] |
★4 | 実は一番怖かったのは、幼稚園バスでのカーチェイス。その次は、運動会での佐藤浩市。86/100 (たろ) | [投票] |
★4 | 私が阪本順治の力量を見せつけられた最初の映画。ちょっとした裏話→ [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★4 | 画面の「省略」をテーマにした映画。その勇気は素晴らしい。しかし下駄の鼻緒は余計だと思う。 (minoru) | [投票(1)] |
★4 | 通常の善悪の2項対立ではなくスパイラルに絡み合いながら沈潜してゆく怒りと憎しみ。隔絶された世界での2人の男の対決。切り取られたショットの全てが夢幻の世界の出来事めいている。この物語はこういう風にしか語られようが無いだろう。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 展開シーンの極端な省略は、もしかしたら不器用な大和に役者の道を作ってやるための、阪本なりの苦肉の策ではなかったか。 [review] (林田乃丞) | [投票(1)] |
★4 | まだ、高校生だった私は、感動した。こんな映画が好きな子は、まわりにいなかった。 (あ) | [投票(1)] |
★4 | 憤怒と汚辱と暴力の現実への無遠慮な介入に圧倒された。 [review] (crossage) | [投票(9)] |
★4 | 貸本屋の劇画。(06・4・07) [review] (山本美容室) | [投票(1)] |
★4 | 巨大な鎌で日常をザクザクと刈り取っていくような阪本順治の潔い画作りは、有無を言わさず観る者を物語の中へ引きずり込む。情緒や繊細さを廃した無骨な展開の中に、アンカーとして人間臭い刑事國村隼を配し日常の臭いを残す映画的センスも抜群。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | これは現代日本を舞台にした西部劇が成立するか、という試みだったのではないか。改めて観ると『ソナチネ』にも通じる面白さ。女性の扱いはちょっといただけないが。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | ここまでストーリー端折ってしまっていいのかと思う。あまりの御都合的展開も、大和武士扮する主人公の我が子を殺された為に沸き起こるどこか脆そうで、どこか奇妙で、でも力強く、そして至極当然な苦悩や執念をビシバシ感じたからこそ、余計目立ってしまう。彼の一種異様な気迫・演技に話が負けすぎ。 [review] (クワドラAS) | [投票(3)] |
★3 | 大和武士、いいカオになったなぁ! 静かに熱い復讐劇はいい。 [review] (TOMOKICI) | [投票(1)] |
★3 | 無鉄砲。 (町田) | [投票] |
★3 | 純日本的「引き算の美学」が具現化.これ以上取り去るものが何もない─ある種完璧な状態ですが,それと映画自体が面白いかどうかとは全くの別問題です. (じぇる) | [投票(2)] |
★3 | 映像的には満点、だが、ストーリーに致命的欠陥があり。 [review] (いくけん) | [投票] |
★3 | 主演の大和武士と脇の佐藤浩市を逆にしたキャスティングは考えられないだろうか?佐藤ならばより男の無力感・無常観を表現出来た筈なのに・・大和の力不足は如何ともしがたい。 (sawa:38) | [投票] |
★3 | 街頭調査などで使用するカウンターのあのような用い方には感心した。絶叫したくともできない男の憎悪の強さを感じた。 (丹下左膳) | [投票(2)] |